おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

まとりっくす

2006年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム
月末はお金がない。

一ヶ月の小遣いはあえて書かないとしても、お金がない。
やりくりが大変なのだ。

若かりし頃は、部屋の中をくまなく探せば、450円ぐらいは出てきたものだ。
しかもすべて「50円」玉で。
その時は近くのコンビニに行き、それで何を買うか迷った。
給料日までは3日。最初に諦めるのは煙草だろう。

人間、やっぱり食べなくては生きていけない。かと言って料理も出来ない
僕としては食材を買っても仕方がない。だから「お菓子」を購入する。
煙草を我慢しながら、お菓子で3日間暮す生活は、結構くるもんだ。

今はきっちりと「小遣い帳」なるものを付けてるんで、
部屋に小銭が落ちている事が少ない。いや、まったく無い。
これはこれで不便だと感じる。

落ちていることは無いが、今は「小銭集め」をしているんで、
これを使うことはある。

「小銭集め」とは?
12月のブログに書いたが、サイフの中に五百円玉、百円玉、五十円玉だけを
入れているので、その他の硬貨は一箇所で集めている。

月末の金がない時には、これを使う。
とは言っても使えるのは「十円玉」だけ。
小銭だけを持ってコンビニに行く勇気は僕にはない。
いつも行っている所なら、最終手段として行くかもしれないが、
それでも時間は選ぶだろう。

だからもっぱら使うのは「自販機」オンリーとなる。主役は十円玉。

まずは缶コーヒーでも買おうと12枚の十円玉投入!
続いて本命「ショートHOPE」を買う為に28枚の十円玉を投入!
手際よく作業を進めていると、何枚か返却口に戻されてくる十円玉達。
気持ちを切らす事無く、改めて返却口の十円玉を取り出し再投入!

しかし、淋しげに、そして、申し訳なさそうにまたまた戻ってくる十円玉。

「がんばれ!」

金の無い月末では、十円玉は心強い戦友であり、頼れる兄貴のようだ。

しかし、二回目の再突入でも自販機の正義の前に弾き返される戦友。

「だめだ・・・」

何度も跳ね返され傷ついた十円玉を手に取る。

「ゴメンよ」

何度も突入させた事を侘びて、目の前のボタンを押す。

「ガタッ」

手にはecho
返却口には次々と戦友が帰還してくる。

「もう一度頑張ってくれ!」
戦友たちは、ふたたびジュースの自販機に吸い込まれて行く。


なんだかなぁ~ 












某放送局

2006年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム
ニュースを聞いているとイロイロと考えるモンです。

某テレビ局のアナウンサーが盗撮で書類送検されたとか。
ネットでは話題に登っていて、熱く色んな議論や意見があるが、
一般的には殆ど触れる事がない事件のようだ。

何故なのか?

それは、テレビでの報道が少ないから。
当事者的な立場にある某テレビ局は一切触れない。
他のテレビ局は一応は伝えていたが、突っ込んだ議論は無い。
タレントから教職員、警察官までもが盗撮と言う犯罪を犯す昨今。
今更「アナウンサー」が盗撮をした所で、特別なニュースでは
ないのかも知れない。

ただ、ネットで批判が集中しているのは、
「プライバシー」の名の下、実名報道をしていない一点に尽きると思う。

今回、アナウンサーだったと言うだけで、
某テレビ局は、「ほとぼり」が覚めるのを待っている。

あと最近思うのは「W杯報道」

楽しみではあるが、日本国民全員が楽しみにしている訳でもないだろう?
勝利ボーナスがどうのこうの、移動手段や宿泊先の設備がどうのこうの。
試合に関係ない情報まで流してくれる。
時には

「政府専用機みたいに、特別チャーター機で選手をドイツへ」

なんて盛り上がっているワイドショーもある。

バカか?

僕的にはサッカーはシロウトなんで、
世界的にどんな雰囲気のモノなのかもう一つ理解出来ないが、
日本のマスコミ自体がどういう事を流せばいいのか分かっていない様な気が
してならない。

以前のブログで「23名」の事には触れたが、レギュラーである「11人」に
ついては、どのテレビでも「スタメン」としてしか触れない。

強いチームは「レギュラー」があるんじゃないかと思うけど、違うのか?

シロウトなりに考えても、ブラジルやアルゼンチン、イングランドにフランスと
言った強豪チームは「11人」の顔が浮かぶモンじゃないのかな。

昨日のスポーツニュースで、日テレがブラジルの練習風景を流していた。
練習風景を観て何が楽しいのかと思った。

あっ!日テレって実名を書いてしまったぁ!!

失礼しました。「某テレビ局」でしたね。







ジョー

2006年05月22日 | 日記・エッセイ・コラム
最近、メンドウクサイとか「明日から」って思う事が多いような気がする。

ダイエット。
自分では激太りじゃないからと安心しているが、写真なんかに映ってる自分を見ると

「なんじゃこりゃぁ!」

って思う時もある。それに病気も怖い。体重を落とす事=健康ではないが、
太っているよりは、スマートな方がいいだろう。
そう思って何度も決意するが、決まって決行は

「明日から」


健康関連で言えば「禁煙」
喉の調子も悪いし、最近では頭まで痛くなって来た。
臭いの事も気になるし、仕事終わりには何時も「火の用心」と吸い殻をチェック。
どこへ行っても灰皿を探す。そんな事がメンドウクサイと思う。
そして禁煙へと思考が傾く。そしてやめようと思うが、取りあえず目の前にある
煙草は吸う。そして数本残った箱の中を見ては、

「明日から」


電話が鳴る、仕事の催促だ。 「あれ、どうなってますか?」

手付かずの仕事が目の前に。 「すみません、今やってます。」
世話しなく動く手。     「何時頃になりますか?」

「明日ですね」


携帯電話。ワンセグやおサイフ機能のついた最新の機種が欲しいと思う。
でも、どうせなら「番号ポータビィリティ」になる11月以降だろうと思う。
しかし、これ、調べてみるとアドレスは変更になる。当り前か。
結構メールは頻繁にするんで、全員にアドレス変更通知を出すのは

「メンドウクサイ」


5月病とは無縁だが、どうも仕事に没頭出来ない。
他の事を考える。煮詰まる。パニックになる僕の優秀な脳みそ。
作業も進まない内に一日が終わる。仕事の事を考える時もあるが
それじゃ眠れないので、一応頭の中で結論を出す。

「明日から」


話題の映画がある。自分は観てないが、ネットなんかで情報を仕入れて
さも観たように会話する。
「観なくちゃ」って自慢げに言うと、不思議そうに彼が公開日を言う。

「明日からだけど」


ブログの更新は昼休みする。
家では更新出来ないからだ。でも毎日更新するのはメンドウクサイ。
話題も続かない。些細な事でもいいと思うが、読み返してみたとき
面白く無い。でも、毎日更新したい。短文でもいいじゃないか!
自分に言い聞かす。そうだ、短文でも毎日更新の方がいいじゃないか!!
よーし、そうするぞぉ!って思って、キーボードを前に思う。

「明日から」


明日が普通にやってくる日常に感謝。








大蒜

2006年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム
僕の記憶が確かなら、すでに二ヶ月の空白がある。

「今日はどないですか?」

二週間に一度は“ユキちゃん”から「飲みましょうよコール」がある。
このブログには何度となく登場しているこの“ユキちゃん”
男である。

「今日はちょっとアカンなぁ~」

タイミングが合わない日が続く。結構予定が入っている日に限って
電話が鳴る。
ソフトボールの練習をしている最中や、会議中に電話が鳴る。

「今日もアカンねん」

断わり続けて、二ヶ月が経ってしまった。
これほどまでに間が空いた事がかつてあっただろうか?いや無い!

断わり続けているし、たまには「こちらから」誘ってみるかと
電話をかける。

「今日はどうや?」

いつになく丁寧な対応で電話にでるユキちゃん。

「今日は無理ですね」
「そうか、ほなまた次やな」
「そうですね」

なかなかタイミングが合わない。

ところが半時間ほど経った時にふたたび電話が鳴る。
ユキちゃんだ。

「さっきはスミマセンでした」
「えっ? 何が」
「仕事してたんで、ああ言うしかなかったんです」
「そうか、忙しい所悪かったな」
「いいえ。それで、今日どうですか?」

「あっ、行こか!」

仕事帰りらしく家まで迎えに来てくれるらしい。

「久し振りやなぁ~」
車に乗り込み、いつもの飲み屋に行く迄、簡単な近況報告をする。

そんな中、車中に居た時は気にならなかったが、スナックで座って喋っていると
一つ気になる事があった。

ニンニク

どうもユキちゃんの息がニンニク臭を放っている。
べつに焼肉を食ってこようが、臭い自体は仕方がない事だが、

「仕事をしてた」

と言っていたのに、何故に「ニンニク臭」なのか?
ニンニクを食う仕事?昼飯のなごり臭?
まさか昼飯から食わないでしょ、ニンニクは。

そんな事を考えていたが、次第に盛り上がるテンションと
酔いと、声量溢れるカラオケで熱唱してる内に、すっかり二人とも
出来上がってしまった。

久し振りに来てくれたと、ママの配慮でカラオケ代はほぼタダ。
チューハイを何杯空けただろうか。格安の支払いを済ませて帰路についた。







サプライズ

2006年05月16日 | スポーツ
W杯メンバーが決定したんで、今日はサッカーの話。

23名の出場選手が発表された。賛否両論はあるけど、
大体が事前の報道通りで、サッカーシロウトの僕としても一応納得する陣容だ。
その中で“巻”が選ばれた事は嬉しく思う。
巻だけじゃなく、どんな選手でも努力や苦労はしていると思うが、そんな努力を

「きっと誰かが見てくれている!」

って事を確信出来たような人選だったから嬉しく思った。

その反面、久保が選出されなかったのは残念だった。
期待していなかった「サプライズ」があったと同時に、空虚感も味わった。
寡黙な久保が笑顔まじりで落選の記者会見をしているのを観て、淋しさを味わった。

ただ今回、本番の試合を観るかどうかはわからない。
実は、2002年の日韓ワールドカップは一試合も観ていない。
何故か?それは僕が「野球ファン」だからだ。

Jリーグが始まってから、サッカーは観るようになった。
最初は、ボクシングの試合のように、画面にあわせて自分の身体も動く、
そんなもどかしさの中でサッカーを観ていた。

徐々に見慣れて行き、ルールも理解すると「面白い」と思うようになったが、
小学校時代から馴れ親しんで来た野球ほどの興味はない。

だから思う。

「もし、30年前にプロリーグがあったら」と。

僕が小学校の時にも、もちろんサッカーをやる事はあったが、
殆どが体育の授業だけだった。
放課後にサッカーなんてしてなかった。

体育の授業にしても、ルールは教えてくれない。
ただただ、ゴールにボールを蹴り込むだけの、疲れるスポーツだった。
チームも11人じゃない。
20対20の試合。そしてボールは二個。
目の前にボールがくれば、ただただゴールの方へ強く蹴るだけ。
これじゃ興味も湧かない。

だから、あの時に「Jリーグ」や「ワールドカップ」がもっと身近なものだったら、
楽しいスポーツだと思っただろうと思う。

もう一つ、僕には嫌な想い出がある。
中学校を卒業した時、改めてクラスだけで「卒業の会」を開いた。
色んな事をして、楽しかった三年間を皆で振り返った後、
グラウンドに出て、サッカーをする事になった。
もちろん、この時もルールなんてわからない。パスを出す事もしない。
ただただ前に蹴るだけだった。

しかしそんな時、僕にシュートチャンスが訪れる。フリーだ。
少し距離はあったが、迷わず豪快なシュートを放つ!

「プチッ」

渾身のトーキックをボールにかました瞬間、靴の中で何かが弾けた。

卒業の会も無事終了し家にかえると、靴下が鮮血に染まっていた。
恐る恐る靴下を脱ぐと、親指の爪が真っ赤っか!

爪がとれた。

次の日、例の仮病でも注射を打ってくれる医者のところへ向かうと
例の年配の医者が

「ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、あかんね、とっとこか!」

今でも「サッカー」と聞けば、あの時の医者の顔を思い出す。
もうひとつサッカーに興味が湧かないのは、

あの「顔」のせいだと思う。