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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

ダイバージェンスとコンバージェンス

2005-07-23 10:40:25 | テクニカル用語の説明
ダイバージェンス「発散」の意株価が上昇しているのにオシュレーター値が下がっていること。

コンバージェンス「収束」の意。株価が下落しているのにオシュレーター値が上がっていること。

今後は、「OSC値がXX%でコンバージェンスしている」というように記述します。これは、株価の下落エネルギーが尽きかけているサインが出ている、とお考え下さい。

また、「OSCがYY%とダイバージェンスしている」と書いているときは、株価の上昇エネルギーが尽きかけているサインが出ている、とお考え下さい。

いずれも、下降エネルギーや上昇エネルギーの「残り火」があることはご承知下さい。変な喩えですが、人が死ぬ間際に急にある日元気を取り戻すことがあったりしますが、そのようなことです。

もちろん、筆者が使っているオシュレーターは、ラリー・ウィリアムズの「Utlimate Oscillator」の理論式を使っていますので、7日、14日、28日、の3つの期間の平均値から算出しております。つまりこの期間でのデータしか対象としていないので、複雑な相場の動きを完全にとらえることはもとより不可能なことです。従って、OSC(=Ultimate Oscillator)値に加えて、これまでの経験から、指数値というの指標を加味して総合判断しております。(これに更に業績情報、分割情報、など加えると更によくなりますね。)このOSCと指数値の関係について簡単にご説明しておきます。

◇指数値(前回の最低値に近づくか下まわるほど買いチャンスが拡がっていることを示します。)
 
◇テクニカル指標の見方と理想的な売買タイミング

このテクニカル指標の最もオーソドックスな見方を確認しておきます。例として筆者も買いそびれた7915日本写真印刷を取り上げます。2008年4月25日~5月16日までの事例が最適。

1.OSCが当面の最低値をマークした時の終値と指数値にチェック。
   4月25日-OSC32%(-3%)終値4440円、指数値5680(但し、これは昨年11月27日を5000と置いた場合です。)

2.この後、終値4440円を5月13日まで「安値」が下回り続けております。

3.しかし、OSCは5月2日に46%という4月25日以来のピーク値マーク。

4.ところが5月12日になって、安値も4230円まで落ちながら、OSCが9%もコンバージェンスして、5月2日の46%を抜き去りました。この日指数値は5460であり、4月25日よりまだ220ポイントも下に位置しております。

5.上記の反転のサインを見極めて引けに買うか、翌日の押し目で前日安値を下回りそうもないその段階で買うかが、大正解の買いポイントとなります。

6.5月15日にOSCが71%まで上昇。更に翌日の高値が期待できます。

7.5月16日に5430円まで上昇。しかし、そこからは利確の動きが出て、前日高値を回復できないことが明らかになった段階で売ります。

以上の売買で、5月13日の終値の4560円(指数値は5640でまだ4月25日のそれを下回っております。)で買いを入れたとしても、5月15日の終値5340円で売却すると、780円抜けたことになります。

上記の赤字部のところが、究極のOSC活用に際しての最重要なノウハウ部分です。

追加:この株のしこりを見るのに役立つ、ラリー・ウィリアムズの究極のオシレーター他の各種テクニカル指標をエクセルでリアルタイムに更新する株価分析ツールを、下記のサイトで公開中ですので、よろしければ御覧ください。

https://brain-market.com/u/tondemo-happen/a/bczN3kDNgoTZsNWa0JXY

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