金曜日は、このところの相場の転換の節目でした。そこで恒例?の反省会を。
★寄り付きまでの状況:
シカゴCME日経先物:15150(大証15時終値比+140円)
ヨーロッパ市場:上昇
ドル・円:113円台キープ
長期国債先物:0.11円ダウン
★先物の寄り付き後の動き:
シカゴCME比-60円で寄り付き
シカゴCMEの15150円に届かず失速
その後下落し15030円を再三試すが前日安値を割り込まず
10時前に急騰しシカゴCME価格を抜くも15200の抵抗線は抜けず
その後押し戻されるもプラス維持し、朝一番の高値を割り込まず
後場終盤にかけて尻上がりの上昇
以上のような1日でした。
反省その1:
寄り付きの相場環境は良かった。しかし、前日までの流れは悪く、一旦下を試す筈だった。ここで15010円や15000円割れがあれば、昨日の値動きはがらっと変わっていたことでしょう。なぜ、そうならなかったのか?は、やはり相場環境でしか説明がつきません。ここをもう少し掘り下げます。
1.NYダウ:
OSC39%を18,20日と2度もマークし20日は+7%の46%と跳ね上がっていた。つまり8月1日の13132ドルを終値では下回ることなく底を脱していた。それを受けて、ヨーロッパ市場が堅調に推移していた。
2.為替:
ドル・円は終値で113円台をキープ。そして、何よりもドル・ユーロでドルの強さが目立っていた。20日段階でドル・円のOSCは69%、売買指数も69%と切り返し(円安)体勢にあった。
3.長期国債先物:
19日にOSCで53%の直近のピークを付けていた。20日はそこから下落し52%となっていた。(金利は上昇)
以上のように相場環境としては上げを示唆しておりました。
反省その2:
以上の相場環境の冷静な分析をプロの方々はやっていたことでしょう。それを市場で試すための先物の朝一番からの値動きだったのです。いくら慎重を期すと言っても、先物がプラ転してしまえば、後は何時買いに入るかのタイミング勝負だった筈。
この時、今日は右肩上がりの値動きに終始すると判断し、分足のMACDチャートから、ティックチャートに切り替えるべきでした。
ティックチャートは、楽天のマーケットスピードでの用語ですが、要するにVWAP(その日の価格の加重平均値)です。それに近づいたところで買いを入れると、昨日はズバリズバリと当たっていたことになります。個別銘柄もほぼ同じです。
決して朝一番の下げたところが買い場ではありません。そこで、10時頃にプラス圏に先物が浮上し、雰囲気ががらっと変わったのを確かめて、ティックチャートで15200円抜きに失敗してから下に落ちてくるタイミングで、2-3度VWAP割れを回避するのを見届けてから買いに入るのが正解だったかと思います。
それは前場の終わり頃のタイミングでした。結構、執拗に下値を試されておりましたが、前日の朝から14時頃までの抵抗線だった15100円に届くことなく、15120円で留まっておりました。売り方は、ここで執拗な下支えに諦めざるを得なかったようです。その後後場にかけて15200円のここ数日の抵抗ラインをあっさりと抜いて15250円まで到達。ここでこの日のリバウンドは誰の目にも明らかになりました。後は何時買うかだけでしたが、ここでも先物のティックチャートが役立ちます。13時過ぎ、14時まえに一度落ちてきております。ここで買うのが次善の買いタイミングでした。
以上、昨日というより、大きな相場の節目を見定めるための、重要な反省でした。
筆者はこのチャンスに大きく持ち越しができず、引け際に買ったイーグル工業とAQインタラクティブの2つだけです。それ以外に買った銘柄は途中で薄利で撤退。この大きな潮目が読めていなかったためです。
先行指標としての長期国債先物と日経先物の関連についての検証は、タイトルを改めて検証してみることとします。
★寄り付きまでの状況:
シカゴCME日経先物:15150(大証15時終値比+140円)
ヨーロッパ市場:上昇
ドル・円:113円台キープ
長期国債先物:0.11円ダウン
★先物の寄り付き後の動き:
シカゴCME比-60円で寄り付き
シカゴCMEの15150円に届かず失速
その後下落し15030円を再三試すが前日安値を割り込まず
10時前に急騰しシカゴCME価格を抜くも15200の抵抗線は抜けず
その後押し戻されるもプラス維持し、朝一番の高値を割り込まず
後場終盤にかけて尻上がりの上昇
以上のような1日でした。
反省その1:
寄り付きの相場環境は良かった。しかし、前日までの流れは悪く、一旦下を試す筈だった。ここで15010円や15000円割れがあれば、昨日の値動きはがらっと変わっていたことでしょう。なぜ、そうならなかったのか?は、やはり相場環境でしか説明がつきません。ここをもう少し掘り下げます。
1.NYダウ:
OSC39%を18,20日と2度もマークし20日は+7%の46%と跳ね上がっていた。つまり8月1日の13132ドルを終値では下回ることなく底を脱していた。それを受けて、ヨーロッパ市場が堅調に推移していた。
2.為替:
ドル・円は終値で113円台をキープ。そして、何よりもドル・ユーロでドルの強さが目立っていた。20日段階でドル・円のOSCは69%、売買指数も69%と切り返し(円安)体勢にあった。
3.長期国債先物:
19日にOSCで53%の直近のピークを付けていた。20日はそこから下落し52%となっていた。(金利は上昇)
以上のように相場環境としては上げを示唆しておりました。
反省その2:
以上の相場環境の冷静な分析をプロの方々はやっていたことでしょう。それを市場で試すための先物の朝一番からの値動きだったのです。いくら慎重を期すと言っても、先物がプラ転してしまえば、後は何時買いに入るかのタイミング勝負だった筈。
この時、今日は右肩上がりの値動きに終始すると判断し、分足のMACDチャートから、ティックチャートに切り替えるべきでした。
ティックチャートは、楽天のマーケットスピードでの用語ですが、要するにVWAP(その日の価格の加重平均値)です。それに近づいたところで買いを入れると、昨日はズバリズバリと当たっていたことになります。個別銘柄もほぼ同じです。
決して朝一番の下げたところが買い場ではありません。そこで、10時頃にプラス圏に先物が浮上し、雰囲気ががらっと変わったのを確かめて、ティックチャートで15200円抜きに失敗してから下に落ちてくるタイミングで、2-3度VWAP割れを回避するのを見届けてから買いに入るのが正解だったかと思います。
それは前場の終わり頃のタイミングでした。結構、執拗に下値を試されておりましたが、前日の朝から14時頃までの抵抗線だった15100円に届くことなく、15120円で留まっておりました。売り方は、ここで執拗な下支えに諦めざるを得なかったようです。その後後場にかけて15200円のここ数日の抵抗ラインをあっさりと抜いて15250円まで到達。ここでこの日のリバウンドは誰の目にも明らかになりました。後は何時買うかだけでしたが、ここでも先物のティックチャートが役立ちます。13時過ぎ、14時まえに一度落ちてきております。ここで買うのが次善の買いタイミングでした。
以上、昨日というより、大きな相場の節目を見定めるための、重要な反省でした。
筆者はこのチャンスに大きく持ち越しができず、引け際に買ったイーグル工業とAQインタラクティブの2つだけです。それ以外に買った銘柄は途中で薄利で撤退。この大きな潮目が読めていなかったためです。
先行指標としての長期国債先物と日経先物の関連についての検証は、タイトルを改めて検証してみることとします。