二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

地井さんの訃報を聞いて・・・

2012-06-30 23:26:24 | はやぶさ 遙かなる帰還


身近な人が亡くなるのは,辛いね・・・
テレビの中でしか会ったことがないおいらですら,こんなに寂しいんだ。

御家族や,仕事などで苦楽をともにした人々の心情を思うと,やりきれない。



(それにしても,「原文ママ」ってなんでだろう?別に意味不明なことも間違ったことも言っていないと思うんだが・・・編集者はどこに違和感感じたんだ?)

【7月1日追記:あ,漢字か・・・ってことは,文字コメントだったのかな?(「手」は「温める」ってことね。了解。)でも,そんくらいなら,編集で直してやればいいのに。報道のプロってそんなこともしないのかな,無責任やなぁ,と思ってしまった。】



話変わって。


崖っぷち。

・・・自分自身を長らく,そう意識していたが,今日映画館の脇を通ったら「崖っぷちの男」という映画がかかっているらしい。

Man on a Ledgeが原題。ディズニー映画だって。わお。

崖っぷち・・・ねぇ。

On the Cliffとか,On the edge of the precipiceとか,色々言い様はありますが,今回は,高層ビルのつきだした棚の上だから,ledge。

おいらは,間違っても高層ビルのてっぺんには縁はない・・・と思いたい。
草ぼうぼうの崖っぷちの上には,とても親近感を覚えますが。どっちにしても。落ちてはいけない。落ちたくはない。

同僚と,そう言い合って,お互い健康確認の毎日です。ともに生き延びるんだ。笑って未来を迎えるんだ。


崖は,空を見上げる場所。風を感じる場所。
吹き上げる空気と,降り注ぐ光と。自分の有限を感じるところ。


「あたかも100万年生きるかのようにふるまってはいけない。
(生きることを)許されている間に,善き人たれ。」

ウェリッシムス(「正直者」=マルクス・アウレリウス・アントニウス皇帝)の言葉が,遠く響く。
わかっていない,自分の甘さ。


先延ばしの日々。中途半端にサボタージュの今。

明日は,頑張るよ。ごめん。
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地井武男さん,死去 ~永遠の「かっこいいおじさん」へ~

2012-06-29 22:07:59 | Weblog
「心にぽっかり穴があいたような感じ」「もう一度会いたい」…ドラマ「北の国から」監督と共演者の話
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120629/ent12062920110022-n1.htm

いい人だったんだなぁ。。。

訃報に接し,寂しくてたまりません。

おいら,今,帰ってきて,初めて訃報を聞いたので(具合悪かったのも,あまりよく知らなかった),何だかショックです。


それにしても,今回,「北の国から」の監督,共演者にコメントとれた産経新聞は,すごいな。



地井さん。
「北の国から」の中畑のおじさん,人間味あふれる優しい人物造型が,最高でした。その他にも,地井さんのダンディズムに,いつも励まされていました。

心から,御冥福をお祈りします。

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コブクロ『FAN'S MADE BEST』受注は月曜日まで!

2012-06-23 21:37:24 | コブクロ
ども。崖っぷちでほろ酔いです(久しぶりの飲兵衛)。

コブクロが活動を再開したのは皆さんご存じのとおりですが,ファン対象の特別アルバムを制作中なのです。(これも,皆さん知ってはるって(苦笑))

相変わらずの崖っぷちで,すっかりTeamを覗くのを忘れていたのですが,今日,メールもらって愕然。「FAN'S MADE BEST」の受注は6月18日から25日までとなっているではないか!

久しぶりに,あせりました。

そしてTeamを覗いたら,あるはあるは・・・素晴らしいコンテンツの更新の数々。件のCDの一部試聴までできるようになっとる!

有料サイトの話ですので,気ぃむかん人いらっしゃったらすんません。
でも,Team会員で最近ご無沙汰の人は,一度ご覧になることをお薦めします!


このCDの企画時にリクエストした曲は,覚えている限り全部収録されるみたいで,何だか信じられないくらい嬉しい気分です。(まぁ,コブクロの二人が,「ファンのリクエストランキングを正確に反映した」と言っていたので,おいらの嗜好は,コブクロファンの王道だった・・・ということにしておこう(笑))

ちなみに,最近の脳内自動再生曲は「朝顔」(これは収録曲には入っていないけど)。何かの拍子に頭の中を流れると,大変穏やかな気分になります。

この間,朝の通勤ラッシュで辛い時,ひたすら脳内で「桜」を歌い続けていたら(実際に歌っているわけではなく,頭の中で再生しているだけ),妙に,周囲の人達に視線をいただいた模様(苦笑)。おかしいなぁ。音漏れはしないはずだが(笑)。


そうそう,最近,すれ違う若者(20代~30代)の中に,小渕氏の髪型やファッションに影響を受けているように見える人々が急増しているのだが,これは目のやり場に困る。髪型とかまんまなので,一瞬びっくりするのです(苦笑)コブクロそれだけ人気だということで,喜ぶべきことなのだが。

おいらは,百瀬太郎氏の劣化コピーにもならない,ぼさぼさ頭が進行中です。床屋行くかな・・・


とにかく。コブクロの健在が嬉しい,今日の出来事でした。
明日も頑張ろう。(最近,これが自分へのかけ声っす。)

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「猫弁と透明人間」

2012-06-16 23:33:53 | 
読みました。

「感性が若い小説だな」とも,「一生懸命書いてある,丁寧な作品だな」とも思いました。(偉そうやな,自分(汗))

上から目線じゃないよ。
一作目も面白かったけど,二作目は,もっとおもしろいな,って,自然にリラックスして読めたんだ。


まだ読んでない人もいるから,内容については触れませんが,とてもよかった。

個人的なツボもたくさんありました(苦笑)。作者のたくらみ(?)に見事にひっかかったよ。主人公は確かに百瀬太郎だけど,様々な視点からの描写により,登場人物全てに感情移入が可能になっているところは,本当にすごい。


おいらの好きな世界が,これでもか,というくらい,てんこもりで,かえって不安になるぐらいでしたが,よくよく読み返してみると,結構ハードな部分もあり,読後感は爽やか,かつ,じわじわと温かい気持ちになれました。


不安になったのは,きっと,自分の心の中を見透かされたように感じたからだ。自分の願望を,なんで知られたんだろう,って。


こんな世界が好きだ。子どもの頃,願ったままの,でも,現実と地続きの,「あるかもしれない世界」「頑張れば,実現できるかもしれない世界」。


どんなにハードロックな毎日が,現実にあったとしても。
この手で,幸せをつかみ取るんだ,という,やたら姿勢をよくしたくなるような,そんな気持ちにさせられる本でした。


明日から,また,頑張ろう。この作品に出てきた,全ての登場人物のように。

著者の大山淳子さんに,そして,この本に関わった全ての皆さんに感謝します。
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おかえり

2012-06-13 23:10:29 | はやぶさ 遙かなる帰還
2年前の今日。22時51分。

はやぶさが,大気圏に突入し,流星になって大気に還りました。
(詳細はNECの特集ページ(はやぶさ最後の24時間)等をご参照あれ。)



おかえり。

はやぶさの実際の最期を思えば,痛ましくて,とても,こんなのんきな言葉は似合わないのかもしれないけど。

でも,言葉をかけるとしたら,「おかえり」しか,ないように思う。


きみは,大気に還り,この地球に帰ってきたのだ,と。


残業三昧を標榜しつつ,ちゃっかり自宅に間に合ったおいらは,日本(世界?)中のはやぶさファンの一人であることを自認しつつ,はやぶさが還ってきたことを思い,ささやかな乾杯をしたところ。


おかえり。


日本人のこの発想は,まさに「お盆」の「おかえり」だよなぁ・・・^-^;と,改めて思った次第。


ああ,もうはやぶさは燃え尽きて,カプセルだけが空を一文字に横切っていったんだなぁ。。。(「はやぶさ 遙かなる帰還」他,実際に見てないくせに,記憶に残る映像を反芻しとります。)

んじゃね。
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ブラッドベリがいた世界

2012-06-11 22:52:32 | 
作家レイ・ブラッドベリ氏が死去 米報道(gooニュース) - goo ニュース

そこに,おいらも生きていたんだ。

その昔,ブラッドベリは萩尾望都によって漫画化された。
おいらは,友達の女の子からそれを借りて,どきどきしながら読んだ。

その後,原作(の翻訳)を読んだら,もっとドキドキすることがわかった。
幸せな出会いだった。

「ウは宇宙船のウ」(原題:R is for Rocket)「スは宇宙(スペース)のス」(原題:S is for Space)
「華氏451度」(=摂氏233度:紙が燃え始める温度だそうだ),「死ぬ時はひとりぼっち」・・・

ブラッドベリを読むのは,理屈じゃない。
少なくとも,おいらにとっては。

その証拠に,あんまり内容を覚えていないんだ(苦笑)。でも,ところどころの表現が印象的に記憶に残って,また,読みたくなる。


ブラッドベリ氏は,火星に向けて旅立ったらしい。(とは,無責任なパンピーの戯言です。すんません。でも,きっと彼が目指すのは,火星だと思うんだ。)

彼の魂に安らぎあれ。彼を好きな全ての人に安らぎあれ。


まだ読んだことない人へ。レイ・ブラッドベリはおもしろいよ。
短編集「ウは~」「スは~」から,お試しあれ。
「10月は黄昏の国」「タンポポのお酒」「とうに夜半を過ぎて」「何かが道をやってくる」等,題名からして愛おしい作品をいくつも書いています。(おいらが特に好きなのは短編。そして「死ぬ時は~」。これ,題名がおっかないけど,濃い霧の匂い,むっとするほどの海の匂いがするお話だ。読んでる内に頭の中がぐるぐるしてくるけどね(苦笑)。)


静かな夜に,祈りをこめて。
全ての,子どもの心に,その畏れに,その歓喜に,その哀しみに,全ての感情の襞に,心の震えに幸いあれ。

レイ・ブラッドベリ様。あなたのいる世界に生まれてきて,よかった。ありがとう。
コメント (3)
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