さて、中断していた乳頭温泉の旅を再開します。
孫六温泉を出たところで昼時になったので、休暇村乳頭温泉郷に戻りました。
休暇村は全国で36箇所の施設を運営する特殊法人です。
環境省の認可団体?ですので、いわゆる公共の宿の仲間ですが、他の公共の宿と異なり、国の補助金の比率は少なく、どこも健全な営業を続けているようです。
休暇村は孫六温泉方面と蟹場温泉方面との分岐点にあります。
(休暇村 乳頭温泉郷)
建物は三階建てで、お風呂は三階にあります。
三階までエレベーターで上がり、長い渡り廊下を通ると温泉棟があります。
山の斜面にあるのでブナ林の中にある感じです。
(脱衣場)
脱衣場は広く気持ちの良い脱衣場です。
中に入ると浴室には内湯と洗い場があり、ともに広々としています。
(内湯)
内湯は20名ほども入れるでしょうか。
ガラスの外はブナ林です。
内湯は純重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉)とのことで、ややささ濁りの透明なお湯です。
肌触りが柔らかくさらりとした浴感です。
その内湯の外側に露天風呂があります。
(露天風呂)
ブナ林から目隠しをするため板塀で覆われていますが、目隠しの上からブナ林と木漏れ日が降り注ぎ良い雰囲気です。
お湯はやや白濁の単純硫化水素泉(単純硫黄泉)で硫黄臭がします。
穴吹源泉で田沢湖高原温泉まで引き湯しているのでここにも途中で供給しているのでしょう。
とても良いお湯です。
共同浴場的雰囲気でなく、高級ホテルの雰囲気のお湯なので、乳頭温泉郷の七湯の中では異色かも知れません。
詳細は下記のホームページからどうぞ
ひろさんの旅枕へリンク
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