1) 技術書について
④ 「手ひねり編」「電動轆轤編」「釉薬編」「装飾編」など。
) 釉薬編 前回の続きです。
c) 施釉の仕方
釉を掛ける方法には、幾つかの、やり方があります。
しかし、技術的には、それほど高度ではありませんので、施釉の方法のみを、扱った
本は、見受けられません。他の釉の調合などの、技術を述べた中で、付随的に記載
されている場合が、多いです。
a) 施釉の仕方には、以下の方法が有ります。
浸し掛け(ずぶ掛け)、流し掛け(柄杓掛け)、吹き掛け(霧吹き、コンプレサーなど)
の他、筆塗り等があります。
b) 生掛け: 一般には、素焼した後、釉を掛けますが、生素地の状態で、施釉する方法
です。 利点は、生掛け焼成では、釉が素地に食い込み、土と釉が良く融合して、
その間に断層が起きず、釉肌も、柔らかい感じに、焼き上がる事です。
但し、施釉直後や、乾燥中、焼成中に、亀裂や歪みなどを、起こし易く、失敗の確率が、
高く成りますので、土の種類や、施釉するタイミング(乾燥度合い)に、注意が必要
です。(生掛けに、強い土や、弱い土が有ります。)
c) 施釉の為の道具: 一般には、作品を片手又は、両手に持って、釉を掛けますが、
どうしても、指痕が残り易いです。それを防ぐ道具に、作品を鋏(はさみ)状の、金物で
挟み、釉に漬ける道具が、市販されています。(必ずしも必要な物では有りませんが)
又、流し掛け用の、柄杓(ひしゃく)や、口や手で作動させる、霧吹きなどが有ります。
これらの、道具類は、各メーカーのカタログなどに、載っています。
) 装飾編
装飾を取り扱った本は、かなり多いです。基本的な装飾から、専門的とも言える、高度の
技術まで、取り扱うレベルにも、大きな差があります。自分に合った本を選ばないと、
その本を、活用出来ない場合も、有りますから、注意が必要です。
a) 基本的な装飾方法
陶芸を取上げた本ならば、大抵の本に、記載されている方法です。
印花文、イッチン、掻き落とし、櫛目、透かし彫り、化粧掛け、粉引き、布目(縄文)
貼花文、箆(へら)目、飛び鉋(かんな)、面取り(しのぎ)、練り込み、マーブル
紋様、三島、蛍手、象嵌、刷毛目等が、有ります。
又、釉や絵付けによる、装飾には、釉の二重掛け、流し描き、転写(転写紙)、
染付け、
蝋抜き(ゴム抜き)、吹く墨、スタンプ絵付け等です。
以下次回に続きます。
④ 「手ひねり編」「電動轆轤編」「釉薬編」「装飾編」など。
) 釉薬編 前回の続きです。
c) 施釉の仕方
釉を掛ける方法には、幾つかの、やり方があります。
しかし、技術的には、それほど高度ではありませんので、施釉の方法のみを、扱った
本は、見受けられません。他の釉の調合などの、技術を述べた中で、付随的に記載
されている場合が、多いです。
a) 施釉の仕方には、以下の方法が有ります。
浸し掛け(ずぶ掛け)、流し掛け(柄杓掛け)、吹き掛け(霧吹き、コンプレサーなど)
の他、筆塗り等があります。
b) 生掛け: 一般には、素焼した後、釉を掛けますが、生素地の状態で、施釉する方法
です。 利点は、生掛け焼成では、釉が素地に食い込み、土と釉が良く融合して、
その間に断層が起きず、釉肌も、柔らかい感じに、焼き上がる事です。
但し、施釉直後や、乾燥中、焼成中に、亀裂や歪みなどを、起こし易く、失敗の確率が、
高く成りますので、土の種類や、施釉するタイミング(乾燥度合い)に、注意が必要
です。(生掛けに、強い土や、弱い土が有ります。)
c) 施釉の為の道具: 一般には、作品を片手又は、両手に持って、釉を掛けますが、
どうしても、指痕が残り易いです。それを防ぐ道具に、作品を鋏(はさみ)状の、金物で
挟み、釉に漬ける道具が、市販されています。(必ずしも必要な物では有りませんが)
又、流し掛け用の、柄杓(ひしゃく)や、口や手で作動させる、霧吹きなどが有ります。
これらの、道具類は、各メーカーのカタログなどに、載っています。
) 装飾編
装飾を取り扱った本は、かなり多いです。基本的な装飾から、専門的とも言える、高度の
技術まで、取り扱うレベルにも、大きな差があります。自分に合った本を選ばないと、
その本を、活用出来ない場合も、有りますから、注意が必要です。
a) 基本的な装飾方法
陶芸を取上げた本ならば、大抵の本に、記載されている方法です。
印花文、イッチン、掻き落とし、櫛目、透かし彫り、化粧掛け、粉引き、布目(縄文)
貼花文、箆(へら)目、飛び鉋(かんな)、面取り(しのぎ)、練り込み、マーブル
紋様、三島、蛍手、象嵌、刷毛目等が、有ります。
又、釉や絵付けによる、装飾には、釉の二重掛け、流し描き、転写(転写紙)、
染付け、
蝋抜き(ゴム抜き)、吹く墨、スタンプ絵付け等です。
以下次回に続きます。