初冬を連想させるような灰色の曇り空。雨もパラパラ・・・。
・・・昨日の続きです。
これは、もう・・・サジ役の堺雅人さんの独壇場でしょうか?
爽やかな笑みを湛えながら、飛頭蛮(上川隆也さん)を挑発し、唆し、そして、人を殺戮していくあくまで、爽やかな美貌を湛えながら、3時間・・・ほとんど顔面から、笑みを絶やさなかった堺さん。
殺陣のシーンでも微笑んでいた・・・これは、だいぶ苦しかったではないでしょうか・・・。
このひとのはりついたような笑顔が、このドラマの主題でしょう・・・たぶん。
この世の中に楽しい事なんてなにひとつないとわかったときのような笑顔(表現・・・ちょっと違うかもしれませんが・・・)と、少しお痩せになられた?蓬莱大王役・右近健一さんにそう言わせたシナリオ・・・。
そう・・・。世の中に楽しいことなんかひとつもない・・・とわかってしまった哀しみの笑顔ですね。
このサジ役・・・たぶん、すごく難しい役だと思います。
ひとのこころがないのに、心には、無限大の闇を抱えているようで・・・。
それを、あの爽やかな、しかも張り付いたような笑顔で演じきる・・・。
殺人を生業にしてきたローラン一族に生まれ、殺人以外なにひとつ教えられなかったローランの悪魔・・・
もう、堺雅人さんしか、演じられないでしょう。左腕を後手にして、右腕だけの殺陣もなかなか効果的でした。外見は、優しいのに、殺人鬼という『外面如菩薩内面夜叉』。お見事でした。
同じローラン族の刀衣役・早乙女太一さんとの真っ向勝負でも、引いていなかったですしね。
でも、殺陣に関しては、早乙女さんの技量には、及ばなかったようですが、ジャンルが違うからな・・・。
殺陣の上手さ、見せ方の上手さは、早乙女さんが、群を抜いていたようです。
舞を舞う様な美しい動き。
あの若さで、あれだけ見せる技量はさすがのひとこと。
どちらかというと女性的な美しさをもつ堺さんと早乙女さんの殺陣シーンをもっと見てみたかったけれど、その後の展開で、上川さんとも一戦まじえなければならない堺さんにとっては、ここは、体力勝負といったところでしょうか・・・。ラストに向けて少しでも体力を温存したいところでしょう。
この殺陣をみるだけでも価値がありますよ。
堺さん、早乙女さんと線の細い役者さんを両脇に添えて、かなり贅沢な布陣。
このお二人、アルコールで消毒したような清潔な美しさを湛えていて、特に、二十代の堺さんは、ほんとに爽やかだった・・・(今でも充分、爽やかだけど)。
東京オレンジの頃から、拝見させていただいているけれど、天使役とか、ゲイの青年なんて役がピッタリ来る方ですが、なんか、ほんとに不思議なオーラを纏われるようになりましたね・・・。
(明日につづきます)
・・・昨日の続きです。
これは、もう・・・サジ役の堺雅人さんの独壇場でしょうか?
爽やかな笑みを湛えながら、飛頭蛮(上川隆也さん)を挑発し、唆し、そして、人を殺戮していくあくまで、爽やかな美貌を湛えながら、3時間・・・ほとんど顔面から、笑みを絶やさなかった堺さん。
殺陣のシーンでも微笑んでいた・・・これは、だいぶ苦しかったではないでしょうか・・・。
このひとのはりついたような笑顔が、このドラマの主題でしょう・・・たぶん。
この世の中に楽しい事なんてなにひとつないとわかったときのような笑顔(表現・・・ちょっと違うかもしれませんが・・・)と、少しお痩せになられた?蓬莱大王役・右近健一さんにそう言わせたシナリオ・・・。
そう・・・。世の中に楽しいことなんかひとつもない・・・とわかってしまった哀しみの笑顔ですね。
このサジ役・・・たぶん、すごく難しい役だと思います。
ひとのこころがないのに、心には、無限大の闇を抱えているようで・・・。
それを、あの爽やかな、しかも張り付いたような笑顔で演じきる・・・。
殺人を生業にしてきたローラン一族に生まれ、殺人以外なにひとつ教えられなかったローランの悪魔・・・
もう、堺雅人さんしか、演じられないでしょう。左腕を後手にして、右腕だけの殺陣もなかなか効果的でした。外見は、優しいのに、殺人鬼という『外面如菩薩内面夜叉』。お見事でした。
同じローラン族の刀衣役・早乙女太一さんとの真っ向勝負でも、引いていなかったですしね。
でも、殺陣に関しては、早乙女さんの技量には、及ばなかったようですが、ジャンルが違うからな・・・。
殺陣の上手さ、見せ方の上手さは、早乙女さんが、群を抜いていたようです。
舞を舞う様な美しい動き。
あの若さで、あれだけ見せる技量はさすがのひとこと。
どちらかというと女性的な美しさをもつ堺さんと早乙女さんの殺陣シーンをもっと見てみたかったけれど、その後の展開で、上川さんとも一戦まじえなければならない堺さんにとっては、ここは、体力勝負といったところでしょうか・・・。ラストに向けて少しでも体力を温存したいところでしょう。
この殺陣をみるだけでも価値がありますよ。
堺さん、早乙女さんと線の細い役者さんを両脇に添えて、かなり贅沢な布陣。
このお二人、アルコールで消毒したような清潔な美しさを湛えていて、特に、二十代の堺さんは、ほんとに爽やかだった・・・(今でも充分、爽やかだけど)。
東京オレンジの頃から、拝見させていただいているけれど、天使役とか、ゲイの青年なんて役がピッタリ来る方ですが、なんか、ほんとに不思議なオーラを纏われるようになりましたね・・・。
(明日につづきます)