栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、28日に藤岡佑騎手が騎乗して、坂路で一週前追い切りを消化しています。
- 21.04.28 藤岡佑 栗東坂良 1回 50.5-36.5-24.1-12.2 一杯に追う
- 21.04.25 助 手 栗東坂良 1回 55.5-41.0-27.5-13.3 馬ナリ余力
- 21.04.07 藤岡佑 栗東坂良 1回 53.5-39.0-25.1-12.3 末強め追う
◇矢作調教師のコメント 「時計のかかる馬場でしたが、すごいタイムが出ましたね。鞍上も『リラックスした状態で無理なく登坂。抜群の手応えでいい動きでした。楽しみです』とのことでした。もともと動くタイプではあるものの、前走を使ってからむしろ雰囲気も良くなっていますし、調子はさらに上向き。とても良い状態で5月9日東京11R NHKマイルカップ(G1・芝1600m)を迎えることができそうです。今週これだけ動いていますので、来週はもうサーッと調整する程度でよいでしょう」
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ニュージーランドTは決してメイチの仕上げで挑んだわけではありませんでしたし、5馬身差で圧勝した時から予感はあったのですが、どうやらバスラットレオン、あの時からさらに上の状態でマイルカップに出走することになりそうです。
それは28日の一週前追い切りにはっきりと表れていて、藤岡佑騎手を背に栗東坂路を50.5-36.5-12.2秒の自己ベストを叩き出す好内容、矢作先生が「スゴイ」と表現するほど、最高のデモンストレーションを見せることができました。
ちなみに手応えの表記は「一杯に追う」となっていますが、実際に動画で確認すると、馬の行く気に任せたら最後まで止まらずスゴイ時計になった…という感じで、まさにバスラットレオンのやる気、前進気勢がほとばしっているようでした。矢作先生も仰っていますが、決して時計の出やすい綺麗な馬場を走ったわけではないのにこの時計。単に時計が自己ベストというだけでなく、デビュー以来最高の状態に仕上がっているのではないでしょうか。
もちろん、G1という舞台はデキが最高だから必ず勝てるわけではありません。相手だって全力で勝ちに来るに決まっていますから、むしろ、厳しいレースになるのが当然だと思っています。でも、そういう強い相手たちとも互角以上に渡りあえるのでは…と感じさせるデキにあるのは確かですからね。
ここまで来たら、あと一週間と少しの間を無事に過ごしてもらい、最後の最後までG1制覇の夢を見させて欲しい…。結果がどうなるかは別にして、このまま最高の状態で、悔いのないレースをさせてあげたいと思います!m(_ _)m
デイリー『【NHKマイルC】バスラットレオン圧巻 自己ベスト栗東坂路4F50秒5』
「NHKマイルC・G1」(5月9日、東京)圧巻の自己ベストだ。ニュージーランドT覇者のバスラットレオンは28日、藤岡佑を背に栗東坂路へ。僚馬を並ぶ間もなくパスすると、肩ムチを合図にさらに加速。シャープな脚さばきで、自己ベストを0秒7更新する4F50秒5-36秒5-12秒2をマークした。
全体でも、水曜の同坂路で2番目の好時計。矢作師は「すごかったな。1回使って気が入ってきた」と目を丸くする。「コントレイルに先着するくらいの馬だし、もともと動くけど、それにしても雰囲気はいいな。いい状態でいけそう」と満足そうにうなずいた。5馬身差で逃げ切って重賞初制覇を飾った勢いそのままに、一気に3歳マイル王の座を目指す。
Sponichi Annex『【NHKマイルC1週前追い】バスラットレオン 栗東坂路で2番時計!矢作師「凄かった」』
前哨戦のニュージーランドTを圧勝して意気上がるバスラットレオン(牡=矢作)の1週前追い切りが圧巻。28日の栗東坂路では2番目に速い4F50秒5(1F12秒2)を、ラスト仕掛けるだけで叩き出したのだ。
矢作師は「凄かった。元々、動く馬だけど、それにしても良かった」と豊かなスピード感に思わず目尻を下げたほど。またがったのは本番でもコンビを組む藤岡佑で単走ながら、フィニッシュ地点で同じ矢作厩舎の馬を抜いていく軽快さと手応えにはシビれた様子。「前走はハナに行くのがベストだった。リズム良く走らせるのが大事で東京マイルのイメージも大丈夫」と期待を膨らませていた。
藤岡佑騎手を背に坂路を駆け上がるバスラットレオン(撮影・亀井直樹氏)Photo by スポニチ
ZBAT!競馬『【NHKマイルC】バスラットレオンが坂路で自己ベスト』
《栗東》ニュージーランドTを制したバスラットレオン(矢作、牡)は藤岡佑騎手がまたがって自己ベストの坂路4ハロン50秒5-12秒2。ゴール前で追われると力強い脚取りで駆け上がり、この日の栗東坂路で2番目に速い時計をマークした。矢作調教師は「もともと動くタイプだけど、動きはすごかった。1度使ってさらに気合が出てきたし、当週は微調整でいいと思います」とうなずいた。
デイリー『古川奈穂が休養…左肩に違和感、期限決めず 矢作師「手術も視野に」』
同期トップ6勝を挙げる新人の古川奈穂騎手(20)=栗東・矢作=が、今週から無期限で休養に入ることが28日、明らかになった。先週のレース後、左肩に違和感があったため。矢作師と協議した結果、今週から騎乗を見合わせて治療に専念することになった。
奈穂は「レース後に違和感がありました。休養して、完全に治して復帰しようと思います。完全な状態で、100%の力で競馬に挑めるように治していきたいです」とコメント。矢作師は「手術も視野に休養します。今週もたくさん依頼を受けていたし、自分の厩舎の馬もいたので乗せたかったのは山々だったけど、プロとして完全な形でなければ、中途半端では駄目だと思うので。ここまでいい雰囲気で来ていたので残念です」と話した。30日に検査をする予定。
すでに各メディアで伝えられている通り、3/13阪神の1勝クラスでバスラットレオンに乗り、ニュージーランドT圧勝劇のお膳立てをしてくれた古川奈穂騎手が、今週から無期限休養ということになりました。
矢作厩舎のバックアップもあって新人トップの6勝を挙げ、これからという時の休養は残念でしょうが、持病の左肩を放置して乗り続ければ、きっと将来に禍根を残すことになるでしょう。何がベストなのかは簡単に言えませんが、個人的には、現時点での「手術も視野に入れた休養」は、将来を見据えた積極策なのだろうと思います。
バスラットレオンのマイルカップ挑戦に騎手として参加をしてくれた古川奈穂騎手。次の日曜日には、彼女にも嬉しい知らせが届けられると良いですね。
【2021/4/10中山 ニュージーランドトロフィー(G2)でのバスラットレオン:公式HPより】
ありがとうございますm(_ _)m
まずは無事にゲートインするところまで…
そのあとは一生懸命応援するだけです。
どの馬にも不利などの無い、G1に相応しいレースになって欲しいと思います!
一方でライバルのグレナディアガーズやルークズネストも絶好の追切だったようで、そう簡単にはいかないようで、一競馬ファンとしても楽しみな一戦になりそうです。
古川さん、心配ですね。体重を増やすわけにはいかないので、筋肉をつけて脱臼癖に対処するという千代の富士作戦にも限界があるでしょうし・・。手術で何とか改善して、無事に復帰してくれることを祈ります。
何だか弾丸のように豪快に駆けてましたねぇ~
楽しみ、楽しみ(*^ー^)ノ♪
無事に出走出来ます様に(願)
相手も皆さん本気ですからね、レベルの高い戦いになりそうです。
種牡馬入りをめざす立場としては、望むところです!( ・`ー・')キリッ
古川さんは根性があるようですし、矢作先生のバックアップも強力ですから、きっと乗り越えてくれるでしょう。
是非頑張って欲しいです。
まさに『弾丸のように豪快に』、
気力体力絶好調!といった感じですよね。
楽しみです(*^ー^)ノ♪
この後も順調でありますように!m(_ _)m