まつや清の日記 マツキヨ通信

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北九州市の紫川のマイタウイン・マイリバー事業で建築都市局 都心・副都心開発室へ視察

2011年01月18日 | ニュース・関心事
視察の二日目は北九州市の紫川のマイタウン・マイリバー事業で北九州市建築都市局 都心・副都心開発室の職員の方がパワーポイント37枚のシートを丁寧に全体事業の最初から最後までを説明していただきました。

もともと北九州市は5つの市が合併したものの均等の予算配分開発方式でうまくいかず、前市長の時代に「都心 副都心」という集中開発区を設け、その都心に流れる県管理の紫川を国・県・市3分の1負担での特区再開発。

市長が建設省出身で縦割り方式でうまくいかないなら法律を変えろとの強いリーダーシップのもとで総額3610億円、公共が1000億円、1990年から2011年の20年間事業。治水対策から親水・街づくり総合事業。

城下町であるがゆえに道路網が脆弱、紫川に橋を架けることで道路強化、しかもその端には太陽の橋、木の橋、風の橋、火の橋、水鳥の橋とユニークなデザイン。公園整備も含め広大な憩いの場も作りながらの事業。

市民や商業者からは「そんなものできるはずがない」絶えざる行政との衝突=対話を乗り越えての完成までにこぎつけようとしている姿勢は学ぶべき点が多数ありました。この事業で観光客は22万人から44万人に倍増。

静岡の大道芸で106万人という数字を知る立場からすると、北九州市はやはり観光の町というより八幡製鉄に代表される企業の町。紫川の堤防そばにTOTOの本社があり煙突から煙がもくもく。ちょっと街の性格の違いも。

ただ、説明の前の議会事務局長の政令市でピークが106万人の人口が98万人、減っているがこれは八幡製鉄の生産拠点の移動があるにもかかわらずこの数字は街づくりに成功しているとの自信に満ちた発言は探索必要あり。

開発室の方が政令市・静岡が北九州に学ぶ点は街の核が旧静岡・旧清水と二つあるという意味においてとと語る姿勢も大いなる刺激を受けました。静岡市が他都市視察にどう説明しているのでしょうか。