日本経済新聞電子版の「クイックVote」第322回
「加計学園問題、説明に納得できますか」
加計学園問題、政府の説明「納得できない」8割
第322回解説 政治部次長 佐藤賢
【日本経済新聞】2017年6月3日
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/
学校法人「加計学園」(岡山市)の、獣医学部新設に関する文書が、政界に波紋を広げています。
文書の真偽を巡り、政府と前川喜平前文部科学次官(62)の見解が、真っ向から対立する事態になっています。
どちらの説明に納得できるのか。
電子版の読者に聞いたところ、政府の説明に「納得できない」は81.4%で、「納得できる」の18.6%を大きく上回りました。
前川氏の説明に、「納得できる」は74.1%で、「納得できない」の25.9%より多かったです。
この調査から見ると、読者の不信感は、政府の方により多く向いているようです。
ー中略ー
前川氏は5月25日、都内で記者会見し、「確実に存在した」と証言しました。
30日には、16年9月に面会した和泉洋人首相補佐官から、
「総理は自分の口からは言えないから、私が代わりに言う」、との趣旨の発言があったことを、明らかにしました。
ー後略ー
******* ******* ******* *******
上記の『日経クイックVote』のデータをもとに、日刊ゲンダイが編集したグラフ
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「官邸の最高レベル」文書 文科省内で共有示すメール存在か
【NHK NEWS WEB】2017年6月2日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170602/k10011004751000.html
国家戦略特区での大学の獣医学部の新設をめぐり、民進党の調査チームは、
「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された文書が、文部科学省内で共有されていたことを示す、メールの写しを入手したとして、文部科学省に、事実関係を再度調査するよう求めました。
学校法人「加計学園」が、国家戦略特区に指定された、愛媛県今治市に計画している、大学の獣医学部の新設をめぐって、
民進党は、「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された、文書の存在を指摘していますが、
文部科学省は、「調査の結果、文書の存在は確認できなかった」としています。
民進党の調査チームは、2日の会合で、この文書が、文部科学省内で共有されていたことを示す、メールの写しを入手したとして、公表しました。
それによりますと、
「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された文書が、添付されたメールが、文部科学省の10人余りに送られていて、
本文には、
「概要を共有します。こなし方については、現在局内で検討中です」、などと記されています。
調査チームは会合で、
「『文書の存在は確認できなかった』という調査結果は誤りで、事実関係を徹底的に調べるべきだ」などと、文部科学省に対し、再度調査を行うよう求めましたが、
文部科学省の担当者は、
「出どころが不明確で、コメントを差し控える。持ち帰って大臣に報告する」と、答えるにとどめました。
******* ******* ******* *******
玉木雄一郎さんのツイートより
「特区」といっても、3つの特区制度が併存している。
今回問題となっているのは、第二次安倍政権で創設された、「国家戦略特区」。
トップダウンで決めることが特徴。
岩盤規制に穴を開ける、というと聞こえはいいが、それが、特定の一社や一法人に対する、規制の抜け穴を作る制度ではないか、との疑念が生じている。
他の特区制度とは異なり、「国家戦略特区」の課題の一つは、
改革の原案を議論する会議(分科会や区域会議)に、関係省庁が、オブザーバーとしてしか参加できず、賛同者のみの意見で合意が形成されること。
民間事業者といっても、元愛媛県知事の加戸氏が選定されており、人選の中立性についても問題がある。
国家戦略特区には、『関係省庁』が入っていない?!
最後に、二つの図を紹介します。
ズブズブとしか言いようのない、とてもわかりやすい図です。
加計(かけ)替えのない友情の証です。
「加計学園問題、説明に納得できますか」
加計学園問題、政府の説明「納得できない」8割
第322回解説 政治部次長 佐藤賢
【日本経済新聞】2017年6月3日
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/
学校法人「加計学園」(岡山市)の、獣医学部新設に関する文書が、政界に波紋を広げています。
文書の真偽を巡り、政府と前川喜平前文部科学次官(62)の見解が、真っ向から対立する事態になっています。
どちらの説明に納得できるのか。
電子版の読者に聞いたところ、政府の説明に「納得できない」は81.4%で、「納得できる」の18.6%を大きく上回りました。
前川氏の説明に、「納得できる」は74.1%で、「納得できない」の25.9%より多かったです。
この調査から見ると、読者の不信感は、政府の方により多く向いているようです。
ー中略ー
前川氏は5月25日、都内で記者会見し、「確実に存在した」と証言しました。
30日には、16年9月に面会した和泉洋人首相補佐官から、
「総理は自分の口からは言えないから、私が代わりに言う」、との趣旨の発言があったことを、明らかにしました。
ー後略ー
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上記の『日経クイックVote』のデータをもとに、日刊ゲンダイが編集したグラフ
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「官邸の最高レベル」文書 文科省内で共有示すメール存在か
【NHK NEWS WEB】2017年6月2日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170602/k10011004751000.html
国家戦略特区での大学の獣医学部の新設をめぐり、民進党の調査チームは、
「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された文書が、文部科学省内で共有されていたことを示す、メールの写しを入手したとして、文部科学省に、事実関係を再度調査するよう求めました。
学校法人「加計学園」が、国家戦略特区に指定された、愛媛県今治市に計画している、大学の獣医学部の新設をめぐって、
民進党は、「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された、文書の存在を指摘していますが、
文部科学省は、「調査の結果、文書の存在は確認できなかった」としています。
民進党の調査チームは、2日の会合で、この文書が、文部科学省内で共有されていたことを示す、メールの写しを入手したとして、公表しました。
それによりますと、
「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された文書が、添付されたメールが、文部科学省の10人余りに送られていて、
本文には、
「概要を共有します。こなし方については、現在局内で検討中です」、などと記されています。
調査チームは会合で、
「『文書の存在は確認できなかった』という調査結果は誤りで、事実関係を徹底的に調べるべきだ」などと、文部科学省に対し、再度調査を行うよう求めましたが、
文部科学省の担当者は、
「出どころが不明確で、コメントを差し控える。持ち帰って大臣に報告する」と、答えるにとどめました。
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玉木雄一郎さんのツイートより
「特区」といっても、3つの特区制度が併存している。
今回問題となっているのは、第二次安倍政権で創設された、「国家戦略特区」。
トップダウンで決めることが特徴。
岩盤規制に穴を開ける、というと聞こえはいいが、それが、特定の一社や一法人に対する、規制の抜け穴を作る制度ではないか、との疑念が生じている。
他の特区制度とは異なり、「国家戦略特区」の課題の一つは、
改革の原案を議論する会議(分科会や区域会議)に、関係省庁が、オブザーバーとしてしか参加できず、賛同者のみの意見で合意が形成されること。
民間事業者といっても、元愛媛県知事の加戸氏が選定されており、人選の中立性についても問題がある。
国家戦略特区には、『関係省庁』が入っていない?!
最後に、二つの図を紹介します。
ズブズブとしか言いようのない、とてもわかりやすい図です。
加計(かけ)替えのない友情の証です。