団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「おひとりさまの老後」の前半を読んで。

2008-07-30 06:28:00 | 日記
今、先日まで家内が読んでいた上野千鶴子さんの「おひとりさまの老後」を読んでいます。
確かにベストセラーだけあり、前半の部分はおもしろい!
これから後半になるのだが、どうでしょうか?

前半の部分で気になったところを一つとりあげますと、老後は自分だけの住まいをもつことだと筆者が言われています。

入院中の病人も、施設に入っているお年寄りも、「自分の家に帰りたい」と訴える。

私も施設でバイトしているので実感できますが、施設に入ったら死ぬまで出られない!

高齢者が「家に帰りたい」というのぞみは、たんに「自分の家というスペースに帰りたい」という意味で」「家族といっしょに暮らしたい」という希望を述べているのではない!と筆者は記述している。

高齢者は「家に帰りたい」が、家族は「同居したくない」と利害が対立したら、家族の方が「家を出ていく」という選択をすればよい。

若い世代のほうが、環境の変化に対応する適応も柔軟だ。

古い家は年寄りに明け渡し、近くにマンションでも借りて、親の家へときどき通うのだ。

現在は家族がいるばっかりに、高齢者のほうが出ていかなければいけない。

家族が出て行き、高齢者が家に残るという筆者の考え方は賛同できる。

筆者が先進ケアで知られる高齢者施設の管理者や責任者に会って「要介護になった時どこに住みたいと思いますか?」と質問したら、「ぎりぎりまで自宅で暮ごしたい」というのが彼等の答えだったそうです。

私は、施設では効率を考えられるので、自分の思うように暮らすことは事は出来ないし、やはり自宅で気ままに暮らすのが理想だと思います。
コメント
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