中日新聞の「くらしの作文」に「もう幾つ寝るとお正月」というタイトルで、72歳の女性が投稿されていました。
12月初旬、離れて暮らす娘夫婦が重箱を提げてやってきた。
「大晦日の午後に受け取りに来るからね」
「ハイッ、承りました」と二つ返事で引き受けた。
以前は密閉容器に手作りのおせち料理をぎっしりと詰めて、大晦日に手渡しし、娘は自宅に戻り重箱に詰め替えるのが常だった。
だが「二度手間だから、おかあさんが直接、私のお重に詰めちゃって」と、娘のちゃっかりした言葉で今に至る。
おせちの詰め方は、伝統の形が幾つかあり、年に一度だけのことでもあり、不慣れな若い人は戸惑うことだろう。
市松盛りや七宝盛りなどの特殊な詰め方を心に留めて、きっちり詰めれば縁起良く正月らしい逸品ができあがる。
今、高齢者世帯では、硬い田作りは年寄りの脆い歯には危険とか、大根を千切りにしていたら包丁で指を切っただの、黒豆や旨煮は作りすぎて余ってしまうなど、消去法でおせちの品数は年々減る傾向。
挙句の果て、おせちじまいをする友人、知人が増加中だ。
私は、料理が好きで、食べることが大好きなので、食を決して疎かにはしない。
年に一度のスタートとなるおせちは、最も大切な食のイベントである。
以上です。
>だが「二度手間だから、おかあさんが直接、私のお重に詰めちゃって」と、娘のちゃっかりした言葉で今に至る。
確かに二度手間ですね。笑い
ちゃっかりした娘さんを、笑って許されているようで。
>おせちの詰め方は、伝統の形が幾つかあり、年に一度だけのことでもあり、不慣れな若い人は戸惑うことだろう。
市松盛りや七宝盛りなどの特殊な詰め方を心に留めて、きっちり詰めれば縁起良く正月らしい逸品ができあがる。
おせちに、詰め方があるなんて知りませんでした。
投稿者さんは、博識ですね。
出来れば投稿者さんのおせち料理の写真が載っていればと思いました。
うちのおせち料理は市販です。
私は栗きんとん、ハゼ煮、かまぼこ、黒豆、田作りがあれば、満足です。
雑煮は、喉に詰まるのが恐いので食べません。
今年は娘が正月に帰省しないので、雑煮を食べるのはかみさんだけです。
恐らく雑煮は、なしになると思います。
加山雄三 - 夜空の星