上の写真は、今年の1月24日から1週間、北京の日本大使館のホームページに載せられていた、安倍首相の中国向けの祝辞です。
祝辞の中で安倍首相は、
「春節やオリンピック・パラリンピックなどの機会を通じて、多くの中国の皆さまが訪日されることを楽しみにしています」
と言っています。
1月24日というと、中国ではすでに新型コロナウイルスが猛威をふるい、その様子が大きく報道されていましたし、感染による死者が二桁に達していたのです。
もちろんネット上には非難の声が相次ぎ、外務省はそれを受けて30日に削除しました。
その1週間に、というか今現在までに、中国からやって来られた観光客の数はどれぐらいだったのでしょうか?
例えば日本航空の場合は、2月6日から運休や減便を始めていますが、大阪在住の弟は、つい最近もいつものように、中国からの観光客でにぎわっていると言います。
とにかく、安倍政府の危機管理能力は極めてお粗末で、能力だけでなくやる気も無い、まるで普段と変わりがないと言ってもいいくらいの体たらく。
なのに一部のメディアを除いて、特にNHKなどは、その政府の態度を追及することもなく、向こうが言ったことを何の批判も加えずに報じています。
新型コロナウイルス対策本部は、専門家のいない会議を、1/30〜2/13までの間に9回も開いたんだ。10分の会議が4回、15分の会議が5回という膨大な時間をかけて。さすがは長期政権、盤石の備えだ。大したもんじゃないですか、専門家のいない会議を9回も開いてたんですから。嗚呼この国に生まれてよかった。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) February 17, 2020
安倍総理は専門家を誰一人招かず、1月30日から2月13日までの間、専門家を誰一人交えないままの会議を9回行ったようですが、
その9回もたった10分が4回、15分が5回、一体何が話し合われるのかという、もしかしたら写真撮影だけのためだったのかと思えるほどの無意味なものでした。
会議の後には会食に出かけ、そちらでは3時間もの時間を過ごす。
ここまで無責任で空っぽの首相がこれまでにいたでしょうか?
日本なら誤魔化せた棄民政治も、外国の人たちが混じったのですからそう上手くはいきません。
昨日救出された(こちらの報道でははっきりと『救助』という言葉が使われていました)400人の米国人のうち40人が感染をしていて、その重症度は公表されていません。
感染してしまった40人はもちろん、退避専用機には乗ることは許されず、日本に残り治療を受けるそうです。
米国に続き、他の国々もそれぞれに、自国民の救出を決定しました。
日本の乗客、そして乗務員の人たちは、一体どうなるのでしょう?
無策無能の極みだと、軽蔑と憤怒の気持ちを込めた厳しい視線が、国際社会から日本に向けて注がれています。
もちろんそれは、安倍総理と日本政府に向けられたものですが…。
安倍総理のこれまでのいい加減な態度を野放しにし、どんどんとその酷さが助長してしまったツケを払うのは誰なんでしょう?
安倍政府はなぜ、乗客を降ろさずに、船内で感染がじわじわと広がるままに放置していたのか、
なぜもっと早急に検査をして、感染者と非感染者が接触しないような処置を取らなかったのか、
安倍政府にとって、東京オリンピック・パラリンピックの開催にとってダメージにならないようにすることが、1番大事なことだったからではないか?
海外での報道はそう伝えています。
わたしは本当に腹を立てています。
人の命を何だと思っているのかと。
今の日本の対応は原発の時と同じですよ
汚染度を全国にばらまいて「みんな一緒」化を図る。→クルーズ船で罹患した患者をいつの間にか全国の感染症特定病院にばらまく(治療目的で専門病院となるとそうなるし、治療は当然必要だからそれは全く構わない、というか当然とは思います。でもどの病院か、どのルートか、は非公開。しかも事前に明示的に表現してないはず。ニュース多すぎて見逃しただけかもしれませんが)
クルーズ船で仕事した厚労省職員が罹患しましたが、検査すると感染が出るから検査しない。→基準を100倍に上げれば安心安全!!
有識者、専門家の意見を→政府専門家会議=御用学者で政府の意に沿う意見をあと支えするためだけの肩書グループ
なんじゃらほいですわ
震災の時に津波てんでんこ、という言葉を知りましたが、今はコロナてんでんこ、です。
政府の話待ってたら残る命も削られますもの
日本の、というより安倍政府の感染拡大防止対策は、適当でデタラメで場当たり的で無責任、としか言いようがありません。
お金の注ぎ込み方も分からないようですし。
まあ、常にどうしたら自分たちの懐に入るかに邁進している人たちに、いきなり国民のためになんていう方法が思いつかないのでしょうけれども。
terryjamさんがコメントをしてくださった日から2週間ばかり経ちましたが、ますます酷くなるばかりで、本当にこのままだとまずいと思っています。