中日新聞を読んでという欄に「忖度に左右されぬ人たち」というタイトルで木全純治さん(シネマスコーレ支配人)が、投稿されていました。
安倍政権の本質は、官僚による「忖度政治」にある。
大臣、補佐官は、首相の顔色をうかがいながら、居心地のいい時を過ごしていた。
ところがコロナ禍の緊急事態が発生し、ピントはずれの政策が多発する。
国民目線から遠く離れた忖度構造は、日本の国力を削ぎ、衰退を導いた。
そんな中、日韓のテレビドラマでは、忖度を全くしない主人公が大活躍している。
八月三十一日付朝刊、「考える広場」で「テレビドラマの現在地」の特集が組まれた。
脚本家の野木亜紀子さんは「海外ドラマを見ていると、政治や社会問題が当たり前に入っています。
日本のドラマもかってはそういう作品がたくさんあったんですが、今やめっきり減ってしまった」と、現状を分析する。
コラムニストの吉田潮さんは、「刑事・警察もの」「医療もの」「弁護士・検事もの」を、日本ドラマをつまらなくする三大悪と呼び、「日本は仕事も恋愛も性行為も、空気を読みすぎて同調圧力に屈している女性しか出てこない」と、手厳しい。
忖度、同調圧力を断固として拒否し、自らの信念を貫く主人公。
テレビドラマ界を揺るがすひとりに、日本では「半沢直樹」がいる。
忖度がはびこる政界、銀行内部での半沢の真っ向勝負は、体制に風穴をあけていく。
韓国ドラマでは、ネットフリックスで配信中の「愛の不時着」と「梨泰院(イテウォン)クラス」の主人公が出色だ。
「愛の不時着」の朝鮮人民軍将校、リ・ジョンヒョクの、国境を超えた韓国財閥令嬢との恋物語は、国家体制への忖度を打ち破って行く。
彼の恋にかける強烈な行動力は、新鮮極まりない。
「梨泰院クラス」の主人公、パク・セロイは、高校中退で刑務所帰りの居酒屋店主。
彼が韓国外食産業のトップになろうとする信念は、神懸かっている。
常に友と共に、巨大な壁に立ち向かう姿勢に、忖度は介在しない。
セロイの発する言葉は、意外性に富みブレがない。
テレビドラマの三人の姿が魅力的に映れば映るほど、日本、韓国が忖度構造にむしばまれている証左となる。
以上です。
>安倍政権の本質は、官僚による「忖度政治」にある。
大臣、補佐官は、首相の顔色をうかがいながら、居心地のいい時を過ごしていた。
私もそのように思いました。
私も現役時代 多少上司に忖度しましたが、官僚となると首相ではなく国民に目を向けて正しい行いをしてもらわなくちゃ。
忖度しすぎる政治は、恥ずかしいし、みっともない。
童話の「裸の王様」ではないですが、王様が裸で歩いていても誰もが忖度して裸だと指摘しない。
ただ素直な子供が「王様は裸だ!」と叫ぶ。(笑)
忖度も行きすぎるとロクなことはないですね。
今度の首相 菅さんは、官僚たちに「忖度政治」を強いるかな?
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