学名「Stachyurus praecox」で、ギブシ科ギブシ属の落葉低木です。写真のギブシは近くの大学の演習農場に隣接する歩道沿いにありました。まだ蕾が多いですが、一部咲いています。漢字で書くと「木五倍子」と書きます。「五倍子(ふし)」は、江戸時代に広まったお歯黒に使われたと言われている色素材料です。ギブシの木の実の汁を使うとその代用になったと言うのが木の名称の語源と言われています。この花を始めて見てびっくりしましたが、植物辞典を見ると林道などの脇には何処にでもあるようです。雌雄異株と書いてありましたが、写真でどちらかを見分けることはできませんでした。また、珍しいことにやや赤い色をした花の蕾を付ける木が隣にあり撮影しましたので次回掲載します。花は釣鐘状の小さなものが房になって垂れています。この形が藤の花に似ていることから、別名を「キフジ(黄藤)」と言う地方もあるようです。舞妓さんがしているかんざしにも見えますね。
学名は「Magnolia quinquepeta」で、中国南西部雲南省辺りが原産でモクレン科モクレン属の落葉低木です。モクレンと言えばこの写真のような紫色をしたものです。ハクモクレンに対してシモクレン(紫木蓮)とも呼ばれ、やや木の高さが低いのが特徴です。写真でわかるように花全体がハクモクレンより尖って見えます。紫色をして、やや強い芳香を放つことから、高貴な感じがするのは私だけでしょうか? 後方に見えるハクモクレンより花がやや遅く咲くののも特色と言えます。
学名「Magnolia heptapeta」で中国原産のモクレン科モクレン属の落葉高木です。僅かですが芳香がします。花は6枚の花弁と3枚の顎からなるようですが、違いがわかりません。今年は暖冬で土浦周辺でもあわてて咲いたハクモクレンは、中旬の寒さで赤茶けて萎れてしまいました。最近の暖かさで開花したものは鮮やかな白色で綺麗に揃っています。既に掲載したコブシとはよく似ていますが、コブシより花が大きくて優雅に見えます。中国では文人のステータスシンボル的な木で必ず家に植えられていたとも言われています。次に掲載する紫色のモクレン(紫モクレン)よりは花に丸みがあるのが特徴です。最近は庭園樹として家庭の庭に植えられていますね。
花とは違いますが・・・、水辺公園でメダカが泳いでいましたので嬉しくなって撮影しました。水がぬるんで小魚も泳ぎ始めたのがわかります。
♪春の小川は~・・♪唱って歩きたくなりますね。
メダカもあちこちで数が減り絶滅を心配するところもあるようです。保護活動も行われていますのでURLを記載しておきます。(http://www.geocities.jp/tarosuga/kakuti2.htm)
写真のメダカは種類はわかりませんが、日本メダカでしょうか?もしそうだとすれば「Japanese rice fish」と言う素晴らしい英名をもらっている日本最小の淡水魚だそうです。霞ケ浦辺りにはまだまだ色々な小魚がいますよ。
♪春の小川は~・・♪唱って歩きたくなりますね。
メダカもあちこちで数が減り絶滅を心配するところもあるようです。保護活動も行われていますのでURLを記載しておきます。(http://www.geocities.jp/tarosuga/kakuti2.htm)
写真のメダカは種類はわかりませんが、日本メダカでしょうか?もしそうだとすれば「Japanese rice fish」と言う素晴らしい英名をもらっている日本最小の淡水魚だそうです。霞ケ浦辺りにはまだまだ色々な小魚がいますよ。
近くの水辺公園の畦道に多くの土筆がにょっきり顔を出して背競べをしていました。水がぬるんでその脇で黒メダカが泳いでいます。霞ケ浦の水も浄化の努力がされて綺麗になったのを実感します。都内からチョッと足を伸ばしてのどかな風景を見て見ませんか?
学名「Prunus japonica」でバラ科サクラ属の落葉低木です。中国が原産地で別名を「リンショウバイ(林生梅)」とも言うようです。近所の庭に咲いていたものを撮影しました。薄紅色の綺麗な花びらを持つ花で、枝一杯に咲いてみごとです。初夏には赤い実が成り美味しいですよ。種の部分は薬用にもなると言われています。
学名「Rosmarinus」で、地中海地域原産のシソ科の常緑低木です。芳香を放ち、ハーブとしても有名ですね。生葉や乾燥した葉を料理の香辛料としても使われます。花も食べることができるようです。枝を切って車の中に入れて置くとドライブのときなど気持ちの良い香りを楽しむことができます。写真は、近くの公園に散歩に行き撮影しました。花の色は紫の他に白やピンクもあります。私は紫色が好きです。花言葉は「記憶」「思い出」等のようです。香りを嗅いでいると気持ちよくなって過去の楽しかった記憶などを思い出すからでしょうか?爽やかな香りには集中力を高めたり癒し効果もあるのでしょう。エッセンシャルオイルとしても販売されているのを見たことがあります。
学名を「Orychophragmus violaceus」といい、別名を「ショカツサイ(諸葛采)」とか「ハナダイコン(花大根)」等と言われるようです。畑仕事をしている近所のご婦人に伺ったら「ハナダイコンと言いますよ。名前は大根だけど大根のような根菜ではないですよ!」と教えて下さいました。3月初め頃から道端のあちこちで咲いています。総武線に乗ると新宿から秋葉原の間でもあちこちに咲いているのが見えます。群生しているのを見ると紫色がとても綺麗ですね。正式名称は牧野富太郎博士が命名された「オオアラセイトウ」であり、原産地が中国でアブラナ科オオアラセイトウ属の一年草と記述されていました。4弁の一重の花で十字の形をしています。ストックの仲間のようですね。
学名「Myrica rubra」で、ヤマモモ科ヤマモモ属、雌雄異株の常緑高木です。関東地域以南の暖地・沿岸地域に分布している他、中国や台湾、フィリピンにも分布していると言われています。公園等で植栽されており、夏の頃赤黒い実が成ります。子供の頃山に行って食べて舌が赤くなったことを覚えています。最近は品種改良されて栽培されているようで、美味しい実を地元の産直あたりで見かけることがあります。写真は近くの公園に植えられているものを撮影しました。ヤマモモの花を見かけるのは珍しいですね。夏の頃上手く撮れれば実を掲載します。
河津桜は、バラ科サクラ属の落葉高木で他のサクラと同じですが、多数ある品種の中の一つですね。写真のように下向きに咲いてピンク色が綺麗な桜です。寒桜の仲間で、寒緋桜と大島桜の自然交配種だろうといわれています。昭和30年の冬に河津川沿いの草地に生えていた一本のサクラの苗を大切に育てたところほぼ10年後に見事にピンク色の綺麗な花が咲いた。他のサクラに先立って2月頃に咲くこともあって有名になり、昭和49年に新品種であることが判明して「河津桜」と命名されました。毎年1月下旬頃から開花の情報が報道され、多くの花見客でにぎわいますね。
学名「Malva sylvestris var.maurtiana」で、アオイ科マルバ属の多年草です。ヨーロッパ、アジアの温帯地域に分布しています。日本に渡来したのは江戸時代といわれています。とても強い植物で園芸種も外に放置しても野生化して花が咲きます。この写真は近所の道端で咲いていました。初夏に咲くタチアオイとは違って背丈は低く、寒さに強いのか土浦周辺でも露地で越冬し、暖冬の今年は3月中旬にはもう咲き始めていました。「ゼニ」の名前は花の大きさが昔の銭の大きさ(約2.5cm程度)に似ていたからという説があります。
園芸店では「スノーフレーク」と言う名前で売っているところもあります。学名は「Leucojium aestivum」、ヒガンバナ科スノーフレーク属の一年草(球根)です。地中海沿岸地域が原産で、最近園芸店でよく見かけます。秋に球根を植えて3月から4月頃花が咲きます。近所の庭に咲いていたものを散歩の際撮影しました。鈴蘭の花に似ているところから和名を「スズランスイセン」と呼ぶのでしょう。響きの良い名前で花の可憐さが道を歩く人を和ませます。花言葉は「皆を惹きつける魅力」だそうで、ぴったりですね。道端に咲いていたら、ついその魅力に惹かれて立ち止まって見てしまいます。
学名「Pieris japonica」で日本が原産で、万葉の時代から歌にも詠われている有名なツツジ科の常緑低木です。葉に有毒成分が含まれているようで、馬が食べると中枢神経が麻痺して酔ったようになったことからこの和名が付いたとも言われています。小さい頃、知らずにこの木の葉を山羊に与えて叱られたことを覚えています。葉を煎じて成分を取り出して殺虫剤にも使われるようですから殺虫効果があるんですね。花はスズランに似た小さな花が集まって房を成しています。綺麗な鈴のような花は可憐ですね。
近所の大学の構内で見つけた木です。学名「Acer pycnanthum K.Koch」と銘板に書かれていました。カエデ科カエデ属の落葉高木で、春は花、初夏は葉とヘリコプターのローターのような花の種、秋は紅葉と一年を通して楽しめる木のようです。土浦周辺でも咲き始めました。写真をクリックして拡大してみてください。枝の先に小さな花が咲き始めたのがわかります。もう少しすると満開になり、木全体が紅色の花で覆われるようになります。自生しているのは、長野・愛知・岐阜・滋賀の4県だけと言われています。愛知県の県木としても指定されている木のようです。この木も絶滅危惧種に指定されており、大切に保護されているようです。大学の農学部の構内には約10本くらいが植えられていました。5月頃に葉と種を撮影して掲載します。お楽しみに!
モクレン科モクレン属の落葉低木でわが国固有の種のようです。写真は近くの街路樹として植えられているものを撮影しました。花の色は白やピンクなど各種あるようです。花びらは数が多いのが特色です。近所の街路樹として植えられている花は美味しいのか鳥が食べています。シデコブシの自生地は東濃地域などわが国でも限定された地域のようで、絶滅危惧種に指定されてその保護に努力されているようです。岐阜県森林研究所のHPに詳しく書かれていました。(http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/forest/rd/ikurin/0204gr.html)