株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

切り返しサインの気づきに遅れる

2007-12-22 11:23:01 | 株に出会う
金曜日は、このところの相場の転換の節目でした。そこで恒例?の反省会を。

★寄り付きまでの状況:

 シカゴCME日経先物:15150(大証15時終値比+140円)
 ヨーロッパ市場:上昇
 ドル・円:113円台キープ
 長期国債先物:0.11円ダウン

★先物の寄り付き後の動き:

 シカゴCME比-60円で寄り付き
 シカゴCMEの15150円に届かず失速
 その後下落し15030円を再三試すが前日安値を割り込まず
 10時前に急騰しシカゴCME価格を抜くも15200の抵抗線は抜けず
 その後押し戻されるもプラス維持し、朝一番の高値を割り込まず
 後場終盤にかけて尻上がりの上昇

以上のような1日でした。

反省その1:

 寄り付きの相場環境は良かった。しかし、前日までの流れは悪く、一旦下を試す筈だった。ここで15010円や15000円割れがあれば、昨日の値動きはがらっと変わっていたことでしょう。なぜ、そうならなかったのか?は、やはり相場環境でしか説明がつきません。ここをもう少し掘り下げます。

1.NYダウ:
 OSC39%を18,20日と2度もマークし20日は+7%の46%と跳ね上がっていた。つまり8月1日の13132ドルを終値では下回ることなく底を脱していた。それを受けて、ヨーロッパ市場が堅調に推移していた。

2.為替:
 ドル・円は終値で113円台をキープ。そして、何よりもドル・ユーロでドルの強さが目立っていた。20日段階でドル・円のOSCは69%、売買指数も69%と切り返し(円安)体勢にあった。

3.長期国債先物:
 19日にOSCで53%の直近のピークを付けていた。20日はそこから下落し52%となっていた。(金利は上昇)

以上のように相場環境としては上げを示唆しておりました。

反省その2:

以上の相場環境の冷静な分析をプロの方々はやっていたことでしょう。それを市場で試すための先物の朝一番からの値動きだったのです。いくら慎重を期すと言っても、先物がプラ転してしまえば、後は何時買いに入るかのタイミング勝負だった筈。

この時、今日は右肩上がりの値動きに終始すると判断し、分足のMACDチャートから、ティックチャートに切り替えるべきでした。

ティックチャートは、楽天のマーケットスピードでの用語ですが、要するにVWAP(その日の価格の加重平均値)です。それに近づいたところで買いを入れると、昨日はズバリズバリと当たっていたことになります。個別銘柄もほぼ同じです。

決して朝一番の下げたところが買い場ではありません。そこで、10時頃にプラス圏に先物が浮上し、雰囲気ががらっと変わったのを確かめて、ティックチャートで15200円抜きに失敗してから下に落ちてくるタイミングで、2-3度VWAP割れを回避するのを見届けてから買いに入るのが正解だったかと思います。

それは前場の終わり頃のタイミングでした。結構、執拗に下値を試されておりましたが、前日の朝から14時頃までの抵抗線だった15100円に届くことなく、15120円で留まっておりました。売り方は、ここで執拗な下支えに諦めざるを得なかったようです。その後後場にかけて15200円のここ数日の抵抗ラインをあっさりと抜いて15250円まで到達。ここでこの日のリバウンドは誰の目にも明らかになりました。後は何時買うかだけでしたが、ここでも先物のティックチャートが役立ちます。13時過ぎ、14時まえに一度落ちてきております。ここで買うのが次善の買いタイミングでした。

以上、昨日というより、大きな相場の節目を見定めるための、重要な反省でした。
筆者はこのチャンスに大きく持ち越しができず、引け際に買ったイーグル工業とAQインタラクティブの2つだけです。それ以外に買った銘柄は途中で薄利で撤退。この大きな潮目が読めていなかったためです。

先行指標としての長期国債先物と日経先物の関連についての検証は、タイトルを改めて検証してみることとします。

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買い上がりの愚

2007-12-21 11:15:34 | 株に出会う
前場の失敗は持ち越しの4062イビデンと8728M2J。

イビデンは寄り付きの気配がよく、今日は反転に転じるかと思いきや、ズルズルと買値を下回り、その後の反転が見られないので、またまた我慢できなくて-20円で撤退。その後の先物の動意前には、売値を超えるようだと買いと心に決めていたにもかかわらず、反面では更に下げるのを待つ気持ちが勝っておりました。

結局、先物が急伸する際のあっという間の上昇についていけず。後は水平飛行に転じております。そして、矛先を変えてM2Jに154Kで食らいついたのは良いのですが、結局先物がダレるに従い、これもダレ始めましたので、結局半分は-1Kで残りは前場の引け際に同値撤退。その直後に一気の買いが入っております。まったく、後3秒程度の我慢ができなかったようです。

逆にうまくいったのは、4617中国塗料と2371カカクコムです。中国塗料は先物がだれるタイミングでもあまり下へと反応がなかったので、節目の1020円を2-3度往復しながら抜いていくところで1023円で買い。その後、一応先物の動きが止まったので+7円ですが利確。

カカクコムは朝方は調子よく地合に合わせて上昇していたのですが、2回目の先物の動意づきの時には、逆行で下がる気配。そこで一旦上の指し値を434Kまで下ろして待っていたところ、不意に約定のベルが鳴りました。その後、ちょっとした先物の切り返しに乗じてのたったの+3Kですが売却。

要するに、地合が動き出したからと言って、皆さんと同じ行動をとっての買い上がりをしても、皆さん、どこかで利確をしたい訳ですので、ほとんどのケースはうまく行きません。

うまくいくのは、ある抵抗線を抜けたらとか、好調銘柄での押し目をこっそり拾うという、まあ、少し相場にたけた人がとる戦略をきちんと守らないと、この厳しい相場では勝てないということが証明されたようなものです。

後は、売られすぎのイビデンのような銘柄には、必ずと言って良いほど、一旦上げてからの戻り売りがあります。従って、朝一番の高値での一服状態の時に、とりあえず利確をしておいて、この戻り売りからの地合の弱さで更にマイナス圏に押し下げられてから、ズルズルと後退するのか、それとも本格的な買いが地合の上昇とともにあるのかを見極めて、再度買いに入るというのが正解でした。この両方の見極めに筆者は失敗し、篩い落としにあってのマイナスになってしまった訳です。

前場は今日分割の8732マネパがプラス圏に浮上しそうになってきた301Kでの指し値買いをしましたが、この指し値買いはやはり御法度でしたね。後場は少し様子見です。
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明日のモニタリング銘柄(12.21.07)

2007-12-20 21:03:46 | 明日のモニタリング銘柄
今日の先物はどうしても15200円以上には突き抜けることができず、引けにかけては下げ幅を拡大し今日の安値で終了。かろうじて15000円をキープするも、OSCは-3%の37%にまで落ち、11月19日の39%を下回り、11月13日に30%に迫っております。

日経平均の方は、11月12日の31%に迫る35%(前日比-4%)に落ちました。指数値では11月13日にあと24円ほどに急接近しております。まさに瀬戸際。後少しの力を加えれば、14600円あたりを目指す悲観的な動きになるかも知れません。

更に落ち込んだのがマザーズ指数やヘラクレス指数です。しかし、マザーズ指数のOSCは11月7日の31%に対して今日は32%とギリギリの踏んばりですが、ヘラクレス指数の方は、11月7日の34%を下回る前日比-3%の31%に落ち込みました。これは8月17日の27%以来の最低値。不動産銘柄の動向がヘラクレス指数の強い影響を与えますので、これが影響しているかと思います。

さて、日本国債先物もピーク(価格の上昇=金利の低下)は、今日で過ぎております。つまり債券への資金の流入のピークが過ぎつつあるようです。次は株式市場の持ち直しの順番ですが、果たしてこの崖っぷちからの反転が明日はなるかどうか、ひとえにNY市場の今晩の動向次第かと思います。

先物のイーブニングセッションでは大証終値比60円高とはなっております。

明日のモニタリング銘柄です。比較的調子のよかった今日のモニタリング銘柄の抽出方法に沿ってみます。

テクニカル用語の簡単解説

1.3859シナジーマーケティング
 400K割れまで押されてからの反発狙い。そのまま沈み込むリスクもあり。

2.8728M2J
 ついに公募割れ。総悲観の明日がチャンスか。マネパの分割権利が明日までということで下げたのも影響したか。マネパは明日権利取りの買い上がりで上がる可能性あり。ライブドアの100分割の時がそうでした。通常、分割直前までは下げます。双方とも悲観売り枯れ待ち。

3.3838AQインタラクティブ
 ストップ安に沈んでから、何と筆者が前場に買った値段を越えての終了です。415Kをたやすく抜くようなら。OSCもコンバージェンス。

4.7751キヤノン
 OSCが32%は8月1日の29%以来。5300円割れからの反発狙い。

5.6758ソニー
 5900円近辺までの下落待ち。久々のOSC38%、ドバイ効果が剥げ落ちかかっているが・・・腐ってもソニーですね。

6.7974任天堂
 証券コード7974(泣くなよ)に泣いている小金持ちの方、OSCが28%に落ちたこの株は、昨年9月に記録を取りだして以来見たことがありませんので、何となくご安心を。

7.1968太平電業
 11月20日に今期営業利益を24億円から43.8億円に大幅増額修正した、その後光が剥げ落ちかけております。明日再度押されたところが勝負。

8.6378木村化工機
 11月22日の中間決算で示された通期業績の伸びが低かった(737M→766M)とはいえ、ここまで売り込まれるとは意外かも知れませんが、この株のOSCは11月7日に23%まで付けております。今日はまだ33%です。後数日で底値に到達する筈です。指数値もまだその時より上。落ち着き場所は820円どころと推定します。

9.6907ジオマテック
 成膜加工専業大手。液晶ガラス基盤向けはシェア3割。来期一株利益105円。上げの反動でOSCは前日比-14%の44%に。ここは押されたところからの反発期待。

10.9888UEX
 962円の11月22日の安値割れがなければ。

11.8697大阪証券取引所
 505Kを再度マーク。明日ここからの押し目狙い。OSCが今日はまだ40%ですが、これが割れてくると注意。

12.2371カカクコム
 418Kまで降りてきたら。19日にGSが目標価格を500Kに引き上げてから利確の嵐とは皮肉なもの。

13.5711三菱マテリアル
 OSCが-8%の29%までに。PERはついに9.39倍。売られましたね。

14.5713住友金属鉱山
 ブルータスよ、お前もか? この株までやられておりました。OSCは25%(-5%)、RSI22%は、昨年11月20日の24%と19%という記録的な数値以来。

15.6767ミツミ電機
 これもOSCが27%、RSIも24%まで落とされ、記録的な低水準。

16.5563日本電工
 今日は予想通り?に640円近辺まで落ちてくれました。明日、ここのラインを破られると500円台への突入もありえます。OSCも32%に落ちており、もうそろそろ反発の時期かと。

17.4563アンジェスMG
 最後に業績はあまり関係のないこのバイオ株。550Kあたりまでの下落で拾う手。

いやはや、どれもこれもトコトン売り込まれております。今回は一度にドーンと落ちていないので、真綿で首を絞められるような陰湿な下落とでも言いますか、何ともこの時期にしては雰囲気が悪くなったものです。

上に挙げたどの銘柄でも良いので、黙って落ちたところを明日買って、その後、場を見ないで、近くの温泉にでも年明けの七草粥の頃まで行ってくると、多分、温泉三昧の費用ぐらいは軽く出ているのではないでしょうか。

他の銘柄もこんなに酷いとはつゆ知らず、OSCが28%と最悪値を更新中の4062イビデンを引けに6980円で買ってしまいました。昨日のブログでのイビデンの「公約」である7000円割れに敬意を表してのことであります。ところがどっこい、どこやらの外資が、目標価格を11500円から9400円に下げておりました。まあ、24ヶ月移動平均の6800円までは我慢する予定。
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弱いなりに底堅いが

2007-12-20 11:18:36 | 株に出会う
先物は15260円というシカゴの値段より80円安く寄り付き、そこからは節目の8月17日の安値の15230円を抜くことが出来ず、かといって、15000円に近づくこともなく、前場の終わりにかけて、OSCも39%から41%まで切り返しました。

10時過ぎまでの下落過程では、計3回の騙しがあり、10時過ぎからの反転局面では1回の大きな騙しがありました。そのため、それ以降のじり高反転局面では、皆さん疑心暗鬼となっており買いが続かず。しかし、1分足のMACDで見ると、10時過ぎから15分くらいまでは、シグナル線を抜いて、それまでの下落局面とは違って、大きく反転しておりました。これを3分足でみると、10時45分くらいからは、少し遅れてシグナル線を下から抜いております。

このタイミングで5563日本電工を666円で仕込み、押されすぎの3838AQIを382Kで仕込みましたが、その後の先物の上昇にも反応しないAQIは、筆者の悪い癖の底の底を狙ったものであり、自らの過ちと見て、一旦-2Kで降りました。もし買うなら完全に上昇局面入りしてからでも、こうした株は間に合います。冷静に見ると、ここまで下がってもPERはまだ42倍強です。この水準訂正過程にあるのでしょう。

マザーズ指数とヘラクレス指数は、ともにOSCを5%、3%下げ、32%と31%で前場は終了。後場はマザーズ指数が先物主導での主力市場の回復に伴って、782ポイントを上回ることができるのかどうか注目です。

今年の株式市場は厳しかったため、年内21日と25日にかけては、受け渡しの最終日を迎えるため、利益が出ているものの売りが想定されます。またクリスマス開けからの外人勢が円安での目減りから売りに入れば、今日は大きく戻すこともなく一進一退しながら、25日あたりにクライマックスを迎えるのかも知れません。

もう年の瀬も押し迫っておりますので、今更サブプライムや利下げやらの大きな材料で乱高下はないものと思います。

従って、25日にかけては底値からの、騙しではなくごく普通のリバウンド狙いでの仕込みを基本的なスタンスとする予定です。但し、NYダウが8月1日の安値の13132ドルを終値で割り込むようなら、これは情勢一変と考えます。
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明日のモニタリング銘柄(12.20.07)

2007-12-19 22:09:13 | 明日のモニタリング銘柄
後場は、例によって先物が何に反応したか不明ですがGUして始まりました。しかし、前場終わりのブログで予想したとおりの15300円が壁となって、それ以降は非常に雰囲気も悪く下落一途でした。

先物のOSCも-1%の40%、日経平均は6%も下げて39%に突入です。

これで11月13日の37%という日経平均が抵抗線として機能するかどうかが明日の焦点となってきました。先物の方は11月19日の39%まで後一歩、それが破られると11月13日の30%が控えております。

いずれにしても、14750円が次の砦ですが、これを下回って引けるようだと、後は節目の14500円(2006年7月18日の安値に近似)、14000円(2006年6月14日の安値に近似)そして13000円(2005年10月21日の安値に近似)までが見えてきます。

2005年10月といえば、筆者がこのブログを始めてから7ヶ月目にあたります。ここまで遡ると言うことは、やはりフィボナッチ比率を割っているためです。つまり、トレンドが完全に変わりました。

理由は皆さんお分かりの通り、アメリカのサブプライムローンでの略奪的貸し付けでした。12月18日付けのアメリカ、ヘラルドトリビューンによれば、

・ローンには大きな手数料が隠されていた。
・全体的な金利は臥せられていた。
・前倒しの返済には多くのペナルティが課された。

民主党からFRBに送り込まれたグラムリッチは、このサブプライム・モーゲージが非常に複雑で、多くのリスクが隠されていたため、2000年にFRB議長(グリーンスパン)に、モーゲージ貸し付け関連会社に検査官を送り込むように迫ったが、彼はこのアイディアに反対したとのこと。グリーンスパンは、このリスクより、黒人やヒスパニック系のアメリカ人がマイホームを持てることの重要さが勝ると言ったのです。事実、長年64%程度だったマイホーム所有率は70%近くまで上昇しております。(補足しておきますとグリーンスパンは、検査官が行っても不正を摘発できるとは限らず、返って、サブプライムローンの正統性?に言質を与えることを危惧したようです。)

以上が、アメリカ人の間でも明らかにされていることです。

また、長くなるのでこれくらいにしておきますが、筆者がずっと疑問に思ってきているのは、このサブプライムローンのリスクについては、誰が考えても犯罪すれすれの貸し付けの横行と、これが住宅価格の上昇継続に裏打ちされていることを考えれば、ウォール街の名だたる金融機関のエグゼクティブであれば、これがリスクの極めて高い証券化商品であるこことぐらい、たやすく理解できたと思うのに、なぜ、ここまでの資金を投入したのかということです。そして、住宅価格の下落があれば、金利の安いローンに借り換えができない人々が数百万人規模で生じ、これが世界の金融システムを揺るがすかも知れないことの「想像力」が何故持てなかったのかということです。

多分、根っこにあるのは、4半期決算でとにかく業績を上げ続けなければならないこと、そして、世界の成長率(5%)を上回るリターンを求め続けなければいけないこと、この強迫観念でしょう。そしてこのためには、金融機関も政府機関も、犯罪すれすれの貸し付けによる手数料稼ぎのみしか頭にないモーゲージ・ブローカーをも巻き込んで、皆で事が行き詰まるまでは突っ走ろうという、確信犯的行動にかき立てられてのことではないでしょうか。「アメリカよ、一体プロテスタンティズムの倫理はどこに行ったのか?」と思わざるを得ません。

さて、明日のモニタリング銘柄です。ここまでで紙幅を使いすぎたので簡単にします。

テクニカル用語の簡単解説

1.3789ソネットエンタテインメント
 迂闊にも、この銘柄貸借銘柄であることを知りませんでした。どうりで下げ続ける訳です。倍率は21.84倍にもなっております。指数値で後25K分下げれば、8月29日段階のそれに追いつきます。ということは、275Kあたりまでは押され続けるかも知れません。しかし、OSCは3日連続25%という非常事態です。RSIも9%で最低値更新。25MAからの乖離率も25%です。いずれ戻すでしょうが、明日はまだ根比べか。

2.7751キヤノン
 OSCを34%まで7%も落としております。5300円という11月13日の安値を死守できるのかどうか? 明日、もしプラ転して今日の安値も上回ることができるようなら、買い上がりの度合いにもよりますが、一旦仕込んでおくのも良いかも知れません。11月13日の再来を期待してのことです。こうした大型株はGUを期待しないと、日中の動きはかったるくてしかたありませんから。

3.7201日産自動車
 気が付いたらかなり下に戻されております。OSCも32%、RSIも25%です。多分、クライスラーとの提携話が悪影響を及ぼしていることでしょう。ファンド所有のあのクライスラーとの提携とはキチガイ沙汰です。しかし、どこまでゴーン社長は名誉欲が強いのか。全くあきれかえるばかりです。日産自動車の技術を筆者は評価はしております。特にVQエンジン。許すならこのエンジンを積んだスカイラインに乗ってみたいほどです。また脱線しそうです。とにかく押し目からの反発狙い。

4.2389オプト
 USBが目標価格を11月14日に下げてからここまで押されております。しかし、250K前後からは切り返しに転じるかと。OSCはまだ38%、RSIも27%ですので、後少しの下げを根気よく待ちます。

5.6301コマツ
 輸出用の中古建機の価格上昇が止まったとのことで、随分派手に売り込まれてきました。お陰で?OSCは33%まで6%も下落。PERは13倍少々まで落ちました。ここはOSCが更に下落してから反発に転じるタイミングを計る時です。

6.4062イビデン
 この優良株に異変。今日の予想は見事に外れました。OSCは29%、RSIは24%です。共に記録を取りだしてからの最低値です。だからといって、明日上がる訳もありあませんが、7330円まで押されたなら、ここはトコトン下げてもらいましょう。5月16日の6120円までは望みません。6000円台への突入だけで結構です。この下落ぶり、PER20倍はまだまだ日本株としては割高なためなのか?

7.6804ホシデン
 11月20日の安値の1636円で踏ん張れるのかどうか?後50円以上の下落で1600円に近づけば近づくほど、この株、★いデンな、と京都の任天堂はんも言っておはりまっせ。とんだ、オセアニア方言がつい出てしまいました。失礼しました。同じWii関連銘柄の6767ミツミ電機はもっと大変な状態でした。

8.5563日本電工
 この株、8月13日にOSCで29%というとんでもない値をマークしております。それが8月17日の536円につながりました。今日でまだ36%です。OSCは8月10日の14%よりも高い26%です。指数値面では後70円ばかりの下落があれば申し分ありません。まあそこまでは落ちないと思いますが、18日の671円を更新すると640円あたりまでの下落を想定しなければならないかと。

9.5010日本精蝋
 最後にチョイと変わり種を1つ。もう1-2段押して378円あたりまで降りれば買いか。蝋人形を作っているメーカーではありません。ワックスを作っております。今12月の上方修正は11月29日に発表済。

以上です。簡単に済ませようと思いましたが、明日以降の監視銘柄という観点から、落ちるのを見極める銘柄群を絞り込んでいるうちに、ついいつもの長文になってしまいました。

(頭のよい人は、簡潔で短く分かりやすい文章を書くようです。これでは誰もまともには読まないでしょう。明日から努力します。)

ハッキリ言うと、今日のデータからは明日買い場を迎えた銘柄はほとんどありません。前場に利確し、後場もほぼトントンで撤退。キャッシュ100%に戻りました。
 
円がまたしてもふらついております。これでNYダウが下がるようだといよいよ調整が加速するかも知れません。くれぐれもご用心を。逆相関関係にある日本国債先物のOSCはやっと節目のOSC53%まで来ております。8月21日に56%というのがありますが、そろそろ頭打ちでしょう。株式市場は後少しの辛抱ですと言いたいところです。
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