団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

ユマニチュード の魔法

2016-07-31 04:21:06 | 日記
 週刊文春 阿川佐和子さんの「この人に会いたい」とコラムで、
ユマニチュードを作られたイブ・ジネストさんと日本での紹介者の本田美和子医師がゲストで対談されていました。

この対談を読んで、ユマニチュードに興味を持ちました。
ユマニチュードをネットで調べますと、下記のような説明がありました。



ユマニチュードとは、フランス生まれの新しい認知症ケアの手法。
特別な治療もなく、わずか1分程度で驚くほどの効果をもたらすと、注目を集めています。
うつ状態や暴力的になったりする人も、ユマニチュードを通すと穏やかになることから
「魔法のよう」と紹介されることも多いようです。
もちろんユマニチュードの中身は魔法ではなく、具体的な技術に裏付けられた、
誰にでも習得できる介護の方法です。その中身を見てみましょう!


ユマニチュードは、「ケアする人とは何者か」という哲学に基づく、認知症ケアの手法。
今から約35年前、体育学を専攻するふたりのフランス人、
イブ・ジネストさんとロゼット・マレスコッティさんによって作り上げられました。

見る、話す、触れる、立つというコミュニケーションの4つの柱を基本とし、150を超える技術から成ります。
現在フランスでは400を超える医療機関や施設が、ユマニチュードを導入しています。
今ではドイツやカナダなどでも導入され、世界中に広まっており、日本にも2011年から導入されました。
国内でも多くのメディアで取り上げられ、医療・介護の現場でいまだ注目を集めている認知症ケアです。



「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」の4つの基本柱

ユマニチュードの基本は、4つの手法を組み合わせて行うことです。
具体的には「見つめながら会話位置へ移動する」
「アイコンタクトが成立したら2秒以内に話しかける」といった150の手法があり、全国での講演会や研修会を起点に広まっています。



見る
ユマニチュードでも特に大事とされている「見る」。
認知症になると人よりも視野が狭くなるため、まずは本人の視界に入って存在を認識してもらうことが大切です。

同じ目線の高さで、20cmほどの近距離で、親しみをこめた視線を送ります。
ユマニチュード考案者のジネスト氏曰く、「見ないのはいないのと同じ」。
視線を合わせることで、言葉で説明するよりも早く、確実に「私はあなたの味方です」ということを伝えられます。



話しかける
ユマニチュードではたとえ反応が返ってこない方に対しても、積極的に話かけ、
常にポジティブな言葉を加えます。ケアをするときも「今からお口の中を綺麗にしますね」
「お口を開きます、さっぱりしますよー」「綺麗になりましたね、気持ちいいですね」と、
実況するように、ゆっくりと声がけをします。
そうすることで、単なる「作業」ではなく、心の通った「ケア」になります。



触れる
人間関係を親密にさせる上でボディタッチは非常に効果的と言われていますが、
ユマニチュードでも、触れることを推奨しています。
ケアをする時本人の背中や手を優しく包み込むように手のひらを使って触れることで、安心感を与えます。

この時、忙しく無言で触れてしまうと逆効果で、本人に不信感を与えかねません。
優しく声を掛けながら、そっと触れることが必要です。



立つ
ユマニチュード考案者のジネスト氏が、「自分の足で立つことで人の尊厳を自覚する」と語っている通り、
ユマニチュードでは最低1日20分は立つことを目指しています。
立つことで、筋力の維持向上や、骨粗鬆症の防止など、身体機能を保つ効果があるのと、
他の人と同じ空間にいることを認識することで、「自分は人間なのだ」という実感にもつながります。

ユマニチュードでNGな行動とは

ユマニチュードケアで「やってはいけないこと」として、以下のような行動が挙げられています。

腕などを突然「つかむ」
視界に入りにくい「横や後ろ」から声をかける
無理やりに立たせようとする
介護する立場からすると何気なく行うことでも、
認知症を持つ本人にとっては不安や恐怖を煽る行動として捉えられます。意識して避ける必要がありそうです。

ユマニチュードの効果とは?

認知症の人を「病人」ではなく、あくまで「人間」として接することで、
認知症の人と介護者に信頼関係が芽生え、周辺行動が改善する効果があるといいます。
実際にユマニチュードを試した家族からは、驚きの声が上がっています。

・入浴のたびに大声を上げていた認知症の母から『ありがとう』と言われた
・寝たきりの祖父が歩くことが出来た


さいごに

「人は見つめてもらい、誰かと触れあい、言葉を交わすことで存在する」というユマニチュード。
認知症の人々だけではなく、子供さんから大人まで、全年齢のコミュニケーションでヒントになる部分も多いですね。




 下記の動画は24分もありますが、長く感じませんでした。
ユマニチュードは150通りの技術があるそうですので学び実践するのが大変だと思いますが、
認知症の方が人間らしく扱われることによって、意欲的に変わられる姿に感動しました。

阿川さんとの対談で、認知症の方が「今、何時?」と訊かれたら、
「『何回聞くの!』と答える方が多いが、認知症の方にとって初めて訊かれたことなんですよ。」と、
言われたジネストさんの言葉にはっとさせられました。(苦笑)

私は去年の9月まで特別養護老人ホームで宿直をしていました。
食事の時にワーカーさんが、もう食べたくなさそうな入居者さんに無理に食事を食べさせているところを見たり、
口腔ケアなどにおいても嫌がる入居者さんの口を無理にあけて綺麗にされていたところを見ました。

ジネストさんによると、認知症の人へのアイコンタクトは、一日平均120秒らしいです。
あとは職務で見ているだけで認知症の人を見てはいないらしいです。

私も納得します、職務だから無理してでも食べさせるのですね。
認知症の方を人間扱いしていないです。
決して、看護婦さんやワーカーさんが悪いわけじゃないです。
職務としてやるべきことをこなさなくてはいけないということで、
認知症の方の心まで推し量っている時間がないんでしょうね。

それとも認知症の方は、何も感じていないと思われているかもしれませんね?
私も初めて知りましたが、ジネストさんによると認知症の方は記憶は忘れても、感情は生きているというお話です。
人間らしく扱ってもらい、愛情を持って接すると、認知症の方もフレンドリーに
なられます。
日本の病院・介護施設で働かれる人達は、ユマニチュード技術を取得し、認知症患者を人間らしく扱われるようになってほしいです。
下記が動画です。




ユマニチュード / 認知症ケア 優しさを伝える技術
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犯人だと決め付けて、聞く耳を持たない!

2016-07-30 05:47:12 | 日記
先日の中日新聞の社説には驚きました。

<検察誤認起訴>というタイトルで書かれていました。

前置きで
 起訴された男性二人が犯人でないことがわかり、
東京地検が公訴を取り消した。
写真で容疑者を特定する「面割り」に頼り、まちがった。
客観的な証拠がないのに起訴に踏み切る検察の安易さに驚く

 本文に入ります。


 「捜査のイロハのイができていなかった」 「捜査不十分」
 「情けない」ー。東京地検の幹部が漏らした言葉だ。
犯人でないことを理由に公訴を取り消すという事態は異例である。
それほどまでにおそまつな捜査だったといえる。

 二年半前の傷害事件だった。
東京都八王子市内で、深夜に40代の男性2人が外国語を話す
複数の男に殴られたり、蹴られたりして、それぞれ2週間と1カ月のけがを負った。
犯人はタクシーに乗って逃げた。

 警察は今年3月に中国籍の会社経営者2人を傷害容疑で逮捕した。
2人とも容疑を否認していたが、東京地検立川支部は同罪で起訴した。
このとき決め手としたのが、写真による「面割り」だった。
目撃者に何枚もの写真を見せて、容疑者を特定する捜査手法である。
証拠らしいものは、それら目撃情報しかなかったようだ。

 6月の裁判が始まる前に、弁護側がタクシー会社に問い合わせたところ、
ドライブレコーダーの映像が残っていた。
そこに写っていたのは、全く別の3人組の姿だった。
会話する言語も中国語でない外国語だった。
つまり起訴された2人は犯人ではないー。

 2人は無実だと言っていたし、アリバイがあることも主張していた。
犯行時間に居酒屋から別の店に移動して飲食していたのだ。
それらの言い分が捜査当局になぜ聞き入れられなかったのだろう。
犯人だと決め付けて、聞く耳を持たなかったのではないか。

 仮に犯人だと疑ったとしても、客観的な証拠を集めなかったのは致命的である。
逆に言えば犯人でないから客観的証拠がないのだ。
弁護側に指摘されるまで、捜査側はドライブレコーダーの映像を確認してもいなかった。
ずさんな捜査が繰り返されている。

 過去の失敗から検察は、数々の教訓を読み取ったはずである。
証拠を十分に収集することは当然として、それに対して冷静で多角的な
評価を加えなければならない。

 「イロハのイ」の誤りであるからこそ深刻なのだ。
慎重さが足りなすぎる。

 ぬれぎぬをを着せられた2人の身柄拘束は約百日にも及ぶ。
その重大さをかみしめなければならない。

 
 以上です。

 日本の検察はどうも一旦犯人と決めつけてしまうと、客観的な証拠を
集める努力より、自白とかを強要して、どうしても犯人に仕立ててしまうようです。
 まだ最近のことですが、2010年 厚労省元局長・村木厚子さんが当時の主任検事の
前田恒彦により証拠のフロッピーディスクを改ざんして、犯人に仕立て上げられたこともあります。

どうも日本の検察は足で証拠を集めるよりも、犯人を決め付け、それに関しての証拠
集めはするが、それ以外の証拠は無視する傾向があるようです。
昔から変わらない体質ですね。

今時ドライブレコーダーも調べようとしないのは、捜査の基本を知らないとしか
言いようがないです。
無実の人が百日も拘束されてしまう。
怖いです、とても正義の人とは思えません。

 確か前田恒彦の上司も証拠偽造に加担したとして、罰せられたと思いますが、
取り調べ室の可視化を要望していました。
検察がでっち上げをすることをよく知っているからでしょうね。(苦笑)






スピッツ / 楓
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孫の見守りに行ってきます。

2016-07-29 04:51:51 | 日記
 昨日の朝 孫の見守りに息子の家へ行きました。
末っ子の少3の孫が野球クラブから一人9時少し前に帰ってくるということで、次男の小5が帰ってくるまで
いて欲しいとの息子の嫁さんからの依頼で出かけました。

 8時50分ごろ、末っ子の小3の孫が帰ってきました。
すぐにゲームをしようとしましたので、まずはシャワーを浴びるように言いました。
シャワーを浴びてからゼリー状の飲み物を飲んでいました。
その後、私が持参したコーラーを飲んで満足したようで再びゲームに興じていました。

 末っ子の孫は今までサッカークラブは一月ほどで辞めてしまうは、水泳は「行きたくない!」と
言うわで、「野球クラブに入りたい」と言った時は、「上の兄貴が入っているから『入りたい』と
言っているだけだから、せめて小4まで待ったほうがいいのではないか」と、息子に言いました。

ところが今年の4月から野球クラブに入って、毎週土、日の野球クラブの練習に休まず参加しています。
野球はまだまだですが、真面目に通っているだけ立派なものです。
たった1度練習試合で代走で出してもらったようです。(笑)

 小5の孫が11時頃サッカー部の練習から帰ってきました。
8時すぎに野球クラブの練習を終えて、今度は学校のサッカー部の練習に行ってきたようです。
忙しいことで。(笑)

 私が小5の孫に「帰るわ」といったところ、
「おじいちゃん、二人だけでいるの寂しい」というので、やむなく
「◯◯(長男の名前)が帰ってくるまでいる」と答えました。(苦笑)

 12時少し前に長男の中1の孫が学校のサッカー部の練習を終えて帰ってきました。
やっと解放されました。(笑)

 今日も頼まれていますので、もう1日末っ子の孫の見守りに行ってきます。








【明治安田生命CM】 「あなたがいるしあわせ」
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介護の職場は60歳過ぎた女性も受け入れてくれます。

2016-07-28 04:14:52 | 日記
一昨日 とんでもない事件が起こりました。
知的障害者施設で19人もの方が殺害されたのは皆さんご存知のことだと思います。
最初ネットで見出しを見た時、てっきりまた外国で起こったことだと思いました。
私は去年の9月まで特別養護老人ホームで、宿直の仕事をしていたので、とても他人事とは思えませんでした。


 知的障害者施設がどんなものかはよく知りませんが、ニュースを見ていると特別養護老人ホームの
深夜体系のあり方とよく似ていました。
私達宿直員も、入居者さんが外へ行ってしまわれないかということに重点を置いていて、
外部からの侵入者にはあまり注意を払っていないのが現状でした。
これからの施設の警備のあり方として、入居者さんが黙って外出したり逃亡してしまうこともさることながら、
外部からの出入りにもより注意せざるを得なくなると思いました。

 ところで介護施設が増えたことで60歳を過ぎた女性も働ける場所が増えました。
以前でしたら、60歳過ぎた女性が新たな職場に雇われることは大変むつかしかったのですが、
今は介護の仕事なら、雇ってもらえるチャンスが高いです。
家庭の事情で60過ぎても働かなければいけない女性は多いです。
待遇面では色々問題がありますが、とりあえず雇ってもらえるという職場が増えたということは
いいことだと思います。

 きつい仕事ですが、介護という仕事に向いている女性もいらっしゃいます。
宿直時代、ご一緒した60代の女性ワーカーさんは深夜勤務専門という方々でしたが、真面目に働かれていました。
却って若い人より仕事ができる人もいらっしゃいました。
70歳までは働きたいという意欲いっぱいのご婦人もいらっしゃいました。
頑張っていただきたいです。







レモン片手に 九重祐三子
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夫婦は100組いれば100通りの考えがある

2016-07-27 06:17:47 | 日記
 今朝 足が少しつりかけました。
ブロ友のかっつんに教えていただいた乳首をつまむほどの痛みでなかったので、
大正製薬のジクロテクトPROローションをふくらはぎに塗りました。
湿布と効能は似ていますが、貼る手間がかかりませんので楽です。

 足のつりといえば、最近 かみさんがこの件でジムのプール仲間の奥様と
口論になったようです。

 なんでもその70代の奥様はご主人の足がつるとお湯にお塩を入れて、
足を揉んであげるそうです。
うちのかみさんが「そんなことはしないわ」と言ったら、
「大事な旦那様だから、それぐらいやってあげなきゃ」と、言われたようです。
かみさんは「私は悪妻だから」と言ったら、
「私はそんな人大嫌い」と言われたようです。(苦笑)

 その日の夕食にその話が出ましたので、
当人を目の前にして「大嫌いなんて言うのかな」と言いましたら、
「私も生まれて初めて」と言っていました。
かみさんもショックだったようです。

 私は「夫婦は100組いれば100通りの考えがあるから、気にするな」と
言い、「お湯に塩を入れてるより、すぐ足をさすってもらった方がこちらは助かるけど」と
笑いながら、言いました。





Somewhere Over The Rainbow / 虹の彼方へ
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