月末と言えば集金
今日もガソリンスタンドの集金のおじさんが
来られた
「いい天気やね!」
世間話をされる
「ほんまですねぇ〜!」
相槌を打つ
打つが、気もそぞろだ
一度に二つのことが出来ない
典型的な男性脳の持ち主である僕は
小切手を切りながらの会話が苦手だ
以前も金額を打ち損ねた
領収証を書くのも
会話をしながらでは難しい
会話をしていても、
自分が用意している返答と違う切り返しが
来たならば、
それに対して返答しているうちに
自分が考えていたことを忘れてしまうことが
多々ある
そこはそれで
適当に流せばいいんですよ!と
呑気なアドバイスをもらうこともあるが、
僕は僕とて、そんな優柔不断なことはできず
全力で相手に返答をしなければ!と
生真面目に思うものなのだ
「桜、咲いてきたね!」
小切手に日付を書いていると、
次の会話が出てきた
僕が用意した返答はこれだ
「入学式あたりが満開ですかね!」
一応の準備をしておいて
小切手に金額を打ち込む
間違わないように細心の注意を払って
五桁の金額を打ち終わる
領収証と交換
あれ?
俺、なんて返そうって思ってたっけ?
思い出した時には、
おじさんは車に乗り込んだあとだった
今日もガソリンスタンドの集金のおじさんが
来られた
「いい天気やね!」
世間話をされる
「ほんまですねぇ〜!」
相槌を打つ
打つが、気もそぞろだ
一度に二つのことが出来ない
典型的な男性脳の持ち主である僕は
小切手を切りながらの会話が苦手だ
以前も金額を打ち損ねた
領収証を書くのも
会話をしながらでは難しい
会話をしていても、
自分が用意している返答と違う切り返しが
来たならば、
それに対して返答しているうちに
自分が考えていたことを忘れてしまうことが
多々ある
そこはそれで
適当に流せばいいんですよ!と
呑気なアドバイスをもらうこともあるが、
僕は僕とて、そんな優柔不断なことはできず
全力で相手に返答をしなければ!と
生真面目に思うものなのだ
「桜、咲いてきたね!」
小切手に日付を書いていると、
次の会話が出てきた
僕が用意した返答はこれだ
「入学式あたりが満開ですかね!」
一応の準備をしておいて
小切手に金額を打ち込む
間違わないように細心の注意を払って
五桁の金額を打ち終わる
領収証と交換
あれ?
俺、なんて返そうって思ってたっけ?
思い出した時には、
おじさんは車に乗り込んだあとだった