湯布院にはいくつもの地区毎の共同浴場があるのですが、その全貌はつまびらかではありません。
いろいろの方のホームページにも訪問記は多く載っていますが、全体でいくつほどの数が有るのかよく分かりません。
今回の訪問でそのうち一つだけでも入らせて貰いたいと思っていましたが、たまたま履いていたスニーカーが壊れ、乙丸温泉館の近くの表通りに面した靴屋さんから聞いて、荒木共同浴場訪問が実現しました。
場所は荒木地区。
荒木地区はJR久大線が日田方面に向かう線路際にあって、徒歩の場合、駅前の道路を最初の道(コンビニファミリーマートの角)で左折、湯布院小学校の校庭の先のガソリンスタンドでさらに左折します。
道路がJRの線路沿いとなり、道路の右側に神社の鳥居が見えるとすぐに、線路の向こう側に荒木共同浴場の屋根が見えます。由布院駅から徒歩10分ちょっと。
車はJR泉を迂回するのに大回りを強いられそうです。
(荒木共同浴場)
違反を承知でJR線を横断し(踏み跡がついていますし、地元の人は渡っていましたが・・・)湯小屋の前に出ました。
建物は質素なものですが、機能は完全で、屋根からの湯気抜きもちゃんとしています。
建屋の前ではポンプがカタカタと回り湯を地下からくみ出し、余った部分は近くの円形のコンクリートの槽から流していました。
(荒木共同浴場浴槽)
100円を箱に入れ、内部にはいりました。
男女別の浴場は脱衣場と浴室が一体になった形式で、壁に脱衣だながあり、そこだけは木のスノコで、後はコンクリート造の洗い場と浴槽だけの、究極の共同浴場でした。
くみ上げた源泉は一度小さな枡に入りサイフォンの原理で浴槽に入るようでした。
水道の弁もあり温度調節は自分でできます。
ゆっくりとお湯にひたると、共同浴場の良さがしみじみとわかります。
以下次号
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