本焼きでは、焼成のたびに色が変化します。
勿論 商業用に量産された作品は、常に一定の色を出す必要が有りますが、
少量多品種の作品や、多種類の釉薬を掛けた作品を同時に焼く場合、色々条件が
変わる為、常に安定した色に焼成する事は難しいです。
「窯焚き一生」と言う言葉が有ります。
自分の狙った色に仕上った。又 予想しなっかた、素晴らしい色が出た。
これこそが、窯焚きの醍醐味です。ですがこの様に上手くいく事は稀です。
よく陶芸材料店で釉薬の色見本が置いてあたり、書籍などで釉薬の調合レシピが
出ていますが、あくまでも参考で、実際には、その通りの色が出ることは少なく
中々満足な色に仕上がりません。
しかし、思った以上の発色をした時は嬉しいものです。
偶然出た色を、安定的に出現させる為には、焼成ノートを作り、どんな条件で
窯を焚いたかを記録しておく必要が有ります。
焼成ノートの例
1) 日付、天候、点火時間、
2) 作品の量、大きさ(大物、小物、背の高さ)
3) 窯詰めの状態
イ) どの釉薬をかけた作品を、何処に置いたか。
(目標の色を出すには、窯のどこに置いたら一番良いのか)
ロ) 棚板の枚数、棚板の上下の間隔
ハ) 隣の作品はどんな物が窯詰めされているか。
ニ) 高さの異なる作品を、どう並べたか。
4) 蒸気逃げの扉の開閉記録、ダンパー等の開閉記録
5) 温度上昇のスピード。 燃料、電気の供給量
6) 酸化、還元どちらか? 何℃位から酸化、還元を始めたか?
7) ねらし(引っ張り)時間はどの位か、焼成は何時間か。
窯出し後に出来上がりをチェックする。
8)作品を急いで窯出ししないで、一品一品確かめ、周囲の作品も見比べてください
なるべく多くの情報を窯出しから、読み取り、次回の参考にします。
窯焚き一生です。何回窯焚きをしても、思うようにはいきません。
それが陶芸の楽しみともいえます。是非色々試してください。
以上で「失敗と対策」の項目を終わりにします。
次回からは、「陶芸超入門」とも言われる様な事を述べたいと思います。
興味の或る方は、引き続き読んで頂ければと、思っています。
勿論 商業用に量産された作品は、常に一定の色を出す必要が有りますが、
少量多品種の作品や、多種類の釉薬を掛けた作品を同時に焼く場合、色々条件が
変わる為、常に安定した色に焼成する事は難しいです。
「窯焚き一生」と言う言葉が有ります。
自分の狙った色に仕上った。又 予想しなっかた、素晴らしい色が出た。
これこそが、窯焚きの醍醐味です。ですがこの様に上手くいく事は稀です。
よく陶芸材料店で釉薬の色見本が置いてあたり、書籍などで釉薬の調合レシピが
出ていますが、あくまでも参考で、実際には、その通りの色が出ることは少なく
中々満足な色に仕上がりません。
しかし、思った以上の発色をした時は嬉しいものです。
偶然出た色を、安定的に出現させる為には、焼成ノートを作り、どんな条件で
窯を焚いたかを記録しておく必要が有ります。
焼成ノートの例
1) 日付、天候、点火時間、
2) 作品の量、大きさ(大物、小物、背の高さ)
3) 窯詰めの状態
イ) どの釉薬をかけた作品を、何処に置いたか。
(目標の色を出すには、窯のどこに置いたら一番良いのか)
ロ) 棚板の枚数、棚板の上下の間隔
ハ) 隣の作品はどんな物が窯詰めされているか。
ニ) 高さの異なる作品を、どう並べたか。
4) 蒸気逃げの扉の開閉記録、ダンパー等の開閉記録
5) 温度上昇のスピード。 燃料、電気の供給量
6) 酸化、還元どちらか? 何℃位から酸化、還元を始めたか?
7) ねらし(引っ張り)時間はどの位か、焼成は何時間か。
窯出し後に出来上がりをチェックする。
8)作品を急いで窯出ししないで、一品一品確かめ、周囲の作品も見比べてください
なるべく多くの情報を窯出しから、読み取り、次回の参考にします。
窯焚き一生です。何回窯焚きをしても、思うようにはいきません。
それが陶芸の楽しみともいえます。是非色々試してください。
以上で「失敗と対策」の項目を終わりにします。
次回からは、「陶芸超入門」とも言われる様な事を述べたいと思います。
興味の或る方は、引き続き読んで頂ければと、思っています。