先日、この自民党議員のツイートの内容が悪質であるとして、ツイッタージャパンに通告しました。
「韓国は異様な反日政策。安倍政権のおかげ」と山梨大・島田眞路学長が発言
その後の大学の対応、ネット上の声
【論壇net】2019年1月9日
https://rondan.net/11687
引用はじめ:
過日より、山梨大学の島田眞路学長が放った新年あいさつの言葉が、波紋を呼んでいます。
次のようなコメントが、山梨大学のHPに載っています。
不穏といえば、韓国もレーダー照射、徴用工問題、従軍慰安婦など異様な反日政策をとっています。
北朝鮮も、ミサイル開発を公然と続けていることが報道されており、これでは制裁を継続するしかありません。
英国のEU離脱、ドイツやフランスをはじめとするヨーロッパ各国の右傾化や、政府の不安定化、中東情勢なども、不穏な空気の要因です。
我が国も、このような不安定な国際情勢からくる影響を、受けるのは必然ではありますが、安倍政権が比較的安定しているのが救いかもしれません。
2019年の年頭にあたり島田眞路学長が挨拶
ーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーーーー
批判を受けた山梨大学の回答文:
世界情勢について報道されている事柄を、客観的に捉え、世界情勢が混沌としている状況を伝えたまでです。
ツイッター上では多様な意見があるようですが、そのことに対してコメントはありません。
また、例えば『国や地域』『誰か・何か』を批判・差別する意図での発言ではありません。
通常、あいさつの作成については、事務局でいくつかの事項をピックアップし、それを基に学長が作成しております。
大学では、常に多様な情報をHP等で公開しており、常に反応があることは想定しているところです。
******* ******* ******* *******
韓国は、昭和のど真ん中生まれのわたしにとっては、長い間、あまり良いイメージを持つ国ではありませんでした。
昭和の10桁生まれの両親はともに、はっきり言って嫌っていたので、韓国のことを話す際にはいつも、批判めいた言葉がくっついていました。
韓国が急に近しくなったのは、日本で今の夫と一緒に暮らすようになってからのことです。
米国人の夫は、滞在ビザの獲得のために3ヶ月に一回、日本から出国しなければならず、大阪や下関の港からフェリーに乗って、韓国に行っていたのでした。
とても貧乏だったので、フェリーの最安値の切符しか買えず、船底の相部屋で雑魚寝をしながら渡航していました。
こちらに移住してからは、近くにコリアンタウンがあったりして、まずは食文化から馴染み始め、韓国人の生徒や家族と仲良くなるうちに、今まで知らなかった、知ろうとしてこなかった韓国が、色々と見えてきました。
社会や政治の問題から自分を遠ざけず、面倒だからと無視しない。
そう決めてから知った、アジアの国々と日本の関係。
その中にはもちろん、韓国も含まれています。
どうして今も、韓国の中に、日本を厭う人たちがいるのか。
どうして今も、日本の中に、韓国を厭う人たちがいるのか。
そのことについても、事あるごとに考えてきました。
そして行き着いたのが、やはり顔と顔を合わせた話し合いを、時間をたくさんかけてし続けていくしかない。
特に政治家に、その度量と胆力が必要だと。
韓国を一度、夫の両親と一緒に旅行した際には、各地でガイド役を務めてくれた人たちから、いろんな話を聞きました。
ガイドさんたちにとって我々4人は、アメリカから来た観光客でしたから、韓国の歴史を説明する中に、日本から受けてきた暴力や差別についての話もありました。
でもそういう話をする時も、一方的な批判ではなく、その時代に蔓延していた偏見や、軍隊による帝国支配を取り上げて、今ある私たちは、愚かだった時代の失敗を教訓に、互いを尊重し合わなければならないと話してくれました。
年齢でいうと、わたしの両親と同世代の方たちでした。
そして今、韓国がとても近しいものになっています。
前にもお話ししましたが、あるドラマと出会ったのがきっかけで、夫もわたしも、すっかり韓国ドラマにハマってしまったからです。
ドラマをたくさん観たからといって、それで韓国のお国柄や文化が理解できたと言えるのか?と聞かれたら、わたしにはまだ自信がありません。
でも、理解できてなくても好きになりました。
もっと知りたくなって言葉を勉強したくなりました。
言葉を勉強すると、韓国らしい優しさや荒っぽさ、表現の面白さが、あちこちに見つかるのです。
そして、何度も軍や政府からの凄まじい弾圧に抵抗してきた、反骨の精神と民主主義への渇望も。
だからあの『ロウソク革命』が、厳冬の最中に行われたのだと。
韓国のことを、常軌を逸した国だとか、感情だけで理が通じないだとか、協議や法の支配、倫理、道徳も通用するとは思えないだとか、
そんな無礼なことを並べ立てて公に非難するような人間に、議員という立場にいて欲しくないです。
「韓国は異様な反日政策。安倍政権のおかげ」と山梨大・島田眞路学長が発言
その後の大学の対応、ネット上の声
【論壇net】2019年1月9日
https://rondan.net/11687
引用はじめ:
過日より、山梨大学の島田眞路学長が放った新年あいさつの言葉が、波紋を呼んでいます。
次のようなコメントが、山梨大学のHPに載っています。
不穏といえば、韓国もレーダー照射、徴用工問題、従軍慰安婦など異様な反日政策をとっています。
北朝鮮も、ミサイル開発を公然と続けていることが報道されており、これでは制裁を継続するしかありません。
英国のEU離脱、ドイツやフランスをはじめとするヨーロッパ各国の右傾化や、政府の不安定化、中東情勢なども、不穏な空気の要因です。
我が国も、このような不安定な国際情勢からくる影響を、受けるのは必然ではありますが、安倍政権が比較的安定しているのが救いかもしれません。
2019年の年頭にあたり島田眞路学長が挨拶
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批判を受けた山梨大学の回答文:
世界情勢について報道されている事柄を、客観的に捉え、世界情勢が混沌としている状況を伝えたまでです。
ツイッター上では多様な意見があるようですが、そのことに対してコメントはありません。
また、例えば『国や地域』『誰か・何か』を批判・差別する意図での発言ではありません。
通常、あいさつの作成については、事務局でいくつかの事項をピックアップし、それを基に学長が作成しております。
大学では、常に多様な情報をHP等で公開しており、常に反応があることは想定しているところです。
******* ******* ******* *******
韓国は、昭和のど真ん中生まれのわたしにとっては、長い間、あまり良いイメージを持つ国ではありませんでした。
昭和の10桁生まれの両親はともに、はっきり言って嫌っていたので、韓国のことを話す際にはいつも、批判めいた言葉がくっついていました。
韓国が急に近しくなったのは、日本で今の夫と一緒に暮らすようになってからのことです。
米国人の夫は、滞在ビザの獲得のために3ヶ月に一回、日本から出国しなければならず、大阪や下関の港からフェリーに乗って、韓国に行っていたのでした。
とても貧乏だったので、フェリーの最安値の切符しか買えず、船底の相部屋で雑魚寝をしながら渡航していました。
こちらに移住してからは、近くにコリアンタウンがあったりして、まずは食文化から馴染み始め、韓国人の生徒や家族と仲良くなるうちに、今まで知らなかった、知ろうとしてこなかった韓国が、色々と見えてきました。
社会や政治の問題から自分を遠ざけず、面倒だからと無視しない。
そう決めてから知った、アジアの国々と日本の関係。
その中にはもちろん、韓国も含まれています。
どうして今も、韓国の中に、日本を厭う人たちがいるのか。
どうして今も、日本の中に、韓国を厭う人たちがいるのか。
そのことについても、事あるごとに考えてきました。
そして行き着いたのが、やはり顔と顔を合わせた話し合いを、時間をたくさんかけてし続けていくしかない。
特に政治家に、その度量と胆力が必要だと。
韓国を一度、夫の両親と一緒に旅行した際には、各地でガイド役を務めてくれた人たちから、いろんな話を聞きました。
ガイドさんたちにとって我々4人は、アメリカから来た観光客でしたから、韓国の歴史を説明する中に、日本から受けてきた暴力や差別についての話もありました。
でもそういう話をする時も、一方的な批判ではなく、その時代に蔓延していた偏見や、軍隊による帝国支配を取り上げて、今ある私たちは、愚かだった時代の失敗を教訓に、互いを尊重し合わなければならないと話してくれました。
年齢でいうと、わたしの両親と同世代の方たちでした。
そして今、韓国がとても近しいものになっています。
前にもお話ししましたが、あるドラマと出会ったのがきっかけで、夫もわたしも、すっかり韓国ドラマにハマってしまったからです。
ドラマをたくさん観たからといって、それで韓国のお国柄や文化が理解できたと言えるのか?と聞かれたら、わたしにはまだ自信がありません。
でも、理解できてなくても好きになりました。
もっと知りたくなって言葉を勉強したくなりました。
言葉を勉強すると、韓国らしい優しさや荒っぽさ、表現の面白さが、あちこちに見つかるのです。
そして、何度も軍や政府からの凄まじい弾圧に抵抗してきた、反骨の精神と民主主義への渇望も。
だからあの『ロウソク革命』が、厳冬の最中に行われたのだと。
韓国のことを、常軌を逸した国だとか、感情だけで理が通じないだとか、協議や法の支配、倫理、道徳も通用するとは思えないだとか、
そんな無礼なことを並べ立てて公に非難するような人間に、議員という立場にいて欲しくないです。