元湯の次は「薬師湯」です。
薬師湯は元湯と同じ杖立川の右岸にあります。
元湯からバス道に出るには曲がりくねった路地を歩くのですが、この途中と云ったら良いでしょうか?。
(薬師湯)
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薬師湯は、入ると右手に男湯の入口が見えますが、板張りの通路に沿って女湯も並んでいます。
この板張りの通路には、薬師湯を維持管理するための各種組織や役割担当の木札が張り出されているほか、上部には改修時の寄付金額をしたためた名簿の木札もあり、快適に入れてもらうための注意書きなどもあります。
(玄関の通路)
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男湯に入ると、浴槽と脱衣場が一体になった構造で、手前左手に簀の子と木の脱衣棚があり、一段下がってタイル張りの浴室になります。
(浴槽)
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浴室の奥からこの様子を見ると浴槽と脱衣場の関係がよく分かります。
(別角度の浴槽と脱衣場)
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小さめの浴槽には2~3人しか入れません。
浴槽には、お湯と水がとうとうと溢れています。
入ると、硫黄臭がわずかにします。熱いお湯が身体にしみます。
良くかき混ぜれば入れないことはないのですが勇気が要ります。
浴槽は深めで、おしりを着くとお湯を飲みそうになります。
さっぱりとしたお湯は心地よく、夕陽が窓から入り込んでまぶしいほどです。
杖立温泉は源泉が90度を超える熱さなので、源泉と水を一緒に投入していることが多く、ここも水道の蛇口と湯口が隣り合っていました。
(湯口と水道の蛇口)
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注意書きはいくつかありましたがその一例は下記のようなものです。
(注意書き)
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入浴料は\200で、入口の近くの箱の中に入れます。
入れ忘れの無いようにお願いします。
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