正解はなんだっただろうか

私の健康を気遣って妻が買ってくれた
ライ麦パンを今朝食べ切った

「それ、美味しかった？」

弁当を作っている僕の背中に聞いてきた

「うん！」

と、短く意思表示を返すと続けて

「次は何がいい？」

と、確認のお問い合わせ

さて、どう返事したものか
「なんでもいいよ！」と、妻に委ねるのは御法度と
テレビで女性タレントが怒っていたような

「普通の食パンがいいな♪」

と返答すれば、美味しかったライ麦パンを
否定しているとも受け取られかねない

脳裏にはレーズンも浮かんだが、
気分的にブドウって事はない

時間にして20秒ほどだろうが
体感は５分ほど経って、出した結論は
無言の返事でした

天気予報が当たっても褒めてはもらえません

どんな事にも応用できるが、
特にプロスポーツの戦前予想をする場合、
最悪のケースを喋る事が多い

何故か？

理由は至極簡単

惨敗しますよ！
って予想していたチームが快勝して

「負ける言うてたのに、楽勝やったやん！」

と、文句は言っても本気で怒るファンはいません

これがもし、逆だったら・・・・

例えを書かなくても結果はわかりますよね

ただ、この理論は天気予報には
当てはまりません

正確には天気予報と
スポーツの結果予想とは全く趣の違うものですが、

「明日は雨でしょう」

の予報が外れ、晴れになったとしても

「雨や言うてたから外出の予定はキャンセルしたのにぃ！」

と、ラジオのメーンパーソナリティーに
叱れられます

大変な職業です

あれは確かに窓ガラスだった

夜中に目覚めると、
寝室のドアが開いていて妻が立っていた

「トイレにでも行ったのかな？」

と、ちょっと不思議に思ったのは
頭からバスタオルらしき物を被っていたから

「頭でも濡れたのか？」

なんて思いながら、横を見ると妻が寝ている

『・・・え？』

と思いながら凝視し、
一旦布団を脚で持ち上げて視界を遮り
ゆっくりと下ろしたが、その人影はそのまま

さらに凝視して、それが外の灯に照らされた
階段の窓ガラスだと確認

それから一切目を開けずに

「あれは窓ガラス」

と言い聞かせて眠った

好きでハゲてるわけでもないので

レジ袋は台の下に収納されている

これはスーパーでもコンビニでも同じ

おのずとレジ袋を取り出そうとすると、
神様であるお客様に頭を下げる事になる

露わになる私の頭頂部

『見られてるな』

と、頭皮の温度センサーが
視線の熱量を微妙に察知する

時には

「ハゲてるやん！」

と、心の声を
音として発してくれる若者もいる

いや、まだ声に出してくれる方が
マシなのかも知れない

キャッキャとはしゃぎながら
「ね、見た見た？ハゲてるね！」

なんてこっちを振り向きながら
出ていく女子高生の方が少しだけ
残酷です

ティーバでドラマ観ます

夜も仕事をしているお陰で、
テレビを見る楽しみは残っている

バイトのない日は、
何を見ようかな？ってワクワクしているが、
大半はナイター中継を楽しみたいと思っている

妻が野球に興味がないので、
テレビを独占する事に、少々の遠慮もあるが、
今年は阪神が好調なんで、なんとしても
見たい時間だ

野球中継の醍醐味は
画面に向かって岡目八目で
好き勝手に素人解説をぶつけられる点だ

選手のプレーは言うまでもなく、
解説や実況にも文句を言いつつ視聴を
続けていると

「そんなに嫌なら見なかったええやん！」

と、妻

そうじゃないんよ

この愚痴を含めてナイター中継を楽しむって
ことなんよ

酒でも入ればさらに楽しい時間になるんよ

そんな楽しみが今夜はなくなった
雨天中止らしいです