おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

当然、心は折れますけどね

2013年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム
正反対な優しさもあるのです


昨夜、飲み会に出掛けた
今回の飲み会は一種の同窓会的な要素を含んでいて
中には、実に8年振りに同席する奴も居た


彼は“バッテラ”と言う立派なニックネームを有しているが、
僕はそれとは関係なく、彼の事を


“ハットリ”


と、呼ぶ


何故か?
それは彼の名が服部だからだ!


と、往年の言い回しはこれぐらいにして
彼はひとつ歳下ながら出来た人間で
尊敬すべき後輩の一人だ


そんな出来た後輩は、
僕の頭を弄っては、酒の肴にして飲みあおる


もちろん、薄毛の点ではない
それは、もう少し薄くなってからのことだ
彼が弄るのは、僕の頭の大きさのこと


誰もが平等に感じているだろう


僕は頭が大きい


最大のコンプレックスだ


その、もっとも弄って欲しくない一点を
バッテラ、もとい、ハットリは弄り倒す


「デカい頭ですねぇ~」


8年振りに思い出した!とでも言いたげな目が
怪しげな光を放つ
まじまじと巨頭を見ながら、焼酎のお湯割りを
流し込む


当然僕は・・・・


と思われるかも知れない
最大のコンプレックスなのだから


しかし


僕は怒らない
微笑みを返しながら、一緒に酒をあおる


そこには、一種の優しさを感じるからだ


デカい!と言うことにも、配慮を感じる
それが、彼が出来た人間である!と言うことが
理由ではあるが、その言い方に、優しさを感じるからだ


それとは反対に、僕の大頭を指摘しない人もいる
誰も感じているだろう!と僕は自覚しているが
それを言わない


それもそれで、僕に対しての優しさだろう


どっちの優しさがうれしいか?


それは・・・・


どちらとも言えない


ただ、コンプレックスを弄られるのは、
楽しいことではないことは確かだ


 



頭ではわかってるつもり?

2013年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム
昔は、そう、僕がまだ中学時代の話だから
あの人は、何歳ぐらいだったんだろう


自分が、40を超えてずいぶん経つけど、
あの当時、あの人は、もっと若かった気がする


そう、“空回り”の、あの人


得意の唐突な書き出しをしてしまったが、
運動会でよく見る、


「気持ちは先に行っているが、足がついてこない人」


いわゆる、空回りの人だ


町民体育祭が無くなって久しいが
昔は、プログラムの花形であるリレーで、
滑稽かつ豪快な、あの“コケ”が見られたものだ


気持ちが先に行っている分、
その動かない足がもどかしく映ったものだ


そんなことを身にもって知る世代に
なってしまった


無料のワークショップで、ダンスを習っている
全4回のうち、今日は2回目のレッスンだったが、
徐々にステップが複雑になり、
老体には、少々無理が生じてきた


しかし、


一緒に習っている女子中学生は、
リズミカルに踊っている


見ている分には、そんなに複雑ではないと
思っているが、
こんなに動かないものか!と、自分であきれるほど
自分の身体なのに、軽く動かすことが出来ない


しかも、


今夜はそんな動かない足ながら、
見本として、みんなの前で踊ることになってしまった


女子中学生での前でだ


以前より、人見知りをしなくなった僕とはいえ、
自覚している、この動かない身体を晒すことに
抵抗感がないとは言えない


必死になってついていく


が、どうしても動かない


気持ちはジャニーズ!


踊れてるはず


しかし、大鏡に映る僕は・・・・・


鏡の中の自分の顔が見れなかった

 
 


 



黒い人

2013年04月07日 | 日記・エッセイ・コラム
最近、飲みのお誘いが活発だ


地元ケーブルテレビに出演以来、
自意識過剰な僕でも、さらにその視線を
感じずにはいられないほど、
顔を指す


偉そうに言ってみるが、顔を指す


だから、飲み会の席が増えると同時に


「あれ?あの人?」


的な声をかけてもらえる


当然、みんなが好意を持っての声かけだと思うが、
その声のトーンが怖く感じる時があるのも
事実だ


昨日、またまたお誘いを受けて
近くの居酒屋に出掛けた


二人と待ち合わせ、三人での宴席だった
僕が一番乗りで店に到着し、
人気店なんで席が空いているか?と確認を取ると
運良く席は空いていた


二人のうち、家を出たとメールで連絡してきた
みなさんご存じ、バカ会フィクサーのユキちゃんが来るまではと
思ったビールを待ちきれずに注文すると


「おい、ブラック!ブラック」


ブラックとは、僕のことだ


地元ケーブルテレビに出演したときに
黒い衣装を着ていたんで、それ以来
町ではブラックや「黒い人」と呼ばれ、
みんなに親しまれている


そんな声が後ろの席から聞こえてきた


トーンは、乱雑だ


嫌だな


が、無視もできない
応援してもらってるんだから


偉そうに言うが、応援してもらってるんだからね


笑顔で振り返ると、地元の先輩方が笑顔で
座っていた


奢ってもらった


みなさん、今後も応援よろしくお願いします