東奔西歩の 『出路迦芽』 写真館

『人も歩けば...』でデジカメ片手に東奔西歩し出会ったお気に入りの写真と日々変化する富士山の写真をお届けします。

思わぬ展開の山梨県の「黒富士」撮影ウォーク

2008年08月09日 | ふるさとの富士
 8月9日(土)の今日は、「ふるさとの富士」の写真撮影に朝一番の身延線の電車で甲府駅に出て、9時発の山梨交通の昇仙峡滝上行きのバスに乗り清川バス停で下車して「黒富士」の写真撮影に出かけました。
 予定では、曲岳と黒富士の登山口の観音峠までの道中に「ふるさとの富士」らしい「黒富士」の写真が撮れれば曲岳を経て黒富士(1635m)に登り、撮れなければ富士山と黒富士が仲良く撮れると言う長窪峠、木賊峠を経て北杜市の増富温泉まで歩き、バスで韮崎駅に戻る計画で、9:45に清川バス停を後にして観音峠目指して好天気の中を歩きました。
 ビックホーンオートキャンプ場の入り口に「観音峠大野山線2km先土砂崩れで通行止め」の標識があったものの、ひょっとしたら人は歩けるかも知れないと思い前進しましたが、現地に行って見るとゲートは開いていたものの土砂を取り除く工事の真っ最中で歩きでも通してもらえず断念して清川に引き返しました。
 まだ12時前だったのでそのまま甲府へ戻るのはもったいなくて、行きに登山口の看板を見つけ容姿も格好良かった太刀岡山に登りました。標識を見ると山頂まで1時間30分となっており、清川バス停14:20の甲府駅行きのバスには間に合いそうに無く次のバスは4時間後の18:20で、雲行きが怪しくなり雷も鳴り始めどうしようか迷いましたが、本降りの雨が降り出したら引き返すことにして太刀岡山目指して登ることにしました。
 雷の後押しを受けて休まずに登ったら45分で1285mの太刀岡山の山頂に立つことが出来ました。
 山頂は少し展望が開け、北側に目をやると黒富士は見えませんでしたが茅ヶ岳が見え、富士山方面を見ると御岳昇仙峡の上の羅漢寺山や弥三郎岳などの展望が楽しめました。
 写真撮影をしていると小雨が降ってきたのでバナナで昼食を済ませ下山を開始してしばらくしたら雨が止んでくれ、ハサミ岩と言う大きな岩場に行くと、眼下に展望が開け、茅ヶ岳~曲岳~黒富士にかけてのパノラマ展望が広がり、しばし絶景かなの展望を楽しみ下山しました。
 清川バス停には14:02に到着し、ベンチに座って昼食を取る時間も出来て14:20のバスに余裕で乗れました。
 バスに乗ってしばらくすると雨が降り出し途中から土砂振りの雨となりましたが甲府駅には15時過ぎに到着し、これで15:25の身延行きの電車に乗れ富士には18:12には帰れると喜んで身延線のホームへ行くと、大雨と落雷の影響で身延線は全面ストップしており、運転再開のメドはたっていないのことで唖然としました。
 気を取り直し、動いている中央本線の電車に乗り八王子に出て相模線の電車で茅ヶ崎に出てから東海道本線の電車で富士に戻り、富士には2時間以上遅い20:26到着となりましたが、無事に富士に戻れてホットしました。
 観音峠への道の通行止めに始まり思わぬ展開の1日でしたが、思わぬ太刀岡山の山歩も楽しめ、思わぬ所から黒富士の写真が撮れ、思わぬ列車の長旅が楽しめ充実した1日でした。


①まさか帰りに登ることになるとは思わなかった太刀岡山


②初めてお目に掛かったマネキンの頭を利用したリアルな案山子


③夏休みで賑わっていたビックボーンオートキャンプ場


④観音峠へ到達できなかった手前の通行止め


⑤清川バス停に戻る途中に眺めた登る意欲をそそられた太刀岡山の勇姿


⑥山梨百名山の標注のある太刀岡山1206m山頂


⑦太刀岡山山頂より望む茅ヶ岳


⑧太刀岡山より望む富士山方面の展望 昇仙峡の上の羅漢寺山や弥三郎岳の展望バッチリ



⑨茅ヶ岳~曲岳~黒富士にかけてのパノラマ展望が楽しめた奇岩のハサミ岩付近の岩場


⑩ハサミ岩の岩場の中腹よりの曲岳~黒冨士方面の展望


⑪ハサミ岩の岩場の中腹よりの黒冨士の展望
※詳細に調べて見ると手前の鬼煩山と言う山で、黒富士は後ろに隠れていました。

<撮影データ>
  撮 影 日:2008年8月9日(土)
  撮影場所:清川BS~観音峠手前~太刀岡山~清川BS:山梨県甲斐市