素焼の話を続けます。
素焼で注意する事は、
1) 必要な温度まで上昇させる事。
素焼の温度は、一般的に700℃~800℃と言われています。
(これ以上の温度で、焼成される方も当然おります。)
① 温度の上昇は、窯の大きさ、燃料の違い、窯詰めの仕方、窯の焚き方によって、大きく違います。
② 又温度上昇は、或る範囲は慎重に(ゆっくり)、或る温度は、スピードアップ可能と、
窯の温度によって、焚き方を変化させます。
③ 又同じ様に、焚いていても、或る温度範囲は、中々温度上昇しない所も有ります。
560℃近辺では、土の組成変化が起こり、温度上昇が、鈍ると言われています。
④ 燃料の供給を増やすと、温度上昇が、停滞したり、逆に、低下する(1~5℃程度)場合も、
多いです。その際、慌てずに、対処してください。
(温度を上げようと、色々いじくると、反って悪い結果に成る事も、多いです。
じっとそのまま、我慢をしていると、3~7分程度で、上昇に変化します。)
⑤ 「ねらし焼き」の必要は有りません。必要な温度に成ったら、直ぐに、燃料の供給をとめます。
2) 焼成によって、作品を壊さない事。
① 水蒸気爆発
) 作品には、どんなに天日干ししても、若干の水分が含まれています。
それ故、350℃~400度程度までは、発生した蒸気を逃がす為、窯の扉などを、
若干開けて置きます。
) 乾燥が不十分な作品や、肉が厚い作品は、窯の中で、作品が爆発する事が多いです。
この爆発は、土の内部に発生した蒸気が、表面より抜け出す以上に、内部で、どんどん発生し、
その蒸気圧で、爆発します。
a) この圧力は、強大で、作品が粉々に破壊し、その破片が、20~30cmに、飛散します。
b) その為、近くの作品も壊されます。
又飛散した破片が、バーナー口を塞いだり、電熱線を断線させる等、最悪の結果を、
引き起こす危険もあります。
窯の側に居ると、低い爆発音が、聞こえます。それ故、窯を開けなくても、爆発を確認できます。
c) この爆発を起しやすい温度範囲は、大よそ230℃~330℃です。
・ 注意する事は、窯の中の温度は、場所によって大きく違う事です。
特に低い温度の時は、この温度差が大きい事です。それ故一箇所の温度測定では、
全体の温度分布が、解かりません。350℃に成ったから、安心していると、400℃で
爆発する事さえ有ります。
・ この温度範囲では、特にゆっくり温度を上げて行きます。
d) 爆発の危険性を認識しながら、どうしても、素焼をしたい場合が有ります。
その場合、窯を200℃程度に暖め、一晩放置した後、本格的な、素焼に入ります。
又、危険性を孕んだ作品は、たとえ破壊しても、周囲に影響しない位置に、窯詰めします。
尚、当然ながら、爆発の危険制の有る作品は、次回に繰り延べする事が、最良の方法です。
② 冷め割れ
前にも述べましたが、作品の量が少ない場合や、窯が小さく且つ、壁の厚みが薄く、
冷えやすい窯の場合に、髪の毛ほどの太さの「ひび」がはいる事が有ります。
・ 対策としては、作品の量を増やし、ゆっくり冷える様にします。
以下次回に続来ます。
陶芸の窯焚き(素焼)
素焼で注意する事は、
1) 必要な温度まで上昇させる事。
素焼の温度は、一般的に700℃~800℃と言われています。
(これ以上の温度で、焼成される方も当然おります。)
① 温度の上昇は、窯の大きさ、燃料の違い、窯詰めの仕方、窯の焚き方によって、大きく違います。
② 又温度上昇は、或る範囲は慎重に(ゆっくり)、或る温度は、スピードアップ可能と、
窯の温度によって、焚き方を変化させます。
③ 又同じ様に、焚いていても、或る温度範囲は、中々温度上昇しない所も有ります。
560℃近辺では、土の組成変化が起こり、温度上昇が、鈍ると言われています。
④ 燃料の供給を増やすと、温度上昇が、停滞したり、逆に、低下する(1~5℃程度)場合も、
多いです。その際、慌てずに、対処してください。
(温度を上げようと、色々いじくると、反って悪い結果に成る事も、多いです。
じっとそのまま、我慢をしていると、3~7分程度で、上昇に変化します。)
⑤ 「ねらし焼き」の必要は有りません。必要な温度に成ったら、直ぐに、燃料の供給をとめます。
2) 焼成によって、作品を壊さない事。
① 水蒸気爆発
) 作品には、どんなに天日干ししても、若干の水分が含まれています。
それ故、350℃~400度程度までは、発生した蒸気を逃がす為、窯の扉などを、
若干開けて置きます。
) 乾燥が不十分な作品や、肉が厚い作品は、窯の中で、作品が爆発する事が多いです。
この爆発は、土の内部に発生した蒸気が、表面より抜け出す以上に、内部で、どんどん発生し、
その蒸気圧で、爆発します。
a) この圧力は、強大で、作品が粉々に破壊し、その破片が、20~30cmに、飛散します。
b) その為、近くの作品も壊されます。
又飛散した破片が、バーナー口を塞いだり、電熱線を断線させる等、最悪の結果を、
引き起こす危険もあります。
窯の側に居ると、低い爆発音が、聞こえます。それ故、窯を開けなくても、爆発を確認できます。
c) この爆発を起しやすい温度範囲は、大よそ230℃~330℃です。
・ 注意する事は、窯の中の温度は、場所によって大きく違う事です。
特に低い温度の時は、この温度差が大きい事です。それ故一箇所の温度測定では、
全体の温度分布が、解かりません。350℃に成ったから、安心していると、400℃で
爆発する事さえ有ります。
・ この温度範囲では、特にゆっくり温度を上げて行きます。
d) 爆発の危険性を認識しながら、どうしても、素焼をしたい場合が有ります。
その場合、窯を200℃程度に暖め、一晩放置した後、本格的な、素焼に入ります。
又、危険性を孕んだ作品は、たとえ破壊しても、周囲に影響しない位置に、窯詰めします。
尚、当然ながら、爆発の危険制の有る作品は、次回に繰り延べする事が、最良の方法です。
② 冷め割れ
前にも述べましたが、作品の量が少ない場合や、窯が小さく且つ、壁の厚みが薄く、
冷えやすい窯の場合に、髪の毛ほどの太さの「ひび」がはいる事が有ります。
・ 対策としては、作品の量を増やし、ゆっくり冷える様にします。
以下次回に続来ます。
陶芸の窯焚き(素焼)