昨日の9日、浜岡原発5号炉の再開をめぐるシール投票が行われました。1年前の「東静岡地区への多目的アリーナ」めぐるシール投票を思い出します。以下は、東京から参加した福島原発を考える会の阪上武さんの報告です。
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昨日、静岡市役所前の繁華街(青葉公園)で、浜岡原発5号機の運転再開についてのシール投票が行われました。静岡から白鳥さん、鈴木さんはじめ、浜ネット他のみなさん、東京から私と高木さんと小野寺さん、名古屋から安楽さん、静岡市議の佐野さん、松谷さんもかけつけてスタッフ総勢21名の行動となりました。
13時~15時の2時間で、シール貼りに参加してくれた方が600名を超えました。天気にも助けられましたが、浜岡原発の耐震問題について静岡のみなさんの関心の高さを示していると思います。
設問は、「浜岡原発5号機の運転再開は?」という問いに対し、
1.東海地震が過ぎるまで停止を
2.バックチェック(国の正式な耐震安全性評価)の結果を待つべき
3.運転再開してよい
の3つでした。シンプルに、全号機について停止か再開かの二択にという議論もあったのですが、結果的には三択にしてよかったと思います。ボードの前で1.にしようか2.にしようか悩む人が多く、その間にこちらから浜岡原発の状況について説明する機会が生まれ、また友人同士でどれにしようか相談が始まったり、この辺がシール投票の醍醐味かなと思いました。結果のほうは、
1.東海地震が過ぎるまで停止を 243
2.バックチェック(国の正式な耐震安全性評価)の結果を待つべき
333
3.運転再開してよい 27
で2.がトップでした。1.がトップでなくて残念という声もあったのですが、この企画が、反対派による反対派のためのものではなく、客観性に現状を映すものとして説得力が増したのではないでしょうか。さらに、今、中部電力と国は、耐震バックチェックを中途にして5号機の運転再開を強行しようとしており、少なくとも耐震バックチェックの結果を待てというのがこちら側の具体的な要求事項となっていますので、その意味でも非常にいい材料が得られたと思います。
この結果は、11日の火曜日にボードごと県庁にもっていって要請行動を行うとのことです。15日には御前崎市で説明会があり、宣伝活動がよびかけられています。写真を添付でつけます。参加された皆さんお疲れ様でした。
阪上 武