つくば実験植物園の食の植物の多様性展示区画でイネ科の粟の原種と言われるエノコログサも栽培されています。世界中の温団地帯に広く分布するイネ科の1年草です。わが国でも道端や草原などどこでも見かけます。犬も尻尾のような形をしていることが和名の由来のようですが、別名は「ネコジャラシ」です。英語名は、「Foxtail grass」と言われます。米が十分にとれるようになる前の時代では、粟と同じように食用にもされたようです。写真は8月17日に撮影しました。
つくば実験植物園の食の植物の多様性展示区画で、五穀のうち、粟、稗、黍が観察できます。また、粟の原種とも言われるエノコログサも展示されていました。最初はアワ(粟)です。近年健康食ブームで五穀米などが好まれるようになりましたが、古来、荒れ地でも生産できる粟・稗などを主食(お粥)として食べていた時代もありました。アジア原産のイネ科エノコログサ属の多年草です。