ZBAT!競馬 『【アイビーS】G1馬マリアライトの息子オーソクレースが圧巻V』
10月24日の東京9R・アイビーステークス(リステッド、2歳オープン、芝1800m)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気オーソクレース(牡、美浦・久保田貴士厩舎)がスタートで出遅れながら徐々にポジションを上げ、直線では狭い間を割って抜け出すという圧巻のレース内容でデビュー2連勝を飾った。タイムは1分48秒1(良)。クビ差の2着にはラーゴム(5番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にスパイラルノヴァ(4番人気)が続き、1番人気のバニシングポイントは7着に終わった。
アイビーSを勝ったオーソクレースは、父エピファネイア、母がG1・エリザベス女王杯、宝塚記念を制したマリアライトで、母の父ディープインパクトという血統。
◆池添謙一騎手(オーソクレース)「ゲートでは隣の馬を気にして鳴いていたし、レースぶりもまだまだだけど、馬混みの中でもすごくいい反応で狭いところにもひるまず入ってくれた。今後に向けていい競馬ができました」
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東京9RのアイビーSは重賞ではないですが、この世代の今後の勢力図を占う意味で注目の一戦でした。注目すべきポイントはハッキリしていて、北海道で新馬勝ちをした2頭、バニシングポイントとオースクレースの対決がどうなるか。。結果はバニシングポイントが7着に沈んだのに対し、オースクレースは出遅れの不利を徐々に挽回しての見事な逆転勝利。新馬戦に続いて2勝目も派手な勝ちっぷりだったと思います。
ちなみにこの2頭、北海道で新馬勝ちをしたときも記事を書いていて、その時の評価では「オーソクレースはかなり強い馬、バニシングポイントは(本当に強いかどうかも含め(^^;))分からない部分が大きい馬」というものでした。バニシングポイントについては私の悪い予感が当たってしまった格好ですが、芝の中距離戦がベストの条件と思えないフシもありますし、これから巻き返すチャンスはたくさんあると思います。
【バスラットレオン】札幌5R快勝のオーソクレースも強敵か!?
しかしあれですね、今年の北海道シリーズで将来性の高い順に名前を挙げるとしたら、札幌2歳S勝ちのソダシよりもバスラットレオンとオーソクレースを1、2番手に挙げたいです。もちろん素人の勝手な感想ですし、バスラットレオンに至っては出資者の色眼鏡までかかっていますから…。全然マト外れの可能性はありますが、(どちらが上かは別にして)バスラットレオンとオーソクレースは現時点でもかなり強いし、これからもっともっと強くなると思います。
あ、北海道で新馬勝ちをした、もう一頭の私の出資馬カイザーノヴァはジャンルが違うと思っていまして、バスラットレオンやオーソクレースを負かす可能性はあるものの、気分が乗らなければ大敗もありそう。。アテにならないところがたくさん残っているので順位付けがしにくいんですよね(^^;)
いずれにしても、カイザーノヴァもバスラットレオンも次のレースで頑張らないと、来春に向けてはあまり目立つ存在になれないかもしれません。いや、目立たなくても活躍してくれれば良いのですが、できれば注目される立場で結果を残す存在になって欲しいですから(^^ゞ
**2020/10/24東京9R アイビーステークス(L/芝1800m)・良**
三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19は、今月上旬よりBTC(軽種馬育成調教センター)入りを開始しています。10/15の馬体重は439kgdす。
◇三瓶担当のコメント 「騎乗馴致でも大人しく、丸馬場でのダクやハッキング、集団調教も順調にこなしてくれましたので、スムーズにBTC入りへとつなげることができました。現在は一周600mのトラックでハロン22~25秒ペースのキャンターを1800m程度。飼葉の量を増やしても完食してくれますし、騎乗馴致で体が減ってしまう馬もいる中で、目方を維持できているのはイイことだと思います。走りのフォームや体の使い方なども血統馬らしいものがありますね」
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三瓶さんの仰る通り、初期馴致から1800m程度の軽めのキャンターまでをこなしつつ、先月から2kg増の439kgと馬体をキープできているのはイイですね。動画を見ると柔らかくリズミカルに歩いていますし、BTCでの調教でも順調なスタートを切ってくれたのが分かります。
ドンドン新しい経験をする中でも飼葉を完食するなど精神的にも落ち着いているようですし、こうなると血統の良さが徐々に出てくると思うんですよね。まだ先は長いと言っても1年後にはデビューのタイミングがきているわけで(多分)、今のうちにしっかり基礎を勉強し、来年以降のペースアップに備えて欲しいと思います(^^)
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19:公式HP(2020/10/23更新分)より】
坂東牧場在厩のコマンドブルックスは、おもに周回コースでダク1000m、ハッキングキャンター2500mを消化しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「股関節周辺の疲れは解消へと向かい、この中間より周回コース主体の調教に移行。僅かですがペースを上げて乗っているところです。一進一退が続いていた中、ここにきてようやく馬が固まり始めた印象もありますので、一歩一歩前進を図っていければと思います」
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我慢の調整が続いているコマンドブルックスですが、「ここにきてようやく馬が固まり始めた」という、待ちに待ったコメントが出てくれました。もちろん大喜びするほど劇的な変化ではないですが、前回近況時よりハッキングキャンターの距離が500m延びているのは事実ですし、今のところはこうやって少しずつの前進を積み重ねていくしかないですからね。
この調子で後戻りすることなく乗り込みが継続できれば、来月中には普通キャンターにたどり着けるかも…。何だか19年産馬のようなペースですが、そんなの気にしない気にしない!!です(^^ゞ
【坂東牧場在厩のコマンドブルックス:公式HP(2010/10/9更新分)より】