ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

腐臭漂う安倍政権は、自分たちに逆らう者を潰すためなら、どんなことだってやる破廉恥集団!

2017年07月06日 | 日本とわたし
卑劣で汚いにもほどがあります。
人でなしの集団を、これ以上、わたしたちの社会にのさばらせておくわけにはいきません。


(小林よしのり氏・SAPIOより)

******* ******* ******* *******

山口敬之レイプ疑惑はどうなったのか?
詩織さんに相談されていた記者が証言!
作家の中村文則も不起訴の経緯に鋭い分析

【LITERA】2017年7月5日
http://lite-ra.com/2017/07/post-3293.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

都議選の自民党大惨敗を受け、改めて加計学園疑惑追及の動きが盛り上がってきた。
首相不在ではあるが、閉会中審査や、前川前文科省事務次官の参考人招致が決まり、森友学園と同じような、補助金や政治献金がらみの疑惑も、報じられ始めている。
 
しかし、同じ安倍政権にまつわる疑惑でも、まったく放置されているのが、
“安倍官邸御用達”ジャーナリスト・山口敬之氏の「準強姦」もみ消し問題だ。

周知のように、この疑惑は5月、「週刊新潮」(新潮社)が報じたあと、
被害者の詩織さんが強い決意のもと、異例の実名顔出しで記者会見に臨み、真相究明を訴え、検察審査会に不服申し立てを行なった。
 
しかし、新聞やテレビは、会見の直後に、一瞬報道したものの、そのままフェイドアウト。
ネットでは逆に、安倍応援団やネトウヨたちによる、詩織さんのプライバシー暴きや、
〈ジャーナリストになりたい女の売名行為だろう〉
〈詩織の証言には何の証拠もない〉
〈山口敬之氏を貶めるための左翼のまわしものだ〉
〈民進党がバックについている〉といった、悪質な人格攻撃やデマが展開された

 
さらに、当の山口氏自身も雲隠れしたまま、フェイスブックで、
〈法に触れる事は一切していません〉とレイプを否定し、
〈当該女性がもし、純粋に不起訴という結論に不満だったなら、時をおかず不服申立していたと考えます〉
〈なぜ、私がメディアに露出するようになってから、行動が起こされたのか〉などと、卑劣な“セカンドレイプ”的反論を行った。

 
それこそ、加害者や加害者を守った当局は、疑惑に頬被りしたまま逃げ切り、被害者が叩かれるという、理不尽な状況になってしまったのだ。
 
しかし、ここにきて、詩織さんに対するこうした卑劣なバッシングを、真っ向から否定する重要な証言が、第三者から飛び出した。


■ 相談を受けていた清水潔記者が、「詩織さんの主張は、2年前から変わらない」

7月3日放送の『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送)に、ゲスト生出演したジャーナリストの清水潔氏が、
山口氏によるレイプ事件発生からすぐの、2015年7月の段階で、詩織さんから直接相談を受けていたことを、初めて明かしたのである。
 
清水氏といえば、公式発表に頼らない、独自の調査報道を重ね、桶川ストーカー殺人事件、北関東連続幼女誘拐殺人事件など、何度も、警察や司法の嘘・欺瞞を暴いてきたジャーナリスト。
その清水氏は、生放送のなかで、こう切り出した。

「この事件について、私はお伝えしなければいけないことがあるなと、前から思っていたので、今日、ちょっとお話させていただきたい。
詩織さんが、記者会見などでいろいろ話をされたときに、ネットなどでは、
『これは政権に対する攻撃なんじゃないか?』『政治利用してんじゃないの?』『本当の話なのか?』みたいな、非常に誹謗中傷、無責任な声があがったんですね。
これについて、否定しておきたいと思います。
実は、私はこの事件、2年前からですね、詩織さんから直接、相談を受けていたんです」
 
さらに、清水氏はこう続けた。

「私が、詩織さんから相談を受けたのは、その年の7月の末なんです。
本当に、(山口氏が)逮捕されなかったというときから、ひと月ぐらい後だったんですね。
相談に来られたのは、まったく個人的なルートで、私のところに訪ねてきてくれた、ということなんですけど、
そのときの彼女の説明、こんな被害があるんですということと、今彼女が言っていることは、まったく同じなんですよ」
 
この清水氏の証言は、極めて重要だ。
つまり、詩織さんの発言内容が、事件発生から約3カ月後の段階と、それから2年経った現在とで、首尾一貫していることを、当時から相談されていた人間として、証明したのである。
 
そもそも、山口氏がレイプ事件を起こしたのは、まだTBSワシントン支局長だった時代の、2015年4月
アメリカでジャーナリズムを学んでいた詩織さんは、帰国中、山口氏から、仕事のためのビザ取得について話をしようと誘われて、食事に行った
しかし、2軒目の寿司屋で、突然目眩を起こし、記憶が途絶える
そして明け方、身体に痛みを感じて目がさめると、ホテルの一室で、裸にされた仰向けの自分の体のうえに、山口氏がまたがっていた
しかも、山口氏は、避妊具すらつけていなかった
 
詩織さんがすぐに、被害を警察に訴えたところ、警察は当初、協力的ではなかったが、
ホテルの防犯カメラに、山口氏が詩織さんを抱えて、引きずる模様が収められていたこともあり、本格的に事件として捜査が始まる。
所轄は、山口氏の逮捕状をとり、15年6月8日には、複数の捜査員が、アメリカから成田空港に帰国する山口氏を、準強姦容疑で逮捕するため、空港で待ち構えていた
 
ところが、そこに、警視庁から逮捕ストップの指示が入り、山口氏は寸前で逮捕を逃れた


■ 詩織さんの告発が「売名」「政治目的」というのはありえない

清水氏も、逮捕状が発布されたにもかかわらず、逮捕されなかったことについて、今回のラジオで、
「まずない。ほとんどないです。ゼロとは言いませんが、よっぽどおかしいんですよ」
「警察官は、なんとかして逮捕したいわけですから」と強調していたが、確かにこれは、異例中の異例のことだった。
 
清水氏によれば、山口氏のレイプ事件が、すぐにマスコミに報じられなかったのも、詩織さんの告発に信憑性がなかったわけではなく、「逮捕されなかった」ことが大きいという。

「私も結構くどいですから、散々聞いたんですけども、そこ(詩織さんの話は)はまったく変わらない。
だから、信頼性はもともと高いな、というふうに思っていたんだけれども、すぐにこれが報じられなかったというのは、
だいたい『逮捕されました』というのが、本来のニュースのスタンダードなスタイルなんですよ。
ですが、『逮捕されなかった』となると、『ん?』ってことになるんですね。
その(逮捕できなかった)理由が、まずわからない。
そうすると、相当取材をしないと、これは難しいぞ、と。
本当に、誰かが捜査の妨害をした、あるいは捻じ曲げたみたいなことがあったのかどうかってことを、(取材)やっていかなきゃいけないわけです」
 
しかも、今回の「週刊新潮」の記事も、詩織さんが売り込んだものではなかった。
その後、山口氏が、安倍首相のヨイショ本『総理』(幻冬舎)を出版したり、首相に近いコメンテーターとして、テレビに盛んに登場するようになっていったなかで、
この事件を聞きつけた「週刊新潮」から、清水氏にアプローチがあったのだという。

「取材がしたいということで、僕のほうに紹介があったんですね。
それで、詩織さん本人とも相談をして、ご本人も、ぜひきちんと、私はこれを世に出したいんだ、という。
私もそこは同じだったので、じゃあ週刊誌の記者と会ってみますか? ということで、紹介をして、そして『週刊新潮』が取材に入ったんですね」
 
そして、「週刊新潮」は、詩織さんの証言を裏付ける、様々な証拠をつかむ。
そのなかでも決定的だったのが、くだんの15年6月に、山口氏が逮捕直前の空港で、逃れることができた内幕をめぐる“一級の証言”だ。
「週刊新潮」の直撃に対して、菅義偉官房長官の右腕といわれる、エリート警察官僚・中村格刑事部長(事件当時)が、「私が決裁した」と認めたのである。

ここで初めて、山口氏の逮捕取りやめが、官邸と近い警察官僚の指示だったという、紛れもない証拠が出揃ったのだ。

「DNA鑑定なんかも行われていて、そういう意味で、元TBSジャーナリストと性的関係があったのは、もう科学的にも証明されているんですけども、
そのうえでとった逮捕状が、逮捕直前、成田空港で容疑者が戻ってくるときに、逮捕を待ち構えていたら、(捜査員に)電話が入って『やめだ』という話になった、と。
全然わからないままね、事態が進んでいったわけですね。
その状態が明らかになっていくのに、この2年の月日がかかったんですよ。
ようやく、形が見えてきたわけですね」

 
つまり、こうした裏どり取材によって初めて、山口氏の「準強姦疑惑」は、記事として世に出ることとなり、
それを受けて、詩織さんは、記者会見を開くことになった。
それが、この間の経緯に他ならない。
詩織さんの告発が、ネット右翼たちが言うような、「売名」や「政治利用」などということは、ありえないのだ。


■ 中村文則が見抜いた山口レイプもみ消しの不可解な経緯

清水氏は放送後、ツイッターで、
〈生番組なので舌足らず、説明不足もあります。
今回の放送は、事前に、詩織さんと相談のうえでの事です。
そのうえで、彼女が2年前から被害を訴えていたこと、しかし、逮捕中止の闇が明らかになるには、時間がかかったことを伝えたかったからです〉と述べている。
 
実際、詩織さん自身も会見で、検察審査会への不服申し立てに時間がかかったことについては、
ホテルの防犯カメラやDNA鑑定、タクシー運転手やベルボーイなどの証言等の、証拠申請の準備が必要だったから
だときちんと説明したが、
第三者である清水氏の証言によって、それも事実であることが明白になった。
 
だとすれば、やはり言うまでもなく、この間トンズラを決め込み、ましてやフェイスブックで、詩織さんの「売名」だと印象づけようと、デタラメを吹いた山口氏は、改めて、公の場で説明する必要があるだろう。
 
いや、山口氏だけではない。
逮捕をつぶした、警視庁の中村格氏や、その背後にいるといわれる菅官房長官らも、きちんと説明責任を果たすべきだ。

 
実は、この山口氏の準強姦事件が、もみ消された経緯について、意外な人物が、鋭い分析をしている。
それは、作家の中村文則氏だ。
中村氏といえば、売れっ子小説家には珍しく、安倍政権批判をはじめ、踏み込んだ社会的発言をすることで知られているが、
毎日新聞7月1日付愛知版で、「疑問に思う出来事があった」として、この事件に言及している。
 
それは、山口氏の不起訴決定時期と、『総理』の刊行時期の関係についてだ。
 
山口氏は、前出のフェイスブックの反論で、
〈不起訴処分は、すでに昨年7月に、全ての関係者に伝えられています。
私はこの結論を得て、本格的な記者活動を開始しました〉などと言っているが、これは大嘘
だった。

逮捕を免れ、書類送検となった山口氏に、不起訴の決定が下ったのは、確かに2016年7月だったが、
フリーになった山口氏が、処女作『総理』を出版し、同時に「週刊文春」(文藝春秋)で集中連載を始めたのは、それよりも前の、2016年6月9日
つまり、山口氏は、不起訴より1カ月も早く、記者活動を開始していたのだ。

 
中村氏が疑問に感じたのは、まさにそのことだった。
中村氏はこう指摘する。

〈そもそも、首相の写真が大きく表紙に使われており、写真の使用許可が必要なので、少なくとも首相周辺は、確実にこの出版を知っている(しかも選挙直前)。
首相を礼賛する本が選挙前に出て、もし、その著者が強姦で起訴されたとなれば、目前の選挙に影響が出る
〈でも、山口氏の「総理」という本が、16年6月9日に刊行されているのは事実で、これは奇妙なのだ。
なぜなら、このとき彼はまだ、書類送検中だから

しかも、その(『総理』発売日の)13日後は、参議院選挙の公示日だった。
だから、この「総理」という本は、選挙を意識した出版で、首相と山口氏の関係を考えれば、応援も兼ねていたはず
そんなデリケートな本を、なぜ山口氏は、書類送検中で、自分が起訴されるかもしれない状態で、刊行することができたのか



■ 『総理』が不起訴決定より早く出版された意味

そして、それは、山口氏がなんらかのルートを使って、起訴がないことを事前に把握していたからではないか、と中村氏は分析するのだ。

〈山口氏が、絶対に自分は起訴されないと、なぜか前もって、確実に知っていたように思えてならない。
それとも、起訴にならない自信があった、ということだろうか。
でも、冤罪で起訴されることもあるから、一度は所轄が逮捕状まで取った事案なのだから、
少なくとも、自分の不起訴処分が決定するまで、この種の本の刊行は、普通できないのではないだろうか〉

 
中村氏はこれ以上、具体的なことを書いていないが、この間、出てきた中村格氏や、内閣情報調査室トップの北村滋情報官との関係を考えると、
裏で官邸が動き、首相のお友だちである山口氏に、いち早く不起訴を知らせていた(あるいは、不起訴になるようにもっていった)可能性は十分あるだろう。
 
そして、山口氏の、前述のフェイスブックの反論は、嘘をついたわけではなく、事前に知らされていたため、
不起訴決定後に本格的な記者活動を開始したと、自分で錯覚してしまったということなのかもしれない。
 
いずれにせよ、この山口氏によるレイプ事件は、普通は考えられないような不自然なことや、不可解なことがいくつもある。
山口氏や官邸は、このまま逃げ通そうとするだろうが、そんなことは決して許してはいけない。

清水氏は、
「司法が歪められているとしたならば、とてつもない問題。
他人の問題でなく、自分の問題として、考えなければいけないと思いますね」
と語っていたが、
これは、ひとりの女性の問題ではなく、すべての国民にふりかかる可能性がある、重大な不正だ。
今後も、徹底的に追及する必要がある。
(編集部)


******* ******* ******* *******

週刊新潮の記事によると、

このレイプ犯の山口敬之を救ったエリート警察官僚・中村格刑事部長(事件当時)は、警察庁総括審議官に、内閣情報官の北村滋が官房副長官に、それぞれ栄転するそうです。
ちなみにこの二人は、前川前事務次官の証言実行を知り、読売新聞に『前川潰し』の記事を書くよう誘導した張本人でもあります。

さらに内閣調査室が、詩織さんの弁護士が山尾志桜里夫妻と仲が良いことを利用して、
民進党の党利党略で告発を仕組んだかのような、「印象操作」のためのチャート図を、マスコミに配布していたということなのですが…。





下劣過ぎて、どう言葉にすればいいのかわかりません。
まあでも、有り得ないことではないと思われるのは、これまでにも、安倍政権に物を申した人たちに対する、有りもしないことを並べた誹謗中傷の数々を知っているからです。
彼らには権力も金もあります。
だから、話を作ることも、過剰に身辺調査をすることも、そしてそれをマスコミを使って垂れ流し、彼らに都合の良い話を広げることもできます。
それをこれまでで一番、露骨に、破廉恥に、やりたいだけやっている安倍政権だから、有り得ないことではありません。

政治のみならず司法にまで、薄汚い手を伸ばし歪めていることが、ここまで立証されているのです。
しっかりと、とことん追求していかなければなりません。
記者のみなさん、今後は曖昧な答弁を許さず、納得のいく説明を得るまで、徹底的に食い下がってください!
何度でも、何時間でも、相手が嫌気を差そうが差すまいが、信念を持って堂々と、追求してください!
これほどの事件を起こしておいて、フェイスブックに言い訳を並べて済ませているような男を、いつまでも野放しにしないでください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「〝巨悪に媚びれば国税局長官〟なんて、ドラマの中の話だけ。と思っていた」by佐川元財務省理財局長

2017年07月05日 | 日本とわたし
森友学園の小学校設立に際しての、近畿財務局の対応は不適切であり、背任の疑いが濃厚であったことから、国会では野党からの質疑が続きました。

その際、答弁に立った佐川氏は、財務省文書管理規則を盾に、交渉記録を廃棄したことを正当化しましたが、
国有財産の管理にかかる文書の保存期間は、1年未満でなく10年。

行政文書の分類において、規則違反を犯している疑いがあるのですが、それでも知らぬ存ぜぬを通した佐川氏の態度には、人ではなくなった人間の姿を見せられたような思いがしました。

その佐川氏が、7月5日付けで、国税のトップになるというニュースが?!










森友学園問題をめぐる、佐川財務省理財局長の国会答弁のまとめ

2月24日
交渉記録の提出を求められ

拒否
「面会などの記録は、売買契約凍結をもって事案が終了しているので、廃棄している。

3月1日
政治家側の働きかけの有無についての調査を問われ、

拒否
「不当な働きかけが一切無かったので、記録は保存されていない」

3月6日
地下ゴミの場内処分を、財務局が指示したとされる、業者作成の会議録の確認を求められ

拒否
「我が方の財務局が、掘り出したゴミを埋め戻すというようなことを、指示するということは有り得ない」

3月21日
鴻池元防災担当相の事務所作成の資料に書かれた、交渉経緯の確認を求められ

拒否
「ネット上で情報が流れている時代。個別に確認することは必要ない」

4月28日
財務省室長と森友学園理事長(当時)が面会した際の、音声データの確認を求められ

拒否
「(室長)本人かどうか全くわからない」



理財局長が国税庁長官になる人事異動は、ここ3年間続いています。
だから、特別に珍しいということでもないと言う人もいます。

けれども、あのデタラメな有り得ない答弁を、しれっとした顔で繰り返してきた人物が、よりにもよって国税庁のトップになるなんてことを、認めるわけにはいかないのです。


自由党・森ゆうこ議員:
首相を守るため、「有り得ない」答弁を平然と繰り返して栄転された。

与党・閣僚経験者:
事実に背を向けてでも、官邸の意向に従っていれば出世できるという、悪しき前例になる。

共産党・宮本岳志議員:
場合によっては、国民に記録提出を求める立場の国税庁トップになる人は、私に面と向かって「記録がありません」と言い続けた人物だ。



守るべきものは国民への説明責任ではないことを、身を以て示した佐川氏が、国税庁長官に?




さて、疑惑の人事は、文科省でも発生しています。



文科省でのトンデモ人事?!

学校法人「加計学園」の、獣医学部新設計画を担当する高等教育局長に、義本博司官房総括審議官が昇格した。
義本といえば、加計疑惑隠しの片棒を担いだ張本人
加計疑惑の「萩生田文書」について問われた際に、「半年以上も前の話で、記憶が曖昧」であると発言し、疑惑にフタをしようとして、同省職員の怒りを買った人物。


******* ******* ******* *******

それにしても、どうしてずっと、閉会中審査のことばかりが議論されてるんでしょか?



1/4の議員による、臨時国会開催要求が出てるんですよね?
1/4の議員による、臨時国会開催要求が出たら、臨時国会は開催されなければならないと、憲法で規定されているのに、
どうしていつまで経っても開かれないまま、というか、拒否できないのに拒否してる与党の憲法違反を野放しにしたままなんですか?



そしてやっと検討し始めたかと思ったら、






報道でこのことを、きっちり非難してください!
議論を起こしてください!
国会の開催は、時の政権が決めることではありません。
要求があれば開くよう、憲法が命じていることです。
そして、臨時国会を今すぐ開くよう、世論の声をあげましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくらはみんな生きている、生きているから…

2017年07月04日 | 友達とわたし
ほんと言うと、どんなふうに会ったらいいんだろうなんてことを、イジイジ考えていたりした。
ルエルを襲った脳腫瘍は、とても珍しい種類のもので、担当の医者たちでさえも、どう治療したらいいのか、どんな見通しなのかが、今もまだ確実にわかっていない。
いろんな治療が試された。
今年の冬に、腫瘍がかなり小さくなったという嬉しいニュースを聞いたのに、先月突然、強いひきつけを起こし、その後の検査で余命3ヶ月から半年の宣告を受けた。

これほど仲の良いカップルがいるだろうか。
ルエルとイライザと会うたびそう思う。
こんなに強く、こんなに優しく、こんなに深く、互いを求め合う二人を見ていると、いつも自分の冷たさや身勝手さが恥ずかしくなる。

そんな二人だからこそ、この笑顔なんだなと、しみじみ思う。



さあ会いに行くぞ!という時になって、風邪をひいてしまった。
1日だけ行くのを見合わせて、バイキンを撒き散らさないようマスクと軍手を持参して、ほとんど夫の運転でカナダに向かった。
健康グッズのお土産と、折りかけの千羽鶴と手前味噌、それから招き猫の花瓶(ほんとは酒入れ)を、二人は喜んでくれた。

ルエルは、話すことがとても好きで、特に政治の話を熱心にした。
皮肉屋で、ユーモアたっぷりで、間違ったことが大っ嫌い。
いろんなことに詳しいから、話は多岐に渡った。
けれども今は、大きな腫瘍が、ちょうど記憶と言語を司る部分に居座っているので、本や新聞が読めなくなった。
言いたいことが頭の中に浮かんでも、それを言葉にすることが難しくなった。
言いたいことは山ほどあるのに、それを的確に表す単語がわからなくて、話が回りくどくなってしまうことが多々あるわたしには、そのときのもどかしさ、悔しさ、不甲斐なさ、悲しさがわかる。
でも、わたしのそれは、違う言語の間にあるもので、ルエルのそれは母国語の中で起こっているのだから、もっともっと辛いだろうと思う。
周りの者は、その気持ちを慮って、先に出てくる言葉を待つのだけれど、それでも我慢が足りなくて、ついつい予想される単語を口にしてしまう。
そんなとき、ルエルは、悲しいような、諦めたような、腹を立ててるような、なんとも言えない表情を一瞬だけ見せて俯く。


彼らの家の前庭に咲いている紫陽花の花は、まるで造花かと思うほどにデカイ。





10分から20分の散歩を、1日に何回かする。
着いた日の晩の、夕食後の散歩。




翌日の朝食後の散歩。


二人が毎朝通う、近所のカフェに向かう。


赤ちゃんをおぶって歩く、まるでモデルみたいな若いお父さん。


さあ帰ろう。いつだってラブラブ。


雨が降ったり止んだりの天気が続いていて、だから草花や木は元気いっぱい。






これは元気というより、なんでここまでヒョロ長いのか?とびっくりするタンポポ。


リハビリに歌を歌うのはどうだろうと、ルエルの好きそうな歌を探す夫。



この日はカナダの150回目の誕生日だった。
ずっと雨続きで、お祝いの花火は大丈夫かなと心配してたりしてたけど、夕方からカラリと晴れて、空気もカナダらしい心地良いものに変わった。

近くのスーパーで食材を買って、イライザとわたしとで夕飯を作り、みんなで美味しくいただいた。
特別に何をするでもなく、夜の散歩に出かけたら、パンパン、ドカンと音が聞こえてきた。
あ、花火だ!
やっぱりあの音が聞こえてくると、心がそわそわしてきて、どうにかして見られないものかと、公園の中をウロウロ。
花火の端っこがちょいと見えるスポットを見つけて、わ〜っと見上げていたら、ポツンと一粒、冷たいものが頬に落ちてきた。
と、ものの10秒もしないうちに、とんでもないザザ降りの雨?!
え〜っ?という間もなく、わたしたちはずぶ濡れになった。
それでも夫とわたしは、大きな木の下に立ったりして、無駄な抵抗をしていたのだけど、ルエルとイライザがどんどん進んで行ってしまうので、わたしは後を追いかけた。
しばらくして、夫の姿が見えないことに気がついたルエルは、とても心配して、引き返そうと言う。
いや、彼はきっと、自分のやりたいようにやってるだろうから心配しないでと、何度言っても立ち止まっては振り返る。
もぉ〜っ!!
案の定、わたしたちより10分ぐらい遅れて、夫は家に戻ってきた。
けれども、ずぶ濡れ度は、わたしたちのそれに比べるとかなり低い。
やっぱり木の下に避難は、それなりに役立ったのだ。
ルエルにとって、びしょ濡れになること、土砂降りの雨の中を早足で移動することは、かなりのショックだっただろう。
彼は着替えてすぐに、ストンと眠った。
風邪をひかないように祈る。


3日目の散歩。


モントリオールのリスは、かなり近づいてっても全く逃げない。


この日は、ずっとルエルのことが心配でべったりだったイライザが、わたしたちに彼を任せて、仕事上の付き合いパーティに出かけた。
ルエルは、自分のせいでイライザが動きが取れなくなっていると心配していて、だから彼女がとうとう出かけて行ったことをとても喜んでいた。
ルエルはこれまでずっと、重度の糖尿病を患うイライザを、そして彼女の芸術家としての立ち位置を支えてきた人だから、自分のせいで活動を制限している彼女に、申し訳がないと思っている。
もちろん彼女は、心の底から、自分の意思でルエルのそばに付いていたいと思ってそうしているのだけれど。

散歩の時間は10分、長くて20分と、イライザから言われていた。
もしも、ルエルが急に立ち止まって頭を傾け出したら、あるいは口を大きく開け始めたら、すぐに飲ませなければならない錠剤も預かった。
彼の手首には、緊急時に連絡する番号が刻印されたブレスレットがつけられている。
連絡先の会社は、彼がこれまで受けてきた、そして現在受けている治療や薬剤の全てを管理していて、搬送中の救急隊員や搬送先の病院の医師に、連絡が行くようになっている。
だから万が一の時にも、多分なんとかなるだろうと、夫とルエル、そしてわたしの3人は、テクテクと歩き始めた。

するとルエルは、ゆっくりとだけど、自分が行きたい方を示してはぐんぐん進んで行く。
わたしは夫の顔を覗き見して、どうするつもり?、と尋ねる。
夫は目で、彼の好きなようにさせてあげよう、と答える。

疲れてないか?大丈夫か?と、タイミングを見計らっては聞くのだけども、彼は「大丈夫」と答えるばかり。
そのうちに、どんどん彼の意識がはっきりしてきて、語彙が増えてきた。
わたしは嬉しくなって、この時とばかりに、彼にいろんなことを聞いた。
モントリオールの歴史のこと、店のショーウィンドウに飾られているレコードジャケットのこと、思いつくことを片っ端から聞いていった。

なんでこんな黄色い棒がくっついてるの?
「冬に雪が積もった時、消火栓がどこにあるのかわかるようにだよ」


マイペースで歩いて行く夫と、必ず立ち止まっては振り向いて、わたしがちゃんと付いてきているかどうか確かめるルエル。


夫が見つけた『ピリピリ』な看板。
ケイジャンチキンだから、確かにピリピリするだろう。


通り道の家の、玄関前の壁。


もう40分以上は歩いた。ちょっと休憩しよう。


どこの公園にもあるハンモック吊り。ここに各々のハンモックを持ってきて、のんびりと時間を過ごすのだそうな。



ベンチに座り、一息ついていると、ルエルがぽつりぽつりと話し始めた。

僕はあとどれくらい生きるんだろう。
60までかな、それとも70、80まで生きるんだろうか。
イライザより長生きするのかな。
それともイライザが僕より長生きするのかな。
両親はどうだろう。
僕は両親より長生きするのかな。
イライザは、もし僕がいなくなったら、どうやって生きていくんだろう。
大丈夫かな。
大丈夫かどうか心配だな。

ルエルの、途切れ途切れの柔らかな声が、吹いてくる風に乗り、木々の葉っぱの間を通り抜けていく。
彼の両脇に座る夫とわたしは、相槌を打つことも言葉を発することもなく、公園の中の木々のように、ただただ彼の言葉を聞いていた。


その日の夜、ルエルと夫が寝静まってから、わたしは千羽鶴を折りながら、公園で聞いたルエルの言葉をイライザに伝えた。


医師からの残酷な告知があってから、二人はまだ、自分たちの気持ちを伝え合ったことがなかった。
どうしたらいいのか迷いながら、どんどん膨らんでくる悲しみに押しつぶされそうになっていたイライザは、つい最近ネットで見つけた方法で、なんとか自分を取り戻していた。
だから、ルエルの独り言はイライザにとって、ずっと聞きたかったことだった。

わたしのことは心配しなくていい。
そう伝えたい気持ちは山々だけど、そう言った瞬間に、彼の死を認めることになるような気がしてできない。
彼がもともともっている身体力、精神力の強さは、今までにも何度も奇跡を起こしてきたから、医者の言葉だけを信じることもできない。
でも、万が一の時に、何も話せないままだったことを、すごく悔やむだろうと思うから、なんとかして互いの想いを伝え合いたい。

ルエルの父親は深刻な心臓病を抱えていて、母親は最近、認知症を発症し、急速に悪化している。
イライザの父親はほぼ盲目で、耳も聞こえない。母親は徘徊を伴う認知症を患い、何度も行方不明になっている。
でも、どちらの両親も、自分たちの力と周囲の人たちの理解を受けて、これまでの暮らしを続けている。

そんな話を、笑いを交えて話すイライザは、これまでにも何度も、大変な状況を乗り越えてきた人だ。
けれどもそこにはいつも、ルエルという大きな支えがあった。
その温かで強い、どんな自分でも受け入れてくれる柱。
もしそれを失うようなことがあったら…。
でも、それでもわたしは大丈夫だからということを伝えて、彼の心配を取り除いてあげたい。

そうできたらいいね。
彼女の話を聞きながら、ひと折りひと折り、祈りを込めて鶴を折った。

わたしはそんなふうに、ただ話を聞いたり、鶴を折ったりすることしかできないけれど、夫は違う。
いつものように淡々と、ルエルに鍼を打つ。
そしていつものように、何も変わったことが起こっていないかのように、ルエルが何を言いたいのかわからない時は、何が言いたいのかわからないとさらりと言う。

幼い頃からずっと、毎年夏を一緒に過ごしてきた幼馴染として、夫はこれからもこんなふうに、ルエルを支えていくんだろう。


線香花火のような花?


近所のレストランへレッツゴー!






ラブラブを再掲。


みんなで記念写真。


あ、ハンモック掛けでくつろいでいる人たち発見!


気功瞑想中のリス。


最終日のカフェ散歩。





あっと驚くいいことが起こりますように。


スカスカの国境。また来るからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする