善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・花の貞宗寺(1)

2018年03月27日 | 鎌倉


鎌倉市植木に貞宗寺という浄土宗の寺院があります。場所はJR大船駅から約2キロ山側で、ホームセンターコーナンのすぐソバです。
貞宗寺は徳川家ゆかりの寺で、三つ葉葵が屋根瓦や本堂内に印されています。

(貞宗寺本堂)


(貞宗寺本堂の葵のご紋)

徳川二代将軍「秀忠」の生母お愛の局(宝台院)の 母親で当寺開基の「貞宗院様」は二代将軍徳川秀忠の母方の祖母で、江戸城大奥で「貞宗院」と号され、御年寄り役を務め、晩年幕府よりこの地を賜りその庇護のもとで隠居していました。慶長14年4月(1609年)この地で没し2年後遺言により、屋敷跡に開かれたのが「貞宗寺」です。

貞宗寺は隠れた花の名所で、特に春には様々な花が咲き乱れます。

以前はハクモクレンの巨木がありましたが、今はサラサモクレンの巨木が美しく咲きます。

本堂の左側の山裾にあり、咲き乱れた様は桃源郷のような様相です。

(サラサモクレン1)


(サラサモクレン2)


(サラサモクレン3)

サラサモクレンの下にはミツマタの木があります。
このミツマタも大きくなりました。

(ミツマタ1)


(ミツマタ2)

ミツマタの花は1~2個づつ固まって円形に咲きます。
下から見上げるように写真を撮ると、小さな蟻などが蜜を吸いに来ているようです。

(ミツマタ3)


(ミツマタ4)

(以下次号)