わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

釉薬を掛ける2(釉薬の量、容器)

2009-05-29 22:59:07 | 釉薬の調合と釉を掛ける
釉薬を掛ける際、苦労する事は、作品の大きさに合う、釉薬の量と、容器の事です。

釉薬は粉末で、保管出来ますので、この状態では、さほど問題には成りませんが、一度水に溶かすと、

釉薬の種類が少ない時には、多量の釉薬を、作り置き出来ますが、多種の釉薬を使用する場合には、

少量でないと、釉薬を置く場所に苦労します。

勿論、作業場所が、十分広い所でしたら、問題有りませんが、20種類以上に成ると、どうしても、

置き場所に苦労します。(釉薬の種類は、段々増える傾向に有ります。)

又、1ℓ入りの容器で、保管していても、いざ使用する段に成ると、釉薬が沈殿し、撹拌に手間取り、

中々濃度が、一定しません。

釉薬はなるべく、手が入る口の広い容器に、保管した方が、使い勝手が良いです。

又 釉薬が少なくて済む、掛け方(流し掛け、吹き掛けなど)を選択します。

尚、釉薬を掛ける方法は、当ブログ(施釉の仕方、2008-05-15,-16)を参照して下さい。


次に、釉薬を掛ける際の、容器の問題で苦労する事です。

釉薬を掛ける際、漬け掛けや、流し掛けのでは、作品に合った大きさの容器が必要です。

1) 流し掛けでは、十分大きい、直径40cm以上の、盥(タライ)などを、用意すれば、

 大体間にあいます。(特に大皿などには、大きな容器が、必要に成ります。)

 但し、流し掛けでは、どうしても、釉薬の濃淡が出易いです。これを避けたいのなら、

 漬け掛けと成ります。

漬け掛け(浸し掛け)の場合

2) 細長い(背の高い)作品では、細長い容器が必要です。

  なるべく、作品と同じ様な形で、一回り大きい物が適しますが、万能の容器は、中々用意できません。

  この様な場合には、横に寝かせて、漬け掛けにします。

  (但し、上下に色分けしたい場合には、縦長の容器が、必要に成ります。)

3) 意外に苦労するのは、不定形の作品や、取っ手の付いた作品です。

  本の一寸の所が、容器に引っかかったりして、上手に釉薬が掛けられない場合が、多いものです。

4) 更に、作品のどこを持って、釉薬を掛けるか、と言う問題が有ります。

  (指跡の問題も有りますが、ここでは、それ以外の事です)

  作品の縁を持って、漬ける掛けする場合には、十分指が入るスペースも、必要です。

結論

1) 釉薬を置く場所が狭い場合、釉薬の種類はなるべく増やさない事です。

 又、釉薬の種類が多いと、どの釉薬も良く焼き上げる為に、窯焚き(特に窯詰め)で苦労します。

2) 作品の形によっては、希望する方法で、施釉出来ない事も有ります。

  どうしても、希望の方法で、したいのなら、予め容器や、釉薬の量を用意して置かなければ、

  成りません。

  市販されている、プラスチックの容器で十分ですが、粘土で自作する事をお勧めします。

3) 施釉の仕方によって、作品の出来上がり方(色)も、大きく変化します。

  それ故、最初の予定通りに、施釉するためにも、行き当たり、ばったりでは無く、

  十分準備して置かなければ、成りません。

陶芸の釉薬の掛け方 

釉薬の量 釉薬の容器

  
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