学名は「Crinum asiaticum var. japonica」で、ヒガンバナ科ハマオモト属の多年草です。我が国でも関東地方以南の暖かい海岸地域で自生しています。花は彼岸花に似て独特の形状をしていますね。真っ白な花は緑の茎・葉と対比するととても綺麗です。最近は、庭等に植えて楽しむ人も増えてきたようで、あちこちで見かけるようになりました。ただ、彼岸花同様毒性を持っていますから、口にはしないほうがよさそうです。葉はオモト(万年青)似ていることからハマオモト(浜万年青)とも言われ属名にもなっています。写真は7月7日に近くの大学の花壇で咲いていたものを撮影しました。
ブラジル原産、トケイソウ科トケイソウ属の常緑つる性低木です。写真でお分かりのように花の形が時計そっくりですから、この名前が付いたようです。英語名は「Passion flower」でキリスト受難の宗教画に見えたのでこのような名前になったとされています。見る人・国で見方が相当違い名前も異なりますね。地下茎を伸ばしてどんどん増えていきますので、塀に絡ませて鑑賞しているお家も多いですね。写真は、7月8日に通りがかったお店に咲いていたものを撮影させていただきました。花は7月から8月頃にかけて日当たりの良い場所で次々と咲いてきます。