二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

「雪猫」(著:大山淳子)を読む

2012-12-24 13:40:41 | はやぶさ 遙かなる帰還
「雪猫」を読んだ。「猫弁」を書いた大山淳子氏の新刊だ。

大きな書店で新刊コーナーにあり,手に取ると思ったより軽く,ふんわりとした手応えを感じた。
それは,何となく,シロを連れて帰るような気分に似ていたのだと思う。(いや,シロは○○ちゃんのものだから,連れて帰っちゃいかんけど(苦笑))おっとシロじゃなかったね。タマオでした。でも,「タマオ」のアイデンティティはまさに「シロ」だったんだなぁ,と訳のわからない感想を持って,読み進めたのでした。


実は,その書店で「雪猫」発見するまでには,その書店の新刊コーナーを何度となく徘徊しなければならず,図らずも,どれほど「猫」と名のつく新刊が日本文学コーナーにあるかを知り,その「理由」についてある種の考察と感慨を持つに至った。多くの「猫」の取り扱われ方は様々で,中でも有川浩氏の「旅猫リポート」は,なんだか劇団対決なら「四季」が出てきたような,英文学なら「シェイクスピア」の名がついていそうな箔をもって,目につく一区画を堂々と占めていた。

だって・・・「村上勉」画伯があんなすごい表紙書いちゃってるんだぜ。
「佐藤さとる」ファンならとにかく手に取るでしょう。
しかも,主人公の名前が「サトル」だ。

なんだか,ずるいよ。とさえ思った複雑な中年でした。
(もちろん,これは有川氏がずるいのではなく,そういう方向に販促した編集者さんの読みがよい,ということなのだろう。)

ちなみに,佐藤さとるさん,書評に引っ張り出されています。

「隠された謎をたどる1人と1匹の旅 『旅猫リポート』 (有川浩 著)佐藤 さとる|作家」(「本の話」WEB)
http://hon.bunshun.jp/articles/-/1220

いや,のっけから別の著者さんのことで引っかかってちゃすまんことです。
有川さんの「旅猫リポート」もよかったです。これもたくさんの人に読まれるといいなと思います。

でも,おいらは,「雪猫」を大々的におすすめします。特に,若い読者さん,10代の子に。
ファンタジーは,若い子に読んでもらいたい。そして,心の奥のきれいな泉を,枯らさずに守ってほしいんだ。

もちろん,中年の泉(あるのか?)も潤いました。読んでよかった。そう思いました。

BBC制作の「Sherlock」直前に映画「シャーロック・ホームズ」が公開され,Sherlockの成功直後にアメリカ版シャーロック・ホームズ「Elementary」が制作されたことでも話題になったことがありますが,とかく,極めて似通った(ように見える)企画・発想が,狙ったかのように(まるで出会い頭の事故のように)同じタイミングで発表されるということは,ままあることです。(世紀の発見しかり。)

それ自体は憂うことではなく,「やっぱ猫は人気あるなぁ」と受け止めるべきことだとは思うんですよね。

有川さんの「旅猫」とつい比較してしまったのは,「旅猫リポート」も「雪猫」もファンタジーで,少し,佐藤さとる氏の後継的世界観を感じたから。だから,一方に村上勉さん(佐藤さとるといえば村上勉が定番)が表紙描いちゃったら,お墨付きみたいじゃん,って感じたのでした。

むろん,後継かどうかは,本の内容によるものであって,村上さんに大きく左右されるファンの煩悩こそが困りものなのだと思います。村上さんにも佐藤さとるさんにも有川さんにも失礼です。反省。


だから,そんなことはしばし忘れて,「雪猫」また読み返したいな,と思うのです。

「旅猫リポート」は,ちょっと身につまされすぎて,今,続けて二度は読めない。(泣かんけど。)
温かい話なんだが,読後なんだか救いがあるようなないような感じで,寒さが身にしみ,悲しくなりました。

「雪猫」は,泣きましたが,もう一度落ち着いて読みたい。それは,ル・カレの「スクールボーイ閣下」をもう一度読みたいのと似ている。物語の展開と運命にざっくりと傷ついてつらいんだけど,その傷を忘れたくないんだ。みんな大好きだから。(これ以上書くとネタバレになるので自粛)


「雪猫」読んで,実はショック受けて数日呆けてましたけどね・・・んで,ジョン・ル・カレとかの(自分にしては)膨大な読書で心の穴を埋めようとしたのかもしれない。

BBCドラマのParade’s Endのクリストファー・ティージェンスみたいに,「時間があるときには百科事典の誤りを直すのが趣味」っていうのができたらいいのになぁ,と思いました。(今だったらWiki訂正かね(苦笑)博学的知識がない自分にはとても無理だが。)

文字に没頭すると,たいていのいやなことは先送りできる・・・先送りしちゃいかんこと満載な日常の中で,現実逃避の方法をあれやこれや考える,哀れなスクルージが崖の上で座り込んでいます。

やれやれ。

皆さん,よい1日を。
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読書の醍醐味(ぼくらが本を読む理由)~ホビットと「裏切りのサーカス」考

2012-12-23 14:34:49 | その他映画
崖っぷちの(勝手な)小休止。

映画「The HOBBIT, An Unexpected Journey」を見ました。人生初3D。人生初3D眼鏡(笑)。

「3Dは後方座席で見ろ」というアドバイス?をいつか誰かにもらった気がしたのですが,見事に忘れて前方席。しかし,悪くはなかったです。FならOK。おいら的には,ね。(注:感想には個人差があります(笑))

最高でした。3Dの特徴をすごくよく使っていて,ああ,これは3Dで見る価値あるなぁ,と思った。
何しろ,舞台が「懐かしい世界」ですからね。
今時の中年は,日本の秘境?の風景はちゃんと記憶にある。西洋のファンタジー世界の情景は,その昔情熱の赴くままに駆使した想像力によって,疑似記憶の中にある。「うぁ,懐かしい理想郷だ!」と思える(図々しい)自分の感性に乾杯したくなりました。

ニュージーランドで撮影したというその美しい世界は(CGもふんだんに盛り込まれているとは思いますが)一見,いや何度でもじっくり見る価値あり。見ましょう。皆さん。特に若い人たち。日本も昔はこんなだったんだぜ(うそつけ(爆))。

おいらは「指輪物語」読んでません。映画も見てません。なので,「ホビットは居心地のいい穴が好き」ってことぐらいしか知りません(おいらの本質的な嗜好もそんなとこです)。映画はそのとおりでした。そして,(3部作なのは聞いていたけど)一本3時間の超大作だなんて知らないまま,まるでビルボ・バギンズのようにびっくり眼で最初から最後まで映画の世界に浸っていました。

この情報にあふれる世の中で,おいらは何のネタバレにも遭遇せず,純粋に「ホビット」の映画を楽しむことができました。何という幸運だろう。

10代の頃から,何度となくあった「指輪物語」との出会いの機会を,その都度注意深く断っておいて,本当によかった。
かつてファンタジーを手当たり次第に読むほど好き(ただし,なぜか「指輪」と「ナルニア」抜き)だった子どもは,すっかりくたびれた大人になって,やっとトールキンに拝謁する時を得ました。すっかり遅くなったにもかかわらず,最高のおもてなしを受けた気分。トールキン様,神様ありがとう。

映画は3部作ということ。トールキンの「指輪物語」の前の話であること。元々はイギリス児童文学に分類される原作であること。

おいらが知ってたのはこれだけです。それでも最高に楽しめました。だから,誰でもこの映画は楽しめると思います。ただし,トイレ近いやつは,座る前にちゃんと行っとけ。中座するともったいないぞ。


見終わった後勢いで買った(ご祝儀の代わり)パンフレットの表紙と内装が,すごく「児童文学」ぽくて気に入りました。ただし,その表紙は思い切り「あるネタバレ」をしているように感じましたし,豆粒のような大きさでぎっしり書かれている文字情報は,子ども向けと言うには相当詳細でいささかマニアックなくらいで,おいらは,今後「ホビット」の第2作以降を楽しむために,時々目を細めて,意識的に読み飛ばす必要を感じたくらいです。あぶねー。

落ち着いたらまた感想書きますが,とにかく「ホビット」よかった。

まず俳優陣最高。
マーティン・フリーマンは最高のビルボ・バギンズでした。だって,ホビットに見えるんだ。たたずまいがホビット。すごい。そして,彼の目と心に自分のそれらを預けて旅をすることの楽しさときたら!ああ,いい主人公だなぁ。そして最高の演技,演出だなぁ,としみじみ感じました。(これが一番感じたこと!)

そして,ウサギ好き,生き物好きのおいらは,「茶のラダガスト」が大好きになりました。ウサギが足で「警告!」してただけでも,涙が出そうなぐらい愛しさを感じた。

「灰色のガンダルフ」は文句なしにかっこええ・・・おいらにはこの人が「万能じゃない」と(その行動により)主張していても,「何でもできるのに出ししぶってんじゃないか」とつい疑惑の目で見てしまい,幼い頃の先入観(魔法使いは何でもできる)に支配されてんなぁと反省しました。
それにしても,エルフ族とガンダルフは,ドワーフやホビットとの身長差がすごいんだが,どうやって撮影したんだろう。ガンダルフがドワーフと一緒にいる場面ごとにどきっとして「ガンダルフでけぇ!」と新鮮な感動を覚えてました。

そしてエルフの奥方(彼女の名とラダガストの名が知りたくてパンフレットを買った)の美しさ,神々しさ・・・この世のものとは思えぬ幻想的なお方でした。

ドワーフの若き?長トーリン(Thorin)。字幕で彼の名がでるたびに「トーリン?」と感じてましたが,日本語だと「トーリン」としか発音しようがないんだなぁ。理解はできるが違和感が残る。(かといって「ソーリン」はいやだ,もちろん!)

劇中Thorinの音から勝手にThoreauとかThornとかthoroughを連想したので,彼の印象に,外見の勇ましさだけでない少し繊細なものを感じていた。その印象は裏切られなかったのだが,「トーリン(Torin)」の音は,もうちょっと果断なとこばっかり強調されてる感じで・・・う~ん,何言ってんだか。阿呆の戯れ言です。すんません。(単に音の印象・・・でも,北欧神話の「トール」もthなんだな。調べて意外だった。)

そして唯一の衝撃。おいらの知識では「トロル」と言えば「妖精」しかも「ムーミントロール」でしたんで・・・OMG!だったのは言うまでもありません。(ムーミンが特殊なんやね。知らんかった。)

以上,ネタバレ?含めた,ホビットの感想とも言えないつぶやきでした。(本気で語ったら,3時間必要だ。)
まだまだ書きたい。うずうずします(苦笑)。


そして,「裏切りのサーカス」。

映画は見損ねて,DVDで見て惚れ込んで,原作を読んでいます。「Tinker Tailor Soldier Spy」を。その次に「スマイリーと仲間達」を読み始めましたが,スマイリーがギラムと再会したあたりで「このまま結末まで読んでしまったらもったいない!」とやっと気づき,その前作「スクールボーイ閣下」を現在読んでいます。

それで思ったんだが,「スクールボーイ閣下(上下)」「スマイリーと仲間達」の翻訳がとんでもなく素晴らしいんだ。
村上博基(むらかみひろき)氏。何という美しい硬質な日本語を繰り出すのか。脱帽である。
(残念ながら「ティンカー,テイラー,ソルジャー,スパイ」の新訳板は,一部でその重厚さが失われている。全体的にはもちろん素晴らしいのだが,ある部分では「この訳じゃ意味通じないから,原語はあれで,それをあれと取り違えたのかな?」と素人のおいらが邪推するくらいの隙がある。何でなんだ・・・)

ちなみに,映画ではカットされているが,シナリオだとピーター・ギラムがレイコンの甥ということになっている。これは,映画版の補強としてはいい設定だと思った。(原作の英仏混血と矛盾するわけではないが,原作にはレイコンとの姻戚関係への言及は一切ないと記憶している。)レイコンの姉の息子という背景は,ギラムの立場(誰にも疑われず,当然のように信頼されて,本人もそれをてらいなく受け止めている)を,ある意味すごくわかりやすいものにしてくれたからだ。

さて。

超弩級「美しい日本語」の村上氏訳の中でいくつかを(ネタバレにならない程度に)ご紹介。

(1)「ものかは」
「○○とスマイリーの猛烈なはたらきかけにより,△△(人名)もものかは,工作員は××ということで,その夜の飛行機でロンドンへ連れ戻された。」

(2)「剣呑(けんのん)」
「スマイリーは彼の人物ファイルをすこしくあたってから,剣呑な気味合いのまったくない,だが○○の現在の性向に手がかりをあたえてくれる,いくつかの古い事件に照らしテストして,彼の正確な想起力を確認した。」

(3)「沛然(はいぜん)」
「彼女がつぎつぎに通るエドワード王朝風の屋根窓の外では,長い日照りをおわらせる晩夏の雨が沛然と降りしきり,彼女の目にはそれが―あとでみんなに語ったところでは―聖書的とはいわぬまでも象徴的に映った。雨脚はスレートの屋根をつぶてのように音立ててたたき,そこにのっている木の葉をぺちゃんこにした。」

元々,ジョン・ル・カレの文章がすごいんですが,それを見事に日本語「翻訳」してくれた村上氏に心からの敬意と感謝を捧げたいです。

誤解のないように補足しておくと,おいら,これらの表現を知らなかったから感動している,ということではなくて,何というか,久しぶりに出会った感じで,それがまたあるべき場所にあるべきものがある,っていう使われ方だったので感動したのです。(白状すれば「沛然と」は辞書引いたけどね・・・)


本を読んでいて,日本語の豊かさを知るたびに,ぼくらは本が輝いているように感じるんだ。辞書を引きながら,頭を悩ませながら,日本語が持つ奥深い表現におののき,その言葉によってしか知り得ない情景や心の機微をたどる。

新たな言葉は,新たな感覚をぼくらに与える。ぼくらは,本を読むことによって,その新しい世界の中に,新しい自分を発見するんだ。

そういう,感性を磨いてくれる読書がしたい。
もっと。もっと。

誰にでもわかる言葉で書くことはいいことなんですけどね。誰でも間違える用法で書くことも罪がないことですけどね。

言葉に傾倒する者としては,言葉が鮮やかに読む者に挑みかかってくるような,そんな体験が楽しいなぁと,思うわけです。(決して衒学的になれ,という意味ではない。薄っぺらい啓蒙主義は嫌いだ。)

ああ,おいらただのわがままみたいだ。

崖の風に吹かれて,反省します。


それにしても,ホビット・・・よかったけど,怖かった(涙目)←戦闘場面に相当びびった


追記:12月24日一部修正。ティンカーティラー「新訳板」も全部悪いわけじゃないっす。もちろん素晴らしい表現がほとんど。何度か読み返して前言撤回。失礼なこと書いてすまんことでした。気を悪くされた方がいらっしゃったらお詫びします。
そして,スマイリー三部作読了。素晴らしかったがおわってしまって寂しい。。。
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音楽~かけがえのない,命の伴走者へ~

2012-12-16 12:12:09 | コブクロ
「アーティストは消耗品じゃない。二人に、ファンという絆を残してあげたい。」

オフィス・コブクロの坂田社長が,コブクロについて語ったことです。
オフィシャル・ブックに掲載されています。

人は「自分は人間らしく扱われたい」って思うけど,他の人間が同じことを思っているって,ちゃんとわかっている時がどれだけあるだろう。

おいらはコブクロが好きだ。彼らの歌に感動したから。そして,自分が信じていることを「大切だ」と胸を張って言葉にして歌ってくれる二人を知って,自分の生き方に少し肯定的になれたから。

価値観の錯綜する激流の中で。

星を見るには,見上げなくちゃ。


いくつになっても壁にぶつかり,崖っぷちに追い詰められ,「振り返る場所」なんてないと知りながら,何度泣いても,歯を食いしばって前を向けるのは,今まで生きたことを幸せだったと感じ,自分を支えてくれている生きとし生けるものの全て,そしてなかでも,自分を愛し,自分が愛する人たちに感謝できるからだ。そして,この世界が少しでもよいところになることを信じているからだ。

そう思ってもいいよ,と歌ってくれたのは,そして今も歌ってくれるのは,コブクロだ。

改めて,感謝と敬意をこめて。

コブクロ,これからも胸を張って歌ってください。

数年前の気持ちが変わっていないことを確認し,過去のおいらのココロを改めて彼らに捧げます。

みんな心の中にスクルージを持っている。
ぼくらはみんな不完全な存在だ。
傷つきやすいその心は,変わる可能性もあるってことなんだと,信じてる。

身にしむ寒さを感じつつ,「寒い季節に年が改まるのは,悪くないな。」そんな風に思う,今日この頃。
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さまようtwilight avenue~♪

2012-12-15 00:43:58 | その他音楽
スターダスト・レビューがおいらの街にやってきます。
そんな時に限って,おいらも仕事入ってます(爆)
休日は,彼ら開演が早いんだよな・・・

ああ・・・それでも仕事終わって途中からでも行けたらなぁ・・・当日券でもないかなぁ・・・

空は星がきれいでした。それは昨日だったか。
今日は下向いてたのか,記憶にない。

REAL12を読んで,活を入れられた。

「おれは,変わりたい」

なんて,すごい言葉なんだ。おいらも,変わりたい。もっと強く。もっと優しく。もっと賢く。

テレビつけたら,「はなちゃん」がみそ汁作ってました。思わずもらい泣き。


明日は星を見上げよう。
理不尽なことなんて,世の中には山ほどある。
その中をかき分けて,泥だらけの真実を見つけ出すんだ。

みんな大変な毎日を送っている。
だから,全ての人に,エールを。そして愛を。
笑顔が,悲しい心を勇気づけてくれるように。
凍える心が,柔らかい言葉に包まれて,ほどけるように。

あなたの夜が,暖かく安らかでありますように。
おやすみなさい。よい夢を。
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ああ・・・

2012-12-10 00:48:04 | Weblog
こうすりゃよかった!・・・という後悔というか、発見がありました(苦笑)。風呂入ってたら(爆)

崖っぷちひとくぎり。そんで、気が緩んだら、他のことがやっと見えてきた模様。
霧が晴れたら、自分がいかに間抜けだったかよくわかりましたよ。苦くも笑っちゃう景色がここに。

明日・・・いや、今日からがんばろう。めげるな、怠けるな、自分。

雪が降り出した。春が来るまで、ひたすら生きていこう。


熱を保てなかったら、寒さに同化するだけだ。
生き延びよう。生きていこう。崖っぷちでも吹雪の中でも、どんな凍てつく空気の中でも、それに身を委ねる義務なんてないんだから。


みんな、あったかい夜を。そして、明るい朝を。


追伸:Star Trekの予告編(トレイラー)見た!すげーかっこいい!!
007も見たいし、ホビットも見たいし、ああ、今年も映画見たい病は直りません・・・

そして、崖っぷちにいる間に、コブクロのテレビ出演が目白押し?!全然見れないけど、紙飛行機のCDはやっと買ったぞ!!
さわやか~な世界に、ほれぼれしてます。

ただ一つだけ・・・おいら古い人間やから、「折り畳んで」ってきたら「しまう」「片付ける」と連想してまうんや。
「折り畳んで」「飛ばす」がつながらず、そこは猛烈、違和感と格闘中(苦笑)。
(こんな風にひっかかるのは、「風見鶏」の「財布の隅に『おいてある』」以来・・・)

たとえば・・・たとえばだよ・・・
♪ときめ~きの~かぜがふいたらぁ~
そのき~もち~ そのまま おって~♪(こら、著作者の許可もなく書き換えるな!>自分(汗))

う~ん、歌ってみても、はまらんかなぁ。やっぱり「おりたたんで~」しかないかぁ・・・(「その」「その」の連呼は野暮やしなぁ・・・)

とぼやきつつ、「紙飛行機」の曲は大好きなんだ。二人の歌声の優しさと、曲そのものの優しさに、とても幸せな気分になれる。
「折り畳んで」はこの際許す!!!・・・とか偉そうに言ってみる、今日この頃(あほ)。
(完全に酔っ払い・・・小渕氏に失礼や・・・すんません・・・)
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Mr. Benedict Cumberbatch visits Japan to promote his latest film "Star Trek Into Darkness"

2012-12-04 01:10:42 | その他映画
「シャーロック」で注目の英国俳優、「スター・トレック」新作PRで初来日

おお。おいらが崖っぷちでじたばたしているうちに、おいらが尊敬するイギリス人俳優カンバーバッチ氏が来日していたか!
すごいな。なんだか夢みたいだ。あの大俳優が、今、日本にいるなんて。ええと、せっかくなんでエセ英語を書いてみよう(リハビリ・リハビリ・・・すげーいいかげんな訳だけど(爆))
Wow, I cannot believe Mr. Benedict Cumberbatch, whom I respect from the bottom of my heart, is now in Japan!
He has travelled all the way to Japan today in spite of his busy schedule.
I wonder if it's real or I were in a dream because it's all miraculous that Japan has been chosen as the first place for him to promote Star Trek Into Darkness.

Gooのトップニュースに出ていたのが感慨深く、「大人気なんだなぁ」とじわじわ感動しました。
そんで、記事の内容がまた上品なんだ!読んで満足しつつ、署名を見たら、おいらが尊敬する「ニュースな英語」の加藤祐子さんでした。
Also I was amazed to see his name among the news headlines this evening. Oh, he Is treated as he should be! I'm very happy that Japanese journalism knows his world-wide fame and the wonderful characters he has acted.
Among all the news I saw about Mr. Cumberbatch, I liked one particular news report about his arrival in Narita the best. I felt the delicacy of the reporter. I thank Ms Kato Yuko, the reporter, for her neat touch of the news. It was such a decent style. It was respectful, filled with love for the great young actor, who showed his gentlemanship in quite elegant manners.

おお、素晴らしい!
How wonderful!

この世の中はまだ希望が残っているぞ。なんちって。
I can believe the world is worth living and loving, looking at such a gentleman like him. I wish I could make one (could I?)

ちなみに、カンバーバッチ氏は個性的と評されることが多いが、Gooの記事の写真は、えらく男前に写ってました。プレスに愛されてるなぁ。人徳やな。
I saw a photo of him, in which he looked so gentle and handsome. I can tell the photographer and the person who selected the photo for the news were both Mr. Cumberbatch's big fan. He is a man of integrity.

おいらの日常にはカンバーバッチ氏は全然関係ないはずなのですが、NHKBSで「Sherlock」を観て以来影響されて、自分の背筋はあれ以来少し伸びたような気がするのです。影響されやすい中年っす(苦笑)。
I know that the great actor has nothing to do with this middle-aged ordinary Japanese person. Still, I confess I have changed my manners a little better way since I saw the TV drama Sherlock this summer. Great characters can change ordinary people's way of living. So influential, aren't they?

自分の足で立つことのかっこよさ。思いやりや優しさを自然に与えられるかっこよさ。
大人の人間として、非常に魅力的な人物だと思う。
I saw how cool a man looks when he stands on his own feet. Isaw how cool a man looks when he behaves in gentle and kind manners. Not only his characters but also his own personality remind people of how charming a man could be.

最近の自分が、ヒトとして結構残念な状態だったので、よけいに彼が輝いて見えるのかもなぁ。見習いたいっす。ハイ。
I have been this tired and been in a messy situation, and all the more I have come to respect his elegant manners. He is a highly honorable role model!

明日以降、カンバーバッチ氏が日本を楽しんでくれることを祈りつつ・・・
I wish Mr. Cumberbatch will have some happy experiences during his stay in Japan.

そうそう、これは、彼よりもJohn Finnemoreに言った方がいいのかもしれないけど、日本の新潟には、Cabin PressureのMJNに負けないぐらい、at homeな飛行機がありますぜ。
その名はNJA。MJNと似てる・・・とは言えないけど、乗客定員数9人です。(つか、ジェットじゃないけどね。プロペラ機。)
いつか、Cabin Pressureのタイトルが"Sado"だとおもろいのになぁ、とか夢見てます(爆)。
Oh, I now would tell him, or Mr. John Finnemore, about a small popeller plane which travels (and accommodates only 9 passengers) between Niigata and Sado Island in Japan Sea. I dream of seeing the name of the island "Sado" as a title of Cabin Pressure some day (it would be so funny to hear!)

ああ、興奮のあまり?駄文を並べてしまった。すんません。
Well, I am so sorry for writing these sloppy sentences.

あなたの夜が、幸せに包まれていますように。おやすみなさい。
Wish you a good night with happiness. See you.
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