これまで2-3年にわたって、株式の四本足データと出来高だけに基づいて、エクセルのテクニカル分析シートを場中にリアルタイム更新しながら、エントリーの最適なタイミングを図ってきました。
銘柄毎の値動きの癖や出来高の振れがあるため、統一的に準用できそうな定式を求めるのにかなり苦労してきました。
ここに来て、ほぼ出来高の多い有名銘柄の買い時、売り時を測る定式のようなものが完成しつつあります。
サマリーすると:
1.14日Min/Maxの指数値の「屈折点」と「陰の極」サインを求める。
2.この2つのサインが出た日の終値をベースライン(B/L)とする。
3.翌日以降、このB/Lを当日の安値がきちんと上回ったタイミングで買い。
4.翌日以降、このB/Lを当日の高値が明らかに下回った段階で売り。
このやり方に帰着しました。今日は「買い時」だけを分析してみます。
分析対象は、例の難解株、レーザーテックです。
1.2月15日に陰の極を迎える。終値22670円。
2.3月2日までその後3回の陰の極をマークするも安値は1の金額以下。
3.3月2日に陰の極を迎える。終値21445円。(これが最新のB/L)
4.3月6日に安値が22125円に留まり買い出動。22200円位。
引けに売り。22395円。(OSCが-1%のため)揉み合い相場での
この株の持ち越しはRisky。
5.3月7日に安値が21590円で止まったので買い出動だが控える。
(理由は、OSCが-3%の48%となり大引けにかけての安値マーク)
6.3月9日に22120円と高く始まりB/Lを大幅に超える。こういう時
は寄り天が多いので買いエントリーは控える。OSCも-2%で終了。
7.3月17日に22220円で始まり、22180円までしか押されず。
OSCが50%を超えてくる段階で買い。大引で売り。
8.3月22日に寄り付きから少し下げてから急伸。22000円超えで買
い。引けに売り。OSC-1%につき。
9.3月24日に安値が21710円で止まる。B/Lより上。アップトレンド
の時に買い。大引けに売り。
10.3月30日に安値は22475円止まり。B/Lより1000円も高く、
明らかに上昇トレンド入り。大引けに売り。
11.3月31日に「屈折点」を迎える。終値23280円。この屈折点を迎
えた段階で、今回のラリーは終了。
以上ですが、この時期の弱気相場の中でも、B/Lがあるため、エントリーポイントや手仕舞いポイントの枠組みを考えながらトレード出来ます。これは難解株に対する心強いナビゲーターになるのではと期待しております。
3月31日の「屈折点」、終値23280円に対して、来週以降のレーザーテックの値動きとの相関性について、引き続き分析して行きたいと思います。
以上です。