おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

最後尾

2013年10月31日 | 日記・エッセイ・コラム
時折、哲学に浸る


午後の仕事
印刷しようと思ったら紙がなかった
明日が納期なんで、もう、取りに行くしかない


車を飛ばす


無事到着したが、気分的には早く帰って
刷らなければならないという、そのあとの気持ちに
切り替わっていた


もどかしい


行く時も思っていたが、急がない車が多すぎる


“仕事してんのか?”


苛立つ気持ちを自分で抑える
確かに、仕事をしている車だけではない
ドライブを楽しんでいる人がいるかも知れない
免許取り立ての新妻も走っているかも知れない


自分の思い通りに進めない午後の運転


ふと思った


これ、人生と同じではないか!


人生、自分の設計通りには行かない
思い通りの道を進んでいるつもりでも、
それは色んな障害や、ほかの人の都合がある


バスが走る


あの運転手は、多くの人を運んでいる
それは、命を運んでいるとも言える


命!とまでは言わないが、
生きるということは、誰かと生活を共にすることでも
あって、
それには、責任ややりがいが生まれてくる


あぁ、俺、生きてるなぁ~


そんな気持ちを進まない車列の最後尾に居ながら
考えていると、僕の後ろにも長い列が出来はじめた


人生と同じだ


僕はいつからか、最後尾ではなくなった