窯焚きをする場合、今現在 酸化炎か、還元炎か、中性炎で焚いてるかを、把握し
て置かなければなりません。
(電気窯の場合は、還元装置が付いていなければ、常に酸化です)
・ 酸化炎か、還元炎かを決める温度範囲は、最大で900℃~1200℃で
一般的には、950℃~1180℃ の範囲です。(陶器の場合)
・ 作品の表面の釉薬が「ガラス化」する前に、酸化、還元の状態に保持して
おく必要があります。表面が完全に「ガラス化」すると、酸素も炭素も釉薬
の中に、ほとんど入り込めません。
・ 絶対に酸化炎で焚く範囲は、1200℃以上です。
ほとんどの釉薬は1200℃で表面が完全に「ガラス化」すると言われて
います。(陶器の場合)
(この範囲は強酸化炎にします、還元炎にすると、炭素成分が若干入り、
釉薬が汚れるます)
・ その他の温度範囲は、一番温度上昇率が良い、中性炎で炊きます。
1) 酸化とは
イ)地球上に有る、ほぼ全ての鉱物(粘土、釉薬の原料)は、空気中の酸素
に触れて、酸化物になっています。
(酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化錫、酸化マンガン、酸化チタン、酸化
コバルト、酸化カルシュウム、酸化ナトリュウム、各種灰等々です)
・それ故 炎の出ない(炭素成分が無い)電気窯では、必然的に酸化と
なります。
・炎の出る燃料(薪、ガス、油)を使っても、酸素の供給量を十分確保
すれば、酸化炎(酸化)になります。
2) 還元とは
イ)酸化された鉱物が、鉱物本来の色(姿)に戻る事です。
ロ)それ故、還元の強さによって同じ物質でも、変化に富んだ色と成ります
鉄では、黒、赤、褐色、黄色、灰色、その他複雑な色に成ります。
銅では、緑、紫、赤で、その他黒等になる場合もあります。
その他、石灰系透明釉も、酸化より「グレー」に仕上がります。
ハ)炎の出る燃料は炭素(化学記号=C)を含み、燃焼によって一酸化炭素
(C O)が発生し、更に前記鉱物中の酸素を奪い、二酸化炭素(C O2)とな
って排出されます。
ニ)還元炎にするには、燃料を少しづつ増やし(一度に増やすと、温度上昇
は鈍り、場合によっては、温度が下がりますので、注意)、同時に酸素の
供給量を減らします。(一般的には、煙突の引きを弱くします)
還元炎にすると一般に温度上昇は、鈍ります。
ホ)窯変など、思いがけない色が出ますが、難点は再現性に乏しい事です。
なるべく、窯詰めや焼成データー等、記録を取る事により、安定的な
再現性を目指してください。
私の H P 明窓窯です. 興味が有りましたら、御覧下さい。
て置かなければなりません。
(電気窯の場合は、還元装置が付いていなければ、常に酸化です)
・ 酸化炎か、還元炎かを決める温度範囲は、最大で900℃~1200℃で
一般的には、950℃~1180℃ の範囲です。(陶器の場合)
・ 作品の表面の釉薬が「ガラス化」する前に、酸化、還元の状態に保持して
おく必要があります。表面が完全に「ガラス化」すると、酸素も炭素も釉薬
の中に、ほとんど入り込めません。
・ 絶対に酸化炎で焚く範囲は、1200℃以上です。
ほとんどの釉薬は1200℃で表面が完全に「ガラス化」すると言われて
います。(陶器の場合)
(この範囲は強酸化炎にします、還元炎にすると、炭素成分が若干入り、
釉薬が汚れるます)
・ その他の温度範囲は、一番温度上昇率が良い、中性炎で炊きます。
1) 酸化とは
イ)地球上に有る、ほぼ全ての鉱物(粘土、釉薬の原料)は、空気中の酸素
に触れて、酸化物になっています。
(酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化錫、酸化マンガン、酸化チタン、酸化
コバルト、酸化カルシュウム、酸化ナトリュウム、各種灰等々です)
・それ故 炎の出ない(炭素成分が無い)電気窯では、必然的に酸化と
なります。
・炎の出る燃料(薪、ガス、油)を使っても、酸素の供給量を十分確保
すれば、酸化炎(酸化)になります。
2) 還元とは
イ)酸化された鉱物が、鉱物本来の色(姿)に戻る事です。
ロ)それ故、還元の強さによって同じ物質でも、変化に富んだ色と成ります
鉄では、黒、赤、褐色、黄色、灰色、その他複雑な色に成ります。
銅では、緑、紫、赤で、その他黒等になる場合もあります。
その他、石灰系透明釉も、酸化より「グレー」に仕上がります。
ハ)炎の出る燃料は炭素(化学記号=C)を含み、燃焼によって一酸化炭素
(C O)が発生し、更に前記鉱物中の酸素を奪い、二酸化炭素(C O2)とな
って排出されます。
ニ)還元炎にするには、燃料を少しづつ増やし(一度に増やすと、温度上昇
は鈍り、場合によっては、温度が下がりますので、注意)、同時に酸素の
供給量を減らします。(一般的には、煙突の引きを弱くします)
還元炎にすると一般に温度上昇は、鈍ります。
ホ)窯変など、思いがけない色が出ますが、難点は再現性に乏しい事です。
なるべく、窯詰めや焼成データー等、記録を取る事により、安定的な
再現性を目指してください。
私の H P 明窓窯です. 興味が有りましたら、御覧下さい。
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