おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

現代社会なのさ!

2012年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム
クライアントから電話が入った
 
メールで渡したデータに関しての内容だ
 
「これ、色はオレンジですか?黄色ですか?」
 
何種類か提案させていただいたデザインのうち、
背景の色が、モニターで見るとの、
プリントアウトしたものとが、ビミョーに色が違っていたんで、
その確認のための電話だった
 
返事には、少々困った
 
デザインの内容としては、「黄色」でさせてもらった
 
ただ
 
黄色と言っても、一種類ではないし、
同じように、オレンジ色といっても、
それは人によって、多少に見え方が違う
 
また 
 
モニターによっても、違うかも知れない
 
思えば、
同じデータだからといって、
同じものが見えているとは限らないし、
黄色であっても、それは鮮やかなレモン色なのか、
深く落ち着いた色なのかによっても違う
 
メールでのやり取りが増えて、
こういった問題も少なからずあるが、
刷り上ったモノを見ていただいたときに
 
“見本と違う”
 
と言う話も聞く
 
なるべく、同じになるように
プリンターも調整しているつもりだが、
やっぱり、インクを使って印刷したものとでは
色合いが、少し違って見える
 
大きな印刷会社なら
 
“校正刷り”
 
をする部門もあって、実際に製品をするときに使う
インクと紙とで見本を作ってくれるから、
完成品と同じものが出来るのだが、
わが社には、そういった設備がないから
お客様には
 
「だいたい、こんな感じになります!」
 
と、その許容に甘えてしまう結果になります
 
さて、今回の黄色の件
 
一応、データとしては
オレンジ色ではなく、黄色で作ってあるし
うちのプリンターで出力した時点では
モニター上と同じ黄色をしていたので、
刷り上りも、この黄色になると思っている
 
その旨、伝えると納得されたようだった
 
今回は黄色とオレンジといった
比較的わかりやすい同系色だったからよかったが、
これが“紫色”と“紺色”とでは、また違った
悩みが出てくるかも知れないと思った
 
本当は同じものを目の前で見るのが
いいんだけど、
距離と時間が、それを許さないのが
現代社会なのさ!と
言い聞かせながら、仕事をしている
 
 
 
 


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ないよりは・・・・・

2012年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム
ファーストガンダム、一年戦争の末期に
戦場へ投入されようとしていた、
ジオン軍の新型モビルスーツ
 
その容姿を見たシャア・アズナブルに対して、
整備兵がいい放った台詞は、ファーストガンダムの中でも
語り継がれるほどの、名台詞だ
 
「あんなのは飾りです。偉い人にはわからんのです!」
 
そのモビルスーツは“ジオング”であり、
“あんな”とは脚の事なのです
 
確かに、宇宙空間での戦闘だと
脚は要らないような気もしますが、
姿勢の制御とかには必要な気もします
 
まぁ、整備兵の言葉を借りれば、
それは必要なモノではない!と言うことなんでしょう
 
そこで、ふと疑問が・・・
 
女性ロボットの乳房は必要か?
 
どうですかね

日本では、ロボットといえば、
鉄腕アトムから、マジンガーZ、ガンダムと
それはみんな
 
“人型”
 
をしていますよね
 
今ではホンダの“アシモ”や
介護ロボも、まさにアトムの世界観を
体現するフォルムをしてます
 
しかし、外国では
あくまでもその性能に特化するために、
人型をしていることが、不思議だし、
利便性を考えても、それにする必要がないと
考えるらしい
 
確かにそれはある
 
ガンダムだって、そもそも人型をしている
必要がないのでは?と思うときもある
 
そして、女性ロボットだ
 
マジンガーZに出てくる“アフロダイA”や“アフロイダーA”は
その乳房がミサイルになるという、
巨乳好きには、まさに夢のような設定の
ロボットではあるが、
それ以外に、乳房をつける必要があるのか?と・・・
 
いや、それ以前に、
戦うロボットに“性別”が必要だろうか?
 
相手を油断させておいて、一気に!なんて
少々卑怯な作戦を考えなくもないが、
それなら敵も味方も“女性型ロボット”を作るだろうし、
もっと言えば、
 
“かわいい系”
 
の容姿を持った、強力兵器を満載したロボットなんてのは
かなり相手にダメージを与えそうだ
 
少し、話がまとまりにくい状況になってしまったが、
力技で結論を捻りだすのなら、
 
“嫌いではない”
 
もちろん、ロボットの乳房の件についてである
 
ないよりは、あった方がいい
 
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創立50周年

2012年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム
母校が50周年を迎えるそうな
 
信号待ち
 
持て余した時間で視線を左側に傾けると
真っ白な横断幕に、見たことがある名称が
書かれている
 
そんなに珍しい光景でもない
 
わが母校
 
通っていた当時は、特に自慢することもなく、
オカンなんかは、必死に校名をご近所さんに
隠していたほど、だった
 
それが
 
1年生のときに、陸上部が駅伝で全国制覇を成し遂げた
 
それからは、地元の星として
全国大会に出場することは当たり前で、
優勝を期待され、また、連覇も狙える強豪校と
その世界では全国的にも有名校となった
 
だから、その校名がたとえ横断幕に
書かれていたとしても
それ自体が珍しいこともなく
あえて言えば、季節を感じさせる
風物詩のような感じにも思えるようなものだ
  
しかし
 
その季節は“冬”を示す季語であって、
初夏を思わせる、この五月の末に目にするのは
少々戸惑うもの
事実、しばらく、何が書かれているのか
理解するのに時間がかかった
 
(なになに・・・・)
 
白い横断幕に墨で書かれた校名の最後に
鮮やかな深紅の文字が結んでいる
 
“創立50周年”
 
ほう!半世紀か!
 
わが母校を卒業して27年ほどが経っている
学校の周りも、自分たちが通っていた時は
殺風景な、丘の上にたつ校舎がそびえていたように
記憶しているが、
新興住宅地(?)となった今は、
街並みに埋もれるようなたたずまいを醸し出している
 
当時は、荒れた学校でもあった
 
スクールウォーズ並みとは言わないまでも
それに近いものがあったと、
先輩から武勇伝を聞いた覚えも微かにある
 
そんな学校が50周年を迎えるのか
 
そう言えば、何年か前に
創立記念の記念誌を読んだ記憶がある
 
あれは、40周年だったか?それとも30周年だったか・・・・・
それとも、入学間近に見た20周年のものだったか?
 
年が離れていても
母校を同じものとする人たちと
会話をするのは楽しい
 
しかし、時には話が合わないときもある
年代が違えば、思い出もかわるからだろう
 
それが歴史と言うものだ 
 
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ピースは見つけました

2012年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム
自分で録音しておきながらなんだけど、
車中で流れる一節に、耳が止まる
 
「道に迷うこともしないくせに・・・」
 
誰の歌だったか、自分でチョイスしておきながらなんだが、
これを聞くたびに、そうそう、と
自分のことを思う
 
免許を取った時から一貫して、
冒険をしない僕
 
(この道を行けば・・・・)
 
大概、知らない場所へ出てしまう
一度、しこたま迷った時があって、
それ以来、出掛けた道をまっすぐ戻る、まさに
 
“ヨーヨー”
 
みたいなドライブをするようになった
 
しかし!
 
最近になって、自分が思っている道に出たり、
ジグソーパズルを組み立てるように、
知っている道と街とをつなぎあわせるのが、
好きになりつつある
 
今日も、午前中の用事が
思ってたより早く済んだんで、愛車の原付で
少し遠出をすることにした
 
いつも行く本屋で文庫本を2冊購入し、
そのまま、当ての無い放浪の旅に
 
原付で走っていたこともあり、
迷ったとしても小回りが利く点を生かして、
いつも気になっていた標札の方角へ行ってみることにした
 
山道を登る
 
ハングオン!で登る
 
ハングオン!のつもりで登る
 
対向車が出てきて“びくっ”としながら登る
 
峠を越えた
 
はて、ここはどこ?
 
想像とまったく違う景色の出現に、
頭が痛くなってきた
自販機の横にたたずむご老人が居たから
 
「ここはどこですか?」
 
と聞こうかとも思ったが、
地名を言われたところで、それがどこなのかも
わからない
 
目立つ建物もなければ、
大きな道もない
 
これは困った
 
途中のコンビニで買ったスプライトで
喉を潤す
 
焦ることはない
 
道は、すべての道は続いているのだ
 
心配なのは、ガソリンだけ
 
涼しげな風が吹く中
田植え真っ最中の田園風景の真っ只中を
疾走してきました
 
 
 
 

 


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クールダウン

2012年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は雨模様だったから、仕事場へは
自動車を使うことにした
 
車で出勤した日は、少し遠回りをして
帰宅することになっている
 
今日も例外に漏れることなく、家路とは反対方向に
ハンドルを切った
 
何日ぶりだろうか?
 
仕事をおく時間はさほど変わってないはずだが、
車を走らせる街並みは、まだまだ明るい
もう少し暗かった記憶があるから
前走ったのは、何日前ではなくて、
何ヶ月か前なのかも知れない
 
ほとんどの場合、この道のりは当ての無い
 
“プチ放浪”
 
となることが多い
 
先に予定が入っているからではなくて、
空模様が怪しくての自動車なのだから、
急遽買い物がしたくなったから!と言う理由も
特にないのだ
 
ただ、まぁ闇雲に走り回っても仕方がないので、
お気に入りのアルバムが終わるぐらいの
ミチクサをして帰れるだけの距離を流す
 
街は微妙な時間帯だ
 
僕のように帰宅している車もあれば、
まだまだ仕事中の車もある
 
部活帰りの学生も舗道を占拠し、
車道でも自転車が二列渋滞の車列を作っている
 
夕食前の、いや、夕食後かも知れないが
ご老人が散歩をされている
一時期流行った“ウォーキング”は影を潜めたのか、
それとも、時間帯が違うのか、
とにかく、この時間だと街を歩く女性は少なく
ご老人、はやく言えば、おじいちゃんが
歩いている時間だ
 
車を走らせながら、前方を見る
 
舗道を歩くおじいちゃん
 
大柄だ
背筋が伸びている
昔はモテただろう
なぜ遠めに“おじいちゃん”と見えたのか
近づいてから疑問に思ったほど
服装もおしゃれだ
 
しかし、どこか歩き方が“おじいちゃん”だったのだろう
 
おじいちゃんがこっちを振り返る
穏やかな気持ちで、こっちの心の声でも聞こえたか?と
トワイライトな干渉に浸っていると、
なんの躊躇いもなく、車道を横切り始めたおじいさん
 
もちろん、急ブレーキ
 
しかし、タイヤが鳴くほどのモノでもない
何故かわからないが、その歩き方を見ていて、
いやな予感でもしていたんだろう
それより前に減速を始めていたから、
 
(やっぱり!)
 
余裕を持ってブレーキを踏み込んだ
 
ミラー越しに見ながら、
一言だけ添えて、アクセルに足を乗せた
 
「気をつけろよ、じじい!」
 
 
 
 


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