株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

また堤防が決壊する

2008-05-28 11:22:17 | 株に出会う
いやはや、今日はもう少し粘るのかと思いきや、前場の終わりにかけて再度25日移動平均線が割れたことが「周知徹底」されるや、その後の皆さんの関心は唯一、どこでこっそりと手仕舞うのか、ということに絞られてしまったようです。

折しも、あれだけ「調子が良かった」ドル・円が104円割れの水準まで落ちてきたからたまりません。このドル・円が降らせた結構強い雨で、昨日土嚢での応急処置で繕ったばかりのたったの25センチほどの「防波堤」が、いとも簡単に決壊してしまったようなのです。

別に債券に資金が流れた訳ではありません。長期国債は前場で再度133円台へと落とされ、前日比で5銭安で終了しております。OSCは前日と同じ42%です。

業種別では、これまで主導してきた「鉱業」関連が、原油の急落からの想定で激しく売られております。

新興市場も落ち方は軽微なようですが、ここは5月14日頃に上げすぎた反動からの調整でOSCはやっと妥当な水準にまできているようです。各市場の動向は以下の通り。

・日経先物:OSC49%(-1%)13840円(-90円)
・日経平均:OSC46%(-2%)13836円(-57円)
・TOPIX:OSC46%(-3%)1361ポイント(-7ポイント)
・マザーズ指数:OSC46%(-5%)650ポイント(-2ポイント)
・ヘラクレス指数:OSC52%(-8%)1050ポイント(-14ポイント)
・国債先物:OSC42%(同値)134.3円(-5銭)

さて、市場概況の今日の朝のコメントに書いたように、13600円から14030円あたりでのレンジ相場に今はなっております。後240円ほどの余裕があります。

当面は、今日崩された土嚢を再度積み上げて、堤防の補強工事を行うのでしょうが、雨の降り方次第では、これが間に合わない可能性があります。このまま水位が上昇を続ければ、上流のダムから放水をしないと大変なことになりそうですね。中国四川省の地震による人造堰止め湖のような状態までに達するには、この市場に何らかの「激震」が走ることが前提ですので、13600円割れとなっても、一気にこの3月のように12000円割れまではいかないと思います。その前の「橋頭堡」としては、12650円あたりを想定しております。しかし、その前にまずは13600円を死守できるかどうかを注視。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明日のモニタリング銘柄(5... | トップ | 市場概況(5.28.08) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

株に出会う」カテゴリの最新記事