美浦トレセン在厩のカナロアガールは今週もウッドで追い切られ、併せ馬で先着しています。
-調教時計-
20.10.01 助 手 美南W稍 5F 66.6-51.7-37.9-12.6(8) 馬ナリ余力
プロース(古馬1勝)一杯の外0.1秒先着
◇田村調教師のコメント 「これから年齢を重ねていく中で、切れ味が落ち着いてきてしまうことも考えられますので、将来的にはダートも選択肢として考えていこうかと。ただ、1日朝の動きには元気が漲っていましたし、そろそろ勝ちたいというのが本音です。レースは来週10月11日新潟8R 1勝クラス(芝1800m)、鞍上は藤田菜七子騎手を予定しています」
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一週前追い切りはウッドで併せ馬。時計、脚色からも好調さが窺えますから、「そろそろ勝ちたい」どころの話ではなく、きっちり勝ってもらわんとイカンです!!
その上で、「将来的にはダートも選択肢として」というのはあり得る話だと思います。キンカメ、カナロア産駒はダートでパフォーマンスを上げるパターンも多く、カナロアガールほど動ける馬であれば相当に強い可能性がありますからね。。ただ、やはり1勝クラスは小細工なしで勝ち切って欲しいかなぁ(^^;)
まあ、先のことはまた考えて頂くとして、(もちろん皆さんそのつもりだと思いますが)とにかく今は10/11のレースに全力で臨んでもらいましょう!
【2018/10/20 東京4R 2歳新馬(芝1600m)でのカナロアガール:公式HPより】
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇林調教師のコメント 「多少の疲れはあるものの、局所的にどこかを痛めている感じはないですし、テンションも大きく変わりはありません。このあとはもう数日ほど手元で様子を見させてもらい、今週末にも一旦テンコートレーニングセンターへ。牧場での回復状況も確認しながら次走を検討し、準備を整えていきたいと思います」
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レース後も特に悪いところは無く、ダメージもそれほど大したことはなさそうです。前走では4着に負けましたが、一線級ともそう差がない事は改めて確認できましたしね。
ただし、さすがにどんな展開や条件でも突き抜けるほどの決め手はないですから、できるだけ良い状態で、クレッシェンドラヴのペースでレースを使ってあげるのが大事になってきます。
そのあたりも含めて、『レースを使ったあとはテンコートレセンへ』という流れなのだと思いますが、そうなると次走は早くても11月後半のレースになりそうで…。あるいはイチかバチかの有馬記念直行もあり得るのか…。
馬優先で進めていくのは是としても、またまた『次走がどこか分からない地獄』にハマりそうです(^^;)
【2020/7/12 福島11R 七夕賞(G3)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、30日に坂路で追い切られています。
-調教時計-
20.07.08 国分優 栗東坂良 1回 53.6-39.3-25.6-12.8 一杯に追う
パラディズム(新馬)一杯に0.3秒先行クビ遅れ
◇野中調教師のコメント 「今は状態が良さそうですし追い切りの動きも良好。引き続き順調にきています。次走10月11日京都11R 京都大賞典(G2・芝2400m)はさらに強いメンバーとの戦いになりますが、ここでも自分の競馬をして、どこまで脚が使えるかを見てみたいです。そして、その次のレースへとうまく繋げていければと思います」
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一週前追い切りを無事にこなし、体調も良さそうで良かったです。もともとそれほど坂路で動くタイプではないですが、この馬なりに動いてくれたようですし、何より脚元に不安がないのが頼もしいです。
京都大賞典は『強い相手にどれだけ脚が使えるかを確かめるレース』ということですが、ドゥオーモの場合は相手関係よりも展開や馬場次第で結果が変わるタイプだと思いますので、もちろんチャンスがあれば好走以上の一発を期待しています。
その代わりと言っては何ですが、展開その他が向かなければ『サッパリな結果』になることも覚悟はしています。もしもそうなった時には福島記念か中日新聞杯をガチで獲りにいく流れで…。
そう上手くいくかどうかは分かりませんが、たくさん楽しめそうな気がします(^^)
【2020/7/19 函館記念(G3)でのドゥオーモ:公式HPより】
【2020/9/5 札幌2歳ステークス(G3)でのバスラットレオン:公式HPより】
シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァは、おもにBTCの坂路で普通キャンター2本を消化。週2回の15-15を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「29日は単走で1本目に15-15、2本目に41秒台で登坂。経験を重ねていく中で力がついて以前よりも攻め馬で動けるようになっているものの、気性面は相変わらずといった感じで日々元気にやんちゃしています。無駄な力を抜いてくれるに越したことはありませんが、騎乗して悪さをするわけではないですからね。それで発散できているのであればアリでしょう。来週からは併せ馬で進めていく予定になっています」
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「日々元気にやんちゃしています」
ということなので、走行フォームの改善はひとまず忘れておきましょう。まあ、もともと本馬は行儀よく走るタイプではなく、元気一杯好き勝手に走ってナンボの馬ですから。。それに、「以前より攻め馬で動けるようになった」のであれば、この馬なりに成長しているのでしょうし(^^)
同じ厩舎のバスラットレオンは球節に問題が出て休みに入りましたが、それを考えると、この時季は元気一杯に走り回れるのが何よりです。難しいことは経験とともに理解していけば良いぐらいの気持ちで、今後の重賞路線にも伸び伸びと挑戦してもらえればと思います。
はい、カイザーノヴァのようなタイプは、その方が結果が出やすいような気がします(^^ゞ
【2020/8/23 クローバー賞でのカイザーノヴァ:公式HPより】
宇治田原優駿ステーブル在厩のマーテルは、おもにトラックで軽め2400m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の15-15を乗り込まれています。9/29の馬体重は462kgです。
◇青山調教主任のコメント 「15-15を週に2回行った後も飼葉喰いや馬体重に変わりはなく、最近では徐々に力強さも出てきた様子。よって今週末には少しハミを掛けて、もう一段負荷を上げて追ってみようかと思っています。何とかこの調子でしっかりと調教を積んでいきたいですね。この中間より、整腸作用のある新しいサプリメントを試しています」
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先週始まった週2回の15-15を今週も継続、それでも460kg台がキープ出来るようになりました。デビューを焦らず我慢したことが奏功したのだとしたら、そして、馬自身の成長がプラスに作用しているとしたら、もう一段上の負荷にもヘコタレずに進んでくれるでしょう。
10月入厩実現のためには、ここからの後戻りは避けなければいけません。もしもここから停滞があるようなら年内デビューを諦める流れになりますから、是非とも頑張って欲しいです!