釉薬を掛ける方法は、漬け掛け、流し掛け、スプレー掛け、塗り掛けなどの方法
が有ります。
作品の大きさ、釉薬の量などの関係で、釉薬を掛ける方法が、限定される場合
が多くなります。
釉薬をける際、以下の問題が発生する場合があります。
1)釉薬の量の問題
釉薬の種類が少ない場合には、釉薬の量を大量に作り置きする事も可能です
しかし、種類が多くなるに従い、大量の釉薬を用意する事は、場所的、費用
的にも、困難になります。
釉薬が少量ても、釉掛けが可能な方法の順序は、以下の順番です。
イ) スプレー掛け、刷毛塗り
この方法が、一番少量の釉薬ですみます。
但し、次の様な欠点も有ります。
a) スプレー掛け
・ 道具が必要です。即ち、コンプレサー及び霧吹き部分(ノズル)
又は、手動の霧吹き(市販されている)が、必要。
・ 場所が必要。 霧を吹き掛ける際、小さな水滴が飛び散ります。
それ故、屋内では、換気の設備の有る所が必要です。または屋外
で行うとしても、周りに飛び散らない様な、囲いが必要です。
・ マスクを使用の事。 釉薬の霧を吸い込まない様に、マスクを
着用する事。
b) 刷毛塗り
一つの作品に、複数の釉薬を塗る時や、複雑な模様に施釉する時に
便利な方法です。
・ 刷毛(筆)で塗ると、釉薬が薄くなりがちです。塗る釉は若干、
濃い目にします。
・ 塗った痕が、まだらになり易い。(濃淡が出易い)
ロ) 流し掛け(柄杓掛け)
この方法も、少量の釉薬しか無い場合や、大物の作品の時にやる方法です
又、袋物の内側を塗る場合にも、この方法を使います。
・ 盥(たらい)など、口の広い容器を用意し、柄杓に取った釉を、作品
を回転させながら、流し掛けます。
・ 柄杓一杯分の釉しか無い場合でも、容器に溜まった釉をもう一度、
柄杓に採り直し、流し掛けて下さい。
・ 釉が少ないと、流した時、一筋二筋と枝分かれします、釉薬の厚みに
差が出る事に なりますので、勢い良く流すこと。
・ 大皿なども、一気に流し掛けます。
・ 袋物などは、内側に柄杓で流し込みます。口が小さく片手に持てる程
度の作品では、口を手で蓋をし、逆さにして、そのまま5回程度振り
上に向けてから、中の釉を捨てます。
作品が大きい時は、両手で回転させながら、内側を施釉し、口から捨
てます。
ハ) 漬け(浸し)掛け、ガバ漬け
一番均一に掛かり、釉の「ムラ」も少なく、綺麗にぬれます。
釉薬の量がある程度必要です。
・ 作品全体を釉薬の入った容器に、浸す方法です。
・ 作品が板状の場合には、平たい容器(バット)を、細長い作品は、筒
状の容器が必要です。筒状の容器の深さが足りない場合、上下二回に
分けて、塗って下さい。
・ 「ガバ漬け」は、内外を一度の作業で塗る方法です。
均一に塗れ、指痕も無く塗れます。
但し、練習が必要です。
方法は、作品を逆さに持ち、一度高台まで沈めてから、勢い良く引き
上げ、口が水面近くに来たら、振動を与え中の空気を抜き、釉を吸い
上げ、内側を施釉します。
・ 板皿など、底面が広く、釉薬を掛けたく無い場合、撥水剤を塗ると便利
です。但し、一度撥水剤を掛けた所は、釉が掛かりません。必要最小限
にする事。(もう一度素焼をすれば、撥水剤は無効になります)
が有ります。
作品の大きさ、釉薬の量などの関係で、釉薬を掛ける方法が、限定される場合
が多くなります。
釉薬をける際、以下の問題が発生する場合があります。
1)釉薬の量の問題
釉薬の種類が少ない場合には、釉薬の量を大量に作り置きする事も可能です
しかし、種類が多くなるに従い、大量の釉薬を用意する事は、場所的、費用
的にも、困難になります。
釉薬が少量ても、釉掛けが可能な方法の順序は、以下の順番です。
イ) スプレー掛け、刷毛塗り
この方法が、一番少量の釉薬ですみます。
但し、次の様な欠点も有ります。
a) スプレー掛け
・ 道具が必要です。即ち、コンプレサー及び霧吹き部分(ノズル)
又は、手動の霧吹き(市販されている)が、必要。
・ 場所が必要。 霧を吹き掛ける際、小さな水滴が飛び散ります。
それ故、屋内では、換気の設備の有る所が必要です。または屋外
で行うとしても、周りに飛び散らない様な、囲いが必要です。
・ マスクを使用の事。 釉薬の霧を吸い込まない様に、マスクを
着用する事。
b) 刷毛塗り
一つの作品に、複数の釉薬を塗る時や、複雑な模様に施釉する時に
便利な方法です。
・ 刷毛(筆)で塗ると、釉薬が薄くなりがちです。塗る釉は若干、
濃い目にします。
・ 塗った痕が、まだらになり易い。(濃淡が出易い)
ロ) 流し掛け(柄杓掛け)
この方法も、少量の釉薬しか無い場合や、大物の作品の時にやる方法です
又、袋物の内側を塗る場合にも、この方法を使います。
・ 盥(たらい)など、口の広い容器を用意し、柄杓に取った釉を、作品
を回転させながら、流し掛けます。
・ 柄杓一杯分の釉しか無い場合でも、容器に溜まった釉をもう一度、
柄杓に採り直し、流し掛けて下さい。
・ 釉が少ないと、流した時、一筋二筋と枝分かれします、釉薬の厚みに
差が出る事に なりますので、勢い良く流すこと。
・ 大皿なども、一気に流し掛けます。
・ 袋物などは、内側に柄杓で流し込みます。口が小さく片手に持てる程
度の作品では、口を手で蓋をし、逆さにして、そのまま5回程度振り
上に向けてから、中の釉を捨てます。
作品が大きい時は、両手で回転させながら、内側を施釉し、口から捨
てます。
ハ) 漬け(浸し)掛け、ガバ漬け
一番均一に掛かり、釉の「ムラ」も少なく、綺麗にぬれます。
釉薬の量がある程度必要です。
・ 作品全体を釉薬の入った容器に、浸す方法です。
・ 作品が板状の場合には、平たい容器(バット)を、細長い作品は、筒
状の容器が必要です。筒状の容器の深さが足りない場合、上下二回に
分けて、塗って下さい。
・ 「ガバ漬け」は、内外を一度の作業で塗る方法です。
均一に塗れ、指痕も無く塗れます。
但し、練習が必要です。
方法は、作品を逆さに持ち、一度高台まで沈めてから、勢い良く引き
上げ、口が水面近くに来たら、振動を与え中の空気を抜き、釉を吸い
上げ、内側を施釉します。
・ 板皿など、底面が広く、釉薬を掛けたく無い場合、撥水剤を塗ると便利
です。但し、一度撥水剤を掛けた所は、釉が掛かりません。必要最小限
にする事。(もう一度素焼をすれば、撥水剤は無効になります)