鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

2007年演劇総括の総括

2007-12-19 20:34:36 | Weblog
演劇総括の第三章。これで、最後です。

年間歌舞伎を含めて15公演。Live・コンサートが年末予定分を含めると、5 stage ってことで、結構出かけた感じのする2007年でした(ってまだ、終わっていないし、観ていないstageも含まれていますが・・・)。

通年ですと、歌舞伎は、年に1回がいいところだったのに、今年は、3回っていうのも多かったですね。歌舞伎座の雰囲気は、大好きなんで、興味のある演目なら、観にいっちゃうってことですね。

あと音楽絡みのstageも多かったのが今年の特徴と言えるかもしれません。
それにともない、小劇場系が減っているかな・・・という気もしています。

特筆すべきは、行きたい演目のチケットが、取れなかったということも多々ありました。
数年前迄は、ほとんど、Get出来ていたのに、そろそろ時代の変換期を感じてのことかもしれません。オークションなんかで、高値を目論む方も多くなっているせいでしょうか?
そんな背景から、先行抽選販売方式も多くなってきましたね。
クジ運の悪いワタクシなんか、ど~したらいいのぉ~・・・!!!!!状態です。
演劇ファンが、正統な値段で、好きなお芝居を観られる時代の終焉を告げているのでしょうか?

さて、前夜の記述になりますが、『すけだち』の宮川大輔さん・・・よくよく考えれば、たしか2年くらい前、紀伊国屋サザンシアターでの『Wings of God』で、今井雅之さんと一緒に自転車漕いでた方だと、今頃になって気がつきました。
『Wings of God』も初演から、20年くらい経って、situationも昔とは違ってきていて、携帯電話とか、小道具も変化していての演出となっていました。
ずっと上演されつづけているので、最初のsituationと上演時点での時代感覚とは、随分ズレも出てきているし、その辺が、Long run作品の難しいところなのかもしれません。

さて、『すけだち』ですが、・・・かなりインパクトのあった方だったのに、つい忘れてしまったのですが、あの大食い女王のギャル・曽根ちゃんもメイドさんの役で、出ていて、宮川大輔さんとの絡みでは、音がでるくらい頭を叩かれていて、ちょいと気の毒でした。あれだけ食べる方なのに、折れそうなくらい細い。
とても可愛らしいタレントさんなので、驚いてしまいました。エンタメの才能もありそうです。

月並みですが、2007年度ベスト3なんか考えてみました。

第一位  劇団☆新感線:朧の森に棲む鬼
第二位  歌舞伎:十二夜
第三位  国盗人
同率三位 歌舞伎:怪談牡丹燈籠

たぶん、まだまだ、書き忘れていることも多いのですが、総括の総括・・・このへんで、一応の終了を致します。