よく晴れて清んだ青空。
昨日のつづき。
シェイクスピアの作品の中で、一番好きなのがこの『十二夜』。
今年も新橋演舞場で、歌舞伎ヴァージョンの『十二夜』の上演が記憶に新しいところですが、これは、2年前の夏、歌舞伎座で見ちゃったので、今年はパス。
同じ作品でも、演出家さんや役者さんによって、いろいろヴァリエーションが楽しめるのも、シェイクスピアの作品が、上質で、洗練されて、既に完成されたものであるからでしょう。
誰が演出しても、シェイクスピアとして楽しめるから。
シェイクスピアの時代は、女優という職業は、無かったと聞きますので、女性の役は、少年か、線の細い男性が演じていたのでしょう。
スタジオライフには、ぴったりというところでしょうか?
歌舞伎ヴァージョンも凄くよかったけれど。
でも、この作品・・・。
上演が相当難しい・・・。
ヴァイオラとセバスチャンの双子の兄妹をひとり二役で演じるとなると、ラストのタネあかしで、どうしても、顔・姿かたちが同じような役者をもうひとり、立てなければならないし、兄妹をそれぞれ別の役者で演じるなら、顔・形・姿の似通ったふたりの役者をキャスティングしないといけない・・・。
(比較的、出番の少ないセバスチャンを徹底的に、後姿しか見せないという演出方法もあるかと思いましたが・・・スタジオライフのお客さんは、綺麗な男優さんを見たい訳だから、それは出来ないだろうし・・・)
・・・同じ顔・同じ声・同じ姿・・・・の双子というところが、この物語の重要なアイテムだもんな・・・。
今回のスタジオさん。
この難題をどうクリアするのか・・・。
この劇団唯一の女性演出家・倉田淳さんが、どう演出するのか・・・と楽しみにしておりました。
(既に、配役は決まっておりましたが・・・)
・・・どうもしませんでした。
同じ衣装を身につけさせるといった一種の記号化で、観客に納得してもらう・・・という手法でしたね。
今回前から17列目センターという位置だったので、顔の違いは、オペラグラスがなければ、矛盾は、なかったし、美しければそれでいい・・・というスタジオライフの観客との暗黙の了解があるのでしょう。
明日に続きます。
昨日のつづき。
シェイクスピアの作品の中で、一番好きなのがこの『十二夜』。
今年も新橋演舞場で、歌舞伎ヴァージョンの『十二夜』の上演が記憶に新しいところですが、これは、2年前の夏、歌舞伎座で見ちゃったので、今年はパス。
同じ作品でも、演出家さんや役者さんによって、いろいろヴァリエーションが楽しめるのも、シェイクスピアの作品が、上質で、洗練されて、既に完成されたものであるからでしょう。
誰が演出しても、シェイクスピアとして楽しめるから。
シェイクスピアの時代は、女優という職業は、無かったと聞きますので、女性の役は、少年か、線の細い男性が演じていたのでしょう。
スタジオライフには、ぴったりというところでしょうか?
歌舞伎ヴァージョンも凄くよかったけれど。
でも、この作品・・・。
上演が相当難しい・・・。
ヴァイオラとセバスチャンの双子の兄妹をひとり二役で演じるとなると、ラストのタネあかしで、どうしても、顔・姿かたちが同じような役者をもうひとり、立てなければならないし、兄妹をそれぞれ別の役者で演じるなら、顔・形・姿の似通ったふたりの役者をキャスティングしないといけない・・・。
(比較的、出番の少ないセバスチャンを徹底的に、後姿しか見せないという演出方法もあるかと思いましたが・・・スタジオライフのお客さんは、綺麗な男優さんを見たい訳だから、それは出来ないだろうし・・・)
・・・同じ顔・同じ声・同じ姿・・・・の双子というところが、この物語の重要なアイテムだもんな・・・。
今回のスタジオさん。
この難題をどうクリアするのか・・・。
この劇団唯一の女性演出家・倉田淳さんが、どう演出するのか・・・と楽しみにしておりました。
(既に、配役は決まっておりましたが・・・)
・・・どうもしませんでした。
同じ衣装を身につけさせるといった一種の記号化で、観客に納得してもらう・・・という手法でしたね。
今回前から17列目センターという位置だったので、顔の違いは、オペラグラスがなければ、矛盾は、なかったし、美しければそれでいい・・・というスタジオライフの観客との暗黙の了解があるのでしょう。
明日に続きます。