善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・ナガミヒナゲシ 2020

2020年04月28日 | 鎌倉
今年(2020年)はナガミヒナゲシが3月頃から咲いていました。暖冬でかなり早い時期から咲き始め、5月も近いのにまだ種を放出するほどは実ってはいません。

ナガミヒナゲシは赤ダイダイ色の可憐な花です。
ブロック塀の片隅、街路樹の根っこの土の部分、建築前の空き地、など場所を選びません。
猛烈な繁殖力で日照りにも強いようです。

(大船中学校前のナガミヒナゲシ1)


(大船中学校前のナガミヒナゲシ2)


(ナガミヒナゲシの花)


(ナガミヒナゲシの花2)

ナガミヒナゲシのツボミは首を下に曲げた形で成長し、咲く寸前に上向きになってツボミを開きます。ツボミの中には既に種の鞘が入っています。

(ナガミヒナゲシのツボミ)

ナガミヒナゲシの種の鞘は上を向き種の放出する準備が整うと横向きになります。

(ナガミヒナゲシの種の鞘)

一つの鞘に 1500個もの種が入っていると云われています。

鞘は日が経つにつれて茶褐色になり、種も黒くなります。

Youtube で種子が飛び散る様を捉えた動画がありました。ナガミヒナゲシの種子散布



ナガミヒナゲシは、自分の繁殖のために、他の草花を侵蝕すると云われています。
自分の庭には入れたくない植物の一つです。

注意したいものです。