中日新聞の「くらしの作文」に「1年4組の逆上がり」というタイトルで56歳の女性小学校教諭さんが、投稿されていました。
逆上がりがクラス全員できるようになりました。
小学校入学後間もなく練習を始め、最後の子は冬休みにできました。
1年生のクラス全員というのはなかなかありません。
なぜできたのか考えてみました。
まず、一人一人が努力したことです。
少しの努力でできた子もいれば、何ヶ月も練習した子もいますが、
とにかく、皆諦めずにできるまで頑張りました。
この「頑張ったからできた」という経験は、子どもにはとても大切です。
人生は頑張れば何でもできるというような単純なものではありません。
でも、小さいうちは「頑張れ頑張れ」と励ましたいと思っています。
もう一つは、できた子ができない子を応援したことです。
子どもたち同士でよく一緒に練習したり、教えあったりしていました。
体育の時間に、誰かが初めて逆上がりができると、
「わあ、○○ちゃん、できた」と、見ている子たちからいつも、歓声が上がりました。
こういう友達の優しさに支えられて、最後の一人まで頑張ることができたのは、間違いありません。
みんな、本当によく頑張ったね。
これからも逆上がりのように、いろいろなことにチャレンジして、大きく成長していってほしいと思います。
以上です。
ネットで逆上がりができない子の対処方法を調べて見ますと、下記のような方法が書かれていました。
逆上がりができない!に“ダンゴ虫”運動&タオル練習がオススメ
2017年1月20日千谷 文子
『逆上がり』は、いとも簡単にできる子もいれば、熱心に練習してもなかなか成功できない子もいます。
その違いは、筋力の有無とコツをつかんでいるか否か。
そこで、スポーツ動作力学の観点から『逆上がり』を研究している、東京大学大学院・鴻巣暁さんに上手な練習法を教わりました。
まずは準備が大事。筋力チェック&最適なポジショニング
「一般的に『逆上がり』は、小学校3年生〜4年生で約半数ができるようになり、5年生〜6年生では全員がマスターしたい運動といわれています」と鴻巣さん。
成功する年齢に差が生じる理由の一つは、子どもそれぞれで体に合った筋力の発達が異なるため。
『逆上がり』の第一の関門は、鉄棒に身体を引きつける腕を動かすための筋力があるかどうか、です。
そこで、鉄棒にぶら下がる“ダンゴ虫”運動で、まずは筋力をチェックしましょう。
“ダンゴ虫”で10秒キープできる?
鉄棒を握って、あごと鉄棒が同じ高さになるように体を引き上げて足を浮かせて10秒キープ!
この”ダンゴ虫”ポーズができれば、『逆上がり』を成功させる筋力が備わっている証拠です。
「10秒間キープできない場合は、“ダンゴ虫”運動を練習に取り入れましょう。
鉄棒にお腹を引き寄せるための、腕を動かす筋力、背中の筋肉を鍛えることができます。」
体重が重くても大丈夫!
『逆上がり』ができない子どもの特徴として、体重が重いことも挙げられるそうです。
腕で身体を支えきれずに、鉄棒から身体が離れていってしまうのです。その場合も、大きな身体を支える筋力をつければOK。
「実は僕、小学校の頃に給食が大好きで太り気味でした(笑)。
だから『逆上がり』は苦手だったんです。
当時、筋トレのコツを知っていれば…」と鴻巣さんは苦笑い。
そのくらい、筋力アップが『逆上がり』を成功へと導く大事なポイントになります。
スムーズに成功できる鉄棒の「高さ」と「持ち方」
『逆上がり』を成功しやすい鉄棒の高さは、肩ぐらい。
握り方は「順手」と「逆手」と2種類ありますが、どちらでもOK。子どもが迷っていたら、鉄棒運動の正式な握り方である「順手」を勧めましょう。
鉄棒を上から握る「順手」。『逆上がり』ができた後、次の技にスムーズに移行できます
もし子どもが自然に「逆手」で握ったら、そのままトレーニング開始!
鉄棒を下から握る「逆手」の方が、鉄棒を体に引きつけやすい場合も。個人差があるのでなじむ方を選びましょう
さぁ、それではいよいよ、逆上がりの練習を始めましょう!
『逆上がり』を成功させる3つのコツ
『逆上がり』の運動は、助走→踏切→回転の順番です。それぞれの運動を成功させるのにはコツがあり、親がちょっとサポートすることで成功率を高められます。
コツ1:早歩きで助走して、ジャンプアップ
「よーし、成功させるぞ!」と気合い十分に取り組むあまり、勢いよく助走し、最後に地面を蹴る踏み込みが強すぎて、
身体が上に向かうスピードを落としてしまうことがよくあります。
「助走は早歩きか、軽いステップぐらいで十分。踏み込みよりも跳び上がりを意識させるために、最後の一歩は親が“ジャンプ!”と声を掛けましょう。」
コツ2:鉄棒をお腹に引き寄せる
身体が鉄棒から離れてしまうと、失敗してしまいます。
子どもには「鉄棒をお腹に近づけて」「鉄棒を引っ張るようにして」とアドバイスしましょう。
このときに活躍するのが、“ダンゴ虫”運動で鍛えた背中の筋肉です。
回転するときに大人が腰を支えて、補助してあげるのも効果的です。
コツ3:背中側の景色を見るようにする
最後は、回転をスムーズにさせるコツ。「ジャンプ!」のかけ声で踏み切ったら、「後ろを見て!」と背後を見るように意識させましょう。
すると自然に身体が逆さまになって、回転が促されるはずです。
「できた!」につながる、タオルを使った成功体験
こうしたコツに加えて、踏切板などの補助器具を使って『逆上がり』の成功体験をすることで、自力で成功しやすくなります。
休日に公園に親子で練習する場合には、腰を支えるほかに、タオルを使う方法もオススメです。用意するのはふつうの手ぬぐいタオルだけでOK!
タオルを使うなら、鉄棒の高さはお腹の位置
『逆上がり』をスムーズに成功させる鉄棒の高さは「肩」の位置ですが、タオルを使う場合は、なるべく「おへそ」に近い高さを選びましょう。
タオルを腰に回して、鉄棒とお腹をピッタンコ
タオルを腰、あるいは背中に回して、タオルの両端を持ちます。鉄棒が高すぎると、タオルが肩の位置になってしまうので意味がありません。
鉄棒にタオルの両端をかぶせ、タオルの上から握ります。鉄棒とお腹はぴったりくっつけましょう。
軽い踏み込みで、ラクラク回転
3つのコツもイメージしながら、トライしてみましょう。
タオルが背中をサポートしてくれているので、軽い助走→軽い踏み込みで驚くほどクルッと回れるはずです。
タオルが滑りやすいので、必ず大人と一緒に行いましょう。もし大人が挑戦するときは、長めのタオルを使ってください。
“生涯健康”のカギを握る『逆上がり』
「『逆上がり』には、3つの技が必要です」と鴻巣さん。
回る
逆さになる
(鉄棒の上で)バランスを取る
「これらは体操競技だけでなく、スポーツ全般の基礎になっている大切なテクニックです。
つまり『逆上がり』は、生涯にわたって取り組みたい健康づくり、
スポーツ活動に大きく影響を与える運動で、子どもの“生涯健康”のカギを握るターニングポイントでもあると思います。」
『逆上がり』が、その後の健康ライフに影響するとは意外な発見でした。
さらに『逆上がり』は、「できる」「できない」によって達成感が明確に異なるので、成功体験は、子どもにとって大きな喜び、自信につながるそう。
「最も大事なのは楽しんで自ら取り組む姿勢です」と鴻巣さん。
いくら大切な運動とはいえ無理強いすることなく、パパやママも一緒にトライしながら、親子で遊ぶ感覚で練習しましょう。
以上です。
私は逆上がりが出来なかった子どもでした。
小学校3年の時、家に帰宅後 父親に再度小学校に連れて行ってもらって逆上がりの練習をしました。
おそらく東京大学大学院・鴻巣暁さんが↑で書かれているように、筋力が足らなかったように思います。
父親に教えてもらった時はできなかったように思いますが、小学校6年の時にできるようになりました。
おそらく筋力がついてきていたように思います。
>1年生のクラス全員というのはなかなかありません。
なぜできたのか考えてみました。
まず、一人一人が努力したことです。
>こういう友達の優しさに支えられて、最後の一人まで頑張ることができたのは、間違いありません。
投稿者さんは、このように書かれていましたが、私のように逆上がりが出来ない子にとっては、クラス全員から応援されるのは、針のむしろです。(苦笑)
「成功しなければ努力したことにならないのか!」と言いたいです。
放課後、父と一緒にできるようになりたいと頑張ったのに。(苦笑)
小学校1年で全員ができることは、稀とも書かれていました。
私のような逆上がりが出来ない子から言わせれば、精神論ではなく、逆上がりのコツを教えて頂きかったです。
私の担任は逆上がりのコツを教えるなんてしないで、「やってみろ」の掛け声だけでした。
逆上がりのコツを教えていただければ、悩まなくて出来たかもしれないのに。(苦笑)
>「実は僕、小学校の頃に給食が大好きで太り気味でした(笑)。
だから『逆上がり』は苦手だったんです。
当時、筋トレのコツを知っていれば…」と鴻巣さんは苦笑い。そのくらい、筋力アップが『逆上がり』を成功へと導く大事なポイントになります。
>「一般的に『逆上がり』は、小学校3年生〜4年生で約半数ができるようになり、5年生〜6年生では全員がマスターしたい運動といわれています」と鴻巣さん。
成功する年齢に差が生じる理由の一つは、子どもそれぞれで体に合った筋力の発達が異なるため。
巣鴨さんも言われているように、筋力の個人差があります。
小学校1年生で全員できる必要もありませんし、小学校1年生で「出来ない子」というコンプレックスを
持たせる必要もないように思います。
私のように逆上がりが出来なかった子は、この投稿文をイヤな気持ちで読みました。
太田裕美 九月の雨