鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

赤と黒~ファッションで表現するスタンダール?

2009-10-11 21:01:23 | Weblog
よく晴れた休日。

昨日は、どんよりと曇りがちの中、赤坂RED THATERで、上演中の『赤と黒』を観劇に。
帰りが、24時をまわってしまい、車の社外温度計は、13℃。
ジャケットを着ていって大正解。地元では、あの時間(深夜)に半袖で自転車に乗っていた方もいたけど、風邪ひかなかったかな?

そいでもって、久々の劇評。
この劇場は、初めて訪れる劇場ですが、駅から近くて、1本道でわかり易いところにある劇場でした。
東京グランベルホテルの地下にありました。

劇場でもらったチラシに、演出家・赤澤ムックさんの舞台の解説コメントが書いてあって、読んでみると、
『ああ・・・それで・・・。』
という舞台でした。

主人公ジュリアン・ソレル(木村了さん)の野望の実現を、段階をふんで、衣装で表現。
ファッション・ショーの舞台裏を連想させる(舞台裏って見たことないので、あくまでも連想・・・)構成。
他の俳優さん達もモデル・ウォークで、(かなり狭い)舞台を闊歩されておりました。

綺麗で、お若い俳優さん(申し訳ないのですが、木村了さん以外、お名前を存じ上げなかったのですが)の出演で、ファッション・モデルを絡ませた構成だったから、スタイルも抜群の方ばかり。

美形で、頭脳も抜群なのに、平民に生まれたというだけで、出世の道が閉ざされてしまったジュリアンを演じる木村了さん。
まだ21歳ですってね。お若い。綺麗なヴィジュアルとスレンダーでスタイリッシュなヴィジュアルをお持ちの俳優さんだということは、今年3月に、ご近所の赤坂ACTシアターで、上演された『蜉蝣峠』でリサーチ済み・・・ってことでしたので、今回、この演目で主演ということで、拝見させていただきました。

前半、飛ばしすぎか・・・。
最前列で見ていたせいか、綺麗なお顔が汗まみれ。流れ落ちる汗が、邪魔そうでした・・・。
開演前に少し、汗出しておくと、あれ程、汗まみれには、ならないと聞いていますが、昨日は土曜日で、マチネ(昼公演)もあったりで、調整が上手くいかなかったのかな・・・。
それで、少し減点ですが、お年の割には、お上手な俳優さんで、今後が楽しみな方ですね。
特に、ラスト。
サテンっぽい光沢のあるゆったりとした白いシャツが、抜群に似合っておりました。
ロック・テイストの神父服(黒)もワイルドで格好よかったけれど。
もともとノーブルなお顔立ちだし、貴族系の役の方がお似合いか・・・???
1メートル前後の至近距離で拝見させていただきましたが、睫の長さがハンパじゃない。
美男の条件を兼ね備えていらっしゃいます。

本日、千秋楽だそうです。

明日に続きます。