↑ここ最近で一番好きな空(くう)の写真。
9月に入って雨ばかり降っていた。
たまに晴れるとまた降って、かなりうんざりしていたのだけど、先日からの雨は量が多くて、今夜はさらに降って、明日の土曜日の朝まで続くらしい。
けれども日曜日からはからりと晴れて、最高気温は26℃、最低気温は14℃前後に落ち着いて、秋本番の気候になるそうな。
マンハッタン在住の長男くんの奥さんTちゃんから、「お母さんの家の地下室、大丈夫ですか?」とLINEメッセージが送られてきて初めて、マンハッタンがとんでもないことになっていることを知った。
Tちゃん曰く、「96丁目の地下鉄Ⓜ️駅のホームの天上から、水がばああああっと出ておりました🙃」、らしい…。
マンハッタンには今、非常事態宣言が発令されている。
いやはや、ここ10年、大雨被害は年々ひどくなっている。
今までと同じ対策や設備では間に合わないということは歴然なのだから、新たな対応策とお金が必要なはずだが、さて、十分なお金と人員をインフラに回せる政治家がいるのかどうか…。
うちの地下室は、今回の大雨に関してはほぼ無事だった。
けれども、今回は『局地的』の『局地』に該当してなかったからだけの話で、いつ何時浸水被害を被るかは予測がつかない。
一度大変な思いをしてからは、大雨が降るたびに胸の辺りがゾワゾワし始め、うちの前の道(まるで池のようになっていた)で窓の半分まで浸かって動けなくなっていた車を思い出す。
いわゆるプチ洪水トラウマだ。
日本でも、大雨を表す言葉として、ゲリラ雨や線状降水帯という言葉が新たに使われるようになり、洪水被害が年々増えてきている。
自然と戦っても勝ち目はないのだから、せめて被害を最小化するためのインフラ対策をしっかりととるべきだと思う。
さて、こちらの水の話は全然深刻ではなくて、単に状況報告のようなものなのだけど、8月から始めた水中エクササイズと水泳はとりあえず今も続いている。
ロッカーやシャワー室の使用にも慣れ、そろそろサウナにもトライしようかと思っているところ。
朝早く、しかも雨がじゃあじゃあ降っている中を通っている自分を、ちょっと褒めたくなったりする時もある。
今朝もエクササイズのクラスが終わった後、小プール(25メートル)でひと泳ぎしていたら、プールの係員がレーンを張り損ねたらしく、プールの真ん中で2本のレーンが絡み合ってしまっているのに気がついた。
なのでそれを外してプールの縁にいる人に渡してあげようと思ったのだけど、いやはや、あのレーンって見た目と違ってすごく重くて、しかもピーンと張られていない状態だと浮きにもならない。
絡み合っていた地点は水深2メートルで、係員が待ち受けている縁のところは水深3メートルだから、わたしはレーンの端っこを持って泳いでいかなければならない。
絡んだレーンを外すまでは簡単だったのだけど、その後がいけなかった。
もうあと少しのところまで行っているのに、係員の手に届かないのだ。
なぜかというと、あともう一方の端がすでにしっかり留められているので、力を入れて引っ張らないといけなかったからだ。
でも、わたしは水深3メートルのところで片手だけで泳いでいて、そんな重くてダラダラしたものを引っ張り上げることなんてできっこない。
そんなこんなでジタバタしている間に水をしこたま飲んでは激しく咳き込んで、とんでもなく焦って溺れそうになった。
若かりし頃、海で溺れかけていた人に気がついて、何も考えずに助けに行って、自分も溺れそうになったあの時の恐怖がバーンと蘇ってきた。
バカバカバカ!
自分で自分に罵りながら、係員が「大丈夫か?ちょっと休んで!あともう少し!もうちょっと!」と叫んでいる声に応えることもできないまま、とりあえずレーンを係員の手に渡した。
プールの縁にしがみついて息を整え、もう絶対に己を過信することなかれと呪文のように唱えながら、水の恐ろしさを改めて頭に刻み込んだ。
まだ50メートルの大プールに挑戦する勇気が出ない。
25メートルプールを1往復から始めて、今やっと3往復できるようになった。
それも続けてではなく、休み休みで。
66歳の再挑戦なのだから、焦らず少しずつ、チョンチョにチョンチョに😁
雨が降ると外遊びができなくて、退屈しまくっている空と海
茗荷とイチジクのコラボ(by夫)