中日新聞の「くらしの作文」に「花見観光客?」というタイトルで、73歳の男性が投稿されていました。
コロナ禍で昨年行けなかった高遠子彼岸桜を見物するために長野県伊那市高遠町に行き、百花繚乱の夜桜を堪能した。
駐車場に帰るため暗い商店街を歩いていたら、反対側の家の玄関が開き、高齢の男性が出てきて「助けてください、助けてください」と叫んだ。
周囲を見渡したが、私以外は誰も見えない。
半信半疑で男性のそばに行き「何かあったのですか」と聞くと「家内が風呂場から出られない。手伝ってくれ」と言われた。
私は「救急車を呼ばれたら」と言ったが「二人なら何とかなるから、上がって手伝ってくれ。ところであんたは誰?」。
「観光客です」と答える私。
家の中に入ると電話がかかってきて、男性が「観光客の人が手伝ってくれるから来なくてもいい」と話していた。
「どちらから」と聞くと「妹から」。
赤の他人より妹さんの方がいいと思ったが、男性は私を風呂場に強引に引っ張っていく。
男性と一緒に奥さんをベッドに運んだ。
男性は「ありがとう」と言ったが、私の名前も聞かず、自分の名も言わなかった。
焦っていたと思うが、見知らぬ観光客に手伝いを頼み、相手は無条件で手伝うと確信しているおおらかな人間性に驚き、感心し、忘れられない花見となった。
以上です。
私も以前バス旅行で、高遠子彼岸桜を観に行きました。
夜桜ではなかったですが、見事な子彼岸桜でした。
投稿者さんは大変な目に遭われましたね。😅
見も知らぬ奥様の裸?を見るはめになったのでは。
それにしても、投稿者さんに「助けてください」とお願いされた高齢の男性。
あまりにパニくいすぎなのでは。
あとで元気を取り戻された奥様にお叱りを受けるのでは。
せっかく妹さんと連絡取れたのに。
私なら見も知らぬ観光客を断って、妹に「急いで来るように」と言いますが。
まぁ、同じ男性ならご近所の男性よりも観光客の男性の方がいいですが。😅
確かに投稿者さんには、忘れられない花見となったでしょうね。
◯【ver.5 .0】