下田の町で真っ先に行きたいのは昭和湯です。
古町通りをかなり歩いた先にあります。
この古町通りはなまこ壁の民家の多い通りでもありますが、なまこ壁の民家については後から写真を載せます。
昭和湯は昭和の半ば頃の風情をそのまま残している温泉銭湯です。
お湯は蓮台寺温泉の引き湯を、掛け流しにしているのですから申し分ありません。
推薦理由のその1は脱衣場の天井が高いこと。
これが銭湯の特徴です。
(昭和湯)
次が、脱衣籠。
最近プラスティック製の籠が多い中で籐製の籠があるので感激です。
(籐製の籠)
浴槽は今時の銭湯に比べてやや深め。
これも昭和初期の銭湯の特徴です。
子どもの頃、よく行った東京の銭湯は、子供用浴槽と大人用浴槽があり、大人用はかなり深めで泳いでは叱られたものでした。
(昭和湯の浴槽)
湯上がりに番台と話すので、番台は男女のどちらにも目が届くことが大切です。
今時の番台は中を向かずに外側に入り口に向かって座っているところもありますがこれは邪道ではないでしょうか。
そして下駄箱。
居酒屋のチェーン店でしか見ることが出来なくなった木の下足札のついた下駄箱が健在です。
(松竹鍵のついた下駄箱)
ところで、昭和湯の脱衣場の壁に旧南豆製氷の古いポスターが張られていました。
大正時代の建物が保存できるかどうか危機に面してるのだそうです。
是非行ってみたいと思いました。
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