株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(12.21.07)

2007-12-20 21:03:46 | 明日のモニタリング銘柄
今日の先物はどうしても15200円以上には突き抜けることができず、引けにかけては下げ幅を拡大し今日の安値で終了。かろうじて15000円をキープするも、OSCは-3%の37%にまで落ち、11月19日の39%を下回り、11月13日に30%に迫っております。

日経平均の方は、11月12日の31%に迫る35%(前日比-4%)に落ちました。指数値では11月13日にあと24円ほどに急接近しております。まさに瀬戸際。後少しの力を加えれば、14600円あたりを目指す悲観的な動きになるかも知れません。

更に落ち込んだのがマザーズ指数やヘラクレス指数です。しかし、マザーズ指数のOSCは11月7日の31%に対して今日は32%とギリギリの踏んばりですが、ヘラクレス指数の方は、11月7日の34%を下回る前日比-3%の31%に落ち込みました。これは8月17日の27%以来の最低値。不動産銘柄の動向がヘラクレス指数の強い影響を与えますので、これが影響しているかと思います。

さて、日本国債先物もピーク(価格の上昇=金利の低下)は、今日で過ぎております。つまり債券への資金の流入のピークが過ぎつつあるようです。次は株式市場の持ち直しの順番ですが、果たしてこの崖っぷちからの反転が明日はなるかどうか、ひとえにNY市場の今晩の動向次第かと思います。

先物のイーブニングセッションでは大証終値比60円高とはなっております。

明日のモニタリング銘柄です。比較的調子のよかった今日のモニタリング銘柄の抽出方法に沿ってみます。

テクニカル用語の簡単解説

1.3859シナジーマーケティング
 400K割れまで押されてからの反発狙い。そのまま沈み込むリスクもあり。

2.8728M2J
 ついに公募割れ。総悲観の明日がチャンスか。マネパの分割権利が明日までということで下げたのも影響したか。マネパは明日権利取りの買い上がりで上がる可能性あり。ライブドアの100分割の時がそうでした。通常、分割直前までは下げます。双方とも悲観売り枯れ待ち。

3.3838AQインタラクティブ
 ストップ安に沈んでから、何と筆者が前場に買った値段を越えての終了です。415Kをたやすく抜くようなら。OSCもコンバージェンス。

4.7751キヤノン
 OSCが32%は8月1日の29%以来。5300円割れからの反発狙い。

5.6758ソニー
 5900円近辺までの下落待ち。久々のOSC38%、ドバイ効果が剥げ落ちかかっているが・・・腐ってもソニーですね。

6.7974任天堂
 証券コード7974(泣くなよ)に泣いている小金持ちの方、OSCが28%に落ちたこの株は、昨年9月に記録を取りだして以来見たことがありませんので、何となくご安心を。

7.1968太平電業
 11月20日に今期営業利益を24億円から43.8億円に大幅増額修正した、その後光が剥げ落ちかけております。明日再度押されたところが勝負。

8.6378木村化工機
 11月22日の中間決算で示された通期業績の伸びが低かった(737M→766M)とはいえ、ここまで売り込まれるとは意外かも知れませんが、この株のOSCは11月7日に23%まで付けております。今日はまだ33%です。後数日で底値に到達する筈です。指数値もまだその時より上。落ち着き場所は820円どころと推定します。

9.6907ジオマテック
 成膜加工専業大手。液晶ガラス基盤向けはシェア3割。来期一株利益105円。上げの反動でOSCは前日比-14%の44%に。ここは押されたところからの反発期待。

10.9888UEX
 962円の11月22日の安値割れがなければ。

11.8697大阪証券取引所
 505Kを再度マーク。明日ここからの押し目狙い。OSCが今日はまだ40%ですが、これが割れてくると注意。

12.2371カカクコム
 418Kまで降りてきたら。19日にGSが目標価格を500Kに引き上げてから利確の嵐とは皮肉なもの。

13.5711三菱マテリアル
 OSCが-8%の29%までに。PERはついに9.39倍。売られましたね。

14.5713住友金属鉱山
 ブルータスよ、お前もか? この株までやられておりました。OSCは25%(-5%)、RSI22%は、昨年11月20日の24%と19%という記録的な数値以来。

15.6767ミツミ電機
 これもOSCが27%、RSIも24%まで落とされ、記録的な低水準。

16.5563日本電工
 今日は予想通り?に640円近辺まで落ちてくれました。明日、ここのラインを破られると500円台への突入もありえます。OSCも32%に落ちており、もうそろそろ反発の時期かと。

17.4563アンジェスMG
 最後に業績はあまり関係のないこのバイオ株。550Kあたりまでの下落で拾う手。

いやはや、どれもこれもトコトン売り込まれております。今回は一度にドーンと落ちていないので、真綿で首を絞められるような陰湿な下落とでも言いますか、何ともこの時期にしては雰囲気が悪くなったものです。

上に挙げたどの銘柄でも良いので、黙って落ちたところを明日買って、その後、場を見ないで、近くの温泉にでも年明けの七草粥の頃まで行ってくると、多分、温泉三昧の費用ぐらいは軽く出ているのではないでしょうか。

他の銘柄もこんなに酷いとはつゆ知らず、OSCが28%と最悪値を更新中の4062イビデンを引けに6980円で買ってしまいました。昨日のブログでのイビデンの「公約」である7000円割れに敬意を表してのことであります。ところがどっこい、どこやらの外資が、目標価格を11500円から9400円に下げておりました。まあ、24ヶ月移動平均の6800円までは我慢する予定。
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弱いなりに底堅いが

2007-12-20 11:18:36 | 株に出会う
先物は15260円というシカゴの値段より80円安く寄り付き、そこからは節目の8月17日の安値の15230円を抜くことが出来ず、かといって、15000円に近づくこともなく、前場の終わりにかけて、OSCも39%から41%まで切り返しました。

10時過ぎまでの下落過程では、計3回の騙しがあり、10時過ぎからの反転局面では1回の大きな騙しがありました。そのため、それ以降のじり高反転局面では、皆さん疑心暗鬼となっており買いが続かず。しかし、1分足のMACDで見ると、10時過ぎから15分くらいまでは、シグナル線を抜いて、それまでの下落局面とは違って、大きく反転しておりました。これを3分足でみると、10時45分くらいからは、少し遅れてシグナル線を下から抜いております。

このタイミングで5563日本電工を666円で仕込み、押されすぎの3838AQIを382Kで仕込みましたが、その後の先物の上昇にも反応しないAQIは、筆者の悪い癖の底の底を狙ったものであり、自らの過ちと見て、一旦-2Kで降りました。もし買うなら完全に上昇局面入りしてからでも、こうした株は間に合います。冷静に見ると、ここまで下がってもPERはまだ42倍強です。この水準訂正過程にあるのでしょう。

マザーズ指数とヘラクレス指数は、ともにOSCを5%、3%下げ、32%と31%で前場は終了。後場はマザーズ指数が先物主導での主力市場の回復に伴って、782ポイントを上回ることができるのかどうか注目です。

今年の株式市場は厳しかったため、年内21日と25日にかけては、受け渡しの最終日を迎えるため、利益が出ているものの売りが想定されます。またクリスマス開けからの外人勢が円安での目減りから売りに入れば、今日は大きく戻すこともなく一進一退しながら、25日あたりにクライマックスを迎えるのかも知れません。

もう年の瀬も押し迫っておりますので、今更サブプライムや利下げやらの大きな材料で乱高下はないものと思います。

従って、25日にかけては底値からの、騙しではなくごく普通のリバウンド狙いでの仕込みを基本的なスタンスとする予定です。但し、NYダウが8月1日の安値の13132ドルを終値で割り込むようなら、これは情勢一変と考えます。
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