善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・テッセン それとも クレマチス

2021年05月27日 | 鎌倉
大船中学校のフェンスに沿って、クレマチスに似た花が咲いていました。
花の径は6~7センチで、クレマチス(10センチオーバー)に比べて小ぶりの花です。クレマチスは、雨の季節を迎えほとんど花期を終えてしまいした。それから1~2週間経っています。また、花弁は5~6弁で8弁のクレマチスとは違います。

ネットで調べると花はテッセンのようです。

テッセン?
さて、これはテッセンでしょうか?。

(テッセン?)


(テッセン?の花)

同じ場所の地続きに、4月下旬にあったクレマチスの花を次に並べます。

クレマチス


(4月下旬のクレマチスの花1)


(4月下旬のクレマチスの花2)


クレマチスは通常8弁で、今咲いているのは明らかにクレマチスではないようです。

で、テッセンと云うことで話を進めると・・・。

(テッセンの花2)


(テッセンの花3)

花の様子は花の径と花びらの数以外は何とクレマチスに似ていることか?。

さて、花としての歴史はテッセンが日本に入ってきたのは、約400年ほど前だそうです。
テッセンは家紋にもよく使われているそうなので、人気の高かった花だったと想像されます。家紋の画像を見るとほとんどが5弁か6弁のもので当時は5から6弁のテッセンが多かったのでしょう。
その後、テッセンは品種改良され、4弁~8弁のクレマチスに発展したのだと想像します。


(テッセン紋の一例)


従い、弁の数でテッセンかクレマチスかを断定するのでなく、その花の咲く季節や花の大きさ等で花の種類を見極めるのが良さそうです。


テッセンの花言葉は

「甘い束縛」


だそうです。



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